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VRゲーム・アプリ 2024.02.28

絶対遊んでおきたい! 傑作VRゲーム25選【2024年版】

Meta Quest 3、PICO4、PSVR2など、以前にもまして遊べるVRデバイスが増加しています。VRゲームもFPSやリズムゲーム、アクション、パズルなど、各ジャンルで名作・傑作が次々と誕生しています。

しかし種類が豊富になった分、どれから遊んでいいか迷ってしまうはず。そこで今回は、MoguLiveが厳選した今遊んでおきたいVRゲームをピックアップします。

目次

・Beat Saber
・Horizon Call of the Mountain
・Sushi Ben
・Vertigo 2
・パワーウォッシュシミュレーターVR
・もっと! ねこあつめ
・サンバDEアミーゴ:バーチャルパーティー
・バイオハザードシリーズ
・グランツーリスモ7
・Gorilla Tag
・I Expect You to Dieシリーズ
・Eleven Table Tennis
・The Room VR: A Dark Matter
・Pistol Whip
・Real VR Fishing
・Rez Infinite / TETRIS EFFECT
・Puzzling Places
・Half-Life: Alyx
・A Fisherman’s Tale / Another Fisherman’s Tale
・クロノスシリーズ
・オノゴロ物語 ~The Tale of Onogoro~
・BONELAB
・Among Us VR
・RUINSMAGUS ~ルインズメイガス~
・Mossシリーズ

Beat Saber

VRゲームの代表格といっても過言ではないほど、高い人気とコンテンツ量を誇るリズムアクションゲームです。VRゲームでは初めて売り上げ100万本を突破した記念碑的作品であり、今なおランキング上位で売れ続ける定番タイトルでもあります。

音楽に合わせて、画面奥から迫るブロックを光る剣でひたすら斬っていくシンプルなゲームですが、一度始めると辞め時がわからないほどの中毒性を秘めています。難易度はEasyからExpert+まであり、VRを始めたばかりの初心者から徹底的にやり込みたい上級者まで楽しめる、懐の深さも魅力です。

精力的な無料アップデート(楽曲追加)が行われており、DLCではレディ・ガガやクイーンといった著名アーティストの楽曲も楽しめます。また、最大5人で遊べるマルチプレイモードが追加。Quest 3は最大120Hzまで対応しています。

またMODコミュニティが充実しており、様々な楽曲にユーザー制作の譜面(ビートマップ)を組み合わせたものが専用サイトで公開されています。ダウンロードすれば好みの曲をプレイできます。加えて、曲のURLを入れるとAIが譜面作りをしてくれるツール「Beat Sage」もリリースされています。

タイトル Beat Saber
プレイ人数 1人~5人
日本語 対応
対応ヘッドセット Meta Quest、PlayStation VR2、Steam対応VRヘッドセット
価格(税込) 2,990円(Meta)、3,278円(PS)、3,400円(Steam

Horizon Call of the Mountain

「Horizon Call of the Mountain」は、人気ゲームシリーズ「Horizon」のVR版で、機械獣がかっぽする世界観を再現しています。主人公は元シャドウ・カージャの戦士「レイアス」。クライミングと弓の達人で、サン王国を襲う脅威を調査しています。

「Horizon」シリーズのグラフィックの美しさはVRでも健在。巨大な機械獣「トールネック」が頭上を通るときは、PSVR2のヘッドセットの振動で、その存在感を感じ取れました。崖を登っていくクライミング要素もあり、緊張感を越えた先には雄大な眺めを体験できます。

機械獣との戦闘も本作の醍醐味。弓を背中から取り出し、矢をもう片方の手で背中からとって、つがえて打つ動作は、振動機能により触覚が非常にリアル。攻撃のパターンを読んで左右の移動で回避しつつ、敵の装甲を剥がして弱点を攻撃するなど、エキサイティングな戦いが楽しめます。

タイトル Horizon Call of the Mountain
プレイ人数 1人
日本語 対応
対応ヘッドセット PlayStation VR2
価格(税込) 7,980円(PS

Sushi Ben

「Sushi Ben」は、 海辺の街で地上げにあっている寿司屋を救うために、プレイヤーが便利屋となって街を駆け回るADVです。コメディタッチのアニメ調で、シナリオを「はーとふる彼氏」の玻都もあ氏が担当し、豪華声優陣による日本語吹き替えしています。

新しいキャラが登場すると赤い書き文字でドドン! と名前が出たり、「飛び出すマンガ」のようなコマ表示が出たりと、見ていて飽きさせない作りとなっています。登場キャラたちもスパッツ元気っ子に筋肉ムキムキの女漁師さん、昆虫食にハマってるゆるキャン美少女に、病弱で人付き合いが悪くて浮世離れした神主さんなどなどバラエティ豊か。

ゲームは朝起きる、街を回って困ってる住民を助ける、その過程でミニゲームに挑む、解決して寿司屋に誘う流れを繰り返す1本道の構成。1回のイベントがコンパクトにまとまっており、30分アニメを続けて見るようなテンポ良さが魅力です。

タイトル Sushi Ben
プレイ人数 1人
日本語 対応
対応ヘッドセット Meta Quest、Steam対応VRヘッドセット
価格(税込) 2,490円(Meta)、未定(Steam

Vertigo 2

「Vertigo 2」は研究所の実験事故に巻き込まれて異次元に転送された主人公が家に帰るため、研究所から道行く先々のエイリアンやアンドロイドと戦うVR専用のアクションアドベンチャーゲームです。弱冠22歳(2023年時点)の個人開発者が6年かけて制作した意欲作で、Steamでは「圧倒的な好評」を獲得しました。

銃器で敵を迎撃しながらエリアを探索し、パズルを解いたり武器を収集したりカスタマイズさせたりする古典的な一人プレイのFPSですが、本作はシューターとしてのシチュエーションが多様かつ大ボリュームなのが特徴です。クリアまで10時間、全18チャプターで構成されています。

前作はHalf-Lifeのパロディ的な作品でしたが、2では異世界の大自然でケンタウロスの弓兵に襲われ、ジャングルに生える巨大なキノコ群の上をジャンプ台で飛び跳ね、原住民の秘宝を盗んだことで追い回され、ボートを運転しながら他のボートと撃ち合い、巨大クジラの体内で巨大な寄生虫を駆除するといった奇想天外なシチュエーションがずらり。サンドボックスのDLCも開発中です。

タイトル Vertigo 2
プレイ人数 1人
日本語 対応
対応ヘッドセット PlayStation VR2、Steam対応VRヘッドセット
価格(税込) 4,620円(PS)、3,400円(Steam

パワーウォッシュシミュレーターVR

「パワーウォッシュシミュレーターVR」は、高圧洗浄で街中の汚れを洗い流すゲームで好評を博した「パワーウォッシュシミュレーター」のVR版です。VR版では「高圧洗浄機で色々なものを洗う」要素はそのまま、実際に両手に高圧洗浄機を持って、あちこち歩き回りながら作業できるようになりました。

シンプルながらも高い中毒性をVR版でも継承しつつ、体感操作の導入によってお掃除の現実味がパワーアップ。汚れていた対象が少しずつ綺麗になっていく過程も間近で見られるようになり、すべての仕事をやり終えた後の達成感も格別なものになっています。

シングルプレイ専用の「キャリアモード」のほか、オンラインで繋がったフレンドと協力してお掃除に取り組む協力型マルチプレイも健在です。

タイトル パワーウォッシュシミュレーターVR
プレイ人数 1人~マルチプレイ
日本語 対応
対応ヘッドセット Meta Quest
価格(税込) 2,970円(Meta

もっと! ねこあつめ

「もっと! ねこあつめ」は、スマートフォンでブームを起こした「ねこあつめ」のVR版です。餌とグッズを置くと庭先にねこがわらわらとやってくるので、集まったねこたちとのさまざまな交流を楽しめます。基本はスマホ版と同じく放置ゲーで、ねこからもらったにぼしを集めてグッズと交換していきます。

ねこは眺めるだけでなく、直接触れ合うことだってできます。撫でるとごろごろ鳴きながらお腹を見せ、両手で抱えて抱っこすることも。猫じゃらしを取り出して振ると、猫パンチも繰り出してくれます。ただただ可愛くて癒やされること間違いなし。

MRモードも用意され、猫用ドアやエサなどを空間内に配置すると、現実空間にねこを呼び出せます。ペットを飼えない環境の方も、心ゆくまでねこと遊べるでしょう。

タイトル もっと! ねこあつめ
プレイ人数 1人
日本語 対応
対応ヘッドセット Meta Quest
価格(税込) 2,208円(Meta

サンバDEアミーゴ:バーチャルパーティー

「サンバDEアミーゴ:バーチャルパーティー」は、セガの往年の名作「サンバDEアミーゴ」の最新作をVR化した作品です。40曲以上の世界で人気のヒットソングを収録し、両手にマラカスを持って、リズムよくシェイクして、コンボを繋いでいくシンプルなリズムゲームになっています。

とにかく演出がド派手で、目まぐるしくバーチャルの景色が変わっていき、キラキラとした光が見える様子は、VRChatの「パーティクルライブ」を連想させます。陽気な世界観が気分を盛り上げ、クリアしたときの爽快感を高めてくれるでしょう。

「MR マルチバース」では驚きの演出が出現。現実の壁を破壊して、大きなUFOや人型の物体が突撃してきたり、周囲が突然バーチャルの街並みに変化したりと、空間全体がド派手にどんどん変化していきます。

タイトル サンバDEアミーゴ:バーチャルパーティー
プレイ人数 1人~マルチプレイ
日本語 対応
対応ヘッドセット Meta Quest
価格(税込) 3,990円(Meta

バイオハザードシリーズ

バイオハザードシリーズでは、「バイオハザード ヴィレッジ」と「バイオハザード RE:4」がPlayStation VR2に対応し、ストーリー全編をVR視点で楽しめます。それぞれPS5版本編を持っていれば無料DLCで遊ぶことができ、ハプティックフィードバックにも対応しています。

「バイオハザード ヴィレッジ」では、本編でも印象的だったドミトレスク城やドミトレスク夫人も再現。身長290cmの巨体に見下され、夫人に手の血を吸われる感覚はVRならでは。ゲームの世界にそのまま入る体験に、非常に近づくことができたと言えます。

一方「バイオハザード RE:4」では、シリーズ屈指の人気主人公「レオン・S・ケネディ」となって戦います。4の象徴とも言えるナイフアクションも直感的に楽しめるほか、銃を構えながらナイフを使うことも可能となっています。

タイトル ・バイオハザード ヴィレッジ
・バイオハザード RE:4
プレイ人数 1人
日本語 対応
対応ヘッドセット PlayStation VR2
価格(税込) ・バイオハザード ヴィレッジ:4,990円(PS
・バイオハザード RE:4:4,990円(PS
備考 ※価格は共に本編。VRモードのDLCは無料。
※他プラットフォームは現時点でVRモードなし。

グランツーリスモ7

「グランツーリスモ7」は、アップデートによりVRモードが追加。オンラインレースを含む、ほぼすべてのレースと各種ゲームモードがPSVR2で遊べます。グラフィックが美しいだけでなく、映像のフレームレートが安定しており、高い没入感を楽しめる作りです。

VRを使って実際に主観視点でプレイすると、これまで映らなかった建物や人工物などの、画面全体の情報量の変化が大きく感じられます。さらにハプティクス機能により、例えばスピードを出した状態で壁にぶつかると、PSVR2が振動して実際に衝撃が来るような体験ができました。

また、「VR ショールーム」では、さまざまなロケーションやライティングで、超高精細なカーモデルを堪能できます。競争車から一般車まで幅広く収録され、車を見るだけでも満足感がある仕上がりです。

タイトル グランツーリスモ7
プレイ人数 1人
日本語 対応
対応ヘッドセット PlayStation VR2
価格(税込) 8,690円(PS
備考 ※価格は本編。VRモードへのアップデートは無料。

Gorilla Tag

「Gorilla Tag」は、マルチプレイのVRゴリラ鬼ごっこゲームです。Steamの早期アクセスやApp Labなどでリリースされましたが、2022年初頭には累計プレイヤー数が450万人に到達。さらにApp Labでの収益が2023年1月時点で約33億円となり、Meta Quest公式アプリに昇格しました。

本作でプレイヤーは脚のないゴリラとなり、地面を前のめりに引っかき、前進するゴリラらしさ全開のプレイが楽しめます。ローポリゴン調の独特なグラフィックとシンプルながらも白熱必至の駆け引きも好評です。

ゲームルールもシンプルな鬼ごっこのほか、ペイントボールを備えたスリングショットを用い、相手との戦闘を繰り広げるといった特殊なものも用意。SteamとQuestのクロスプレイも楽しめます。

タイトル Gorilla Tag
プレイ人数 3~4人
日本語 非対応
対応ヘッドセット Meta Quest、Steam対応VRヘッドセット
価格(税込) 無料(Meta)、2,300円(Steam

I Expect You to Dieシリーズ

「I Expect You to Die」は、初期の映画007シリーズ(特にタイトル名の出展元である「007 ゴールドフィンガー」)に強い影響を受けたVR脱出ゲーム。2016年にリリース以降徐々に販路を拡大し、2020年にはQuest版だけでも200万ドルの収益を得るほどヒットしました。

プレイヤーは念動力(テレキネシス)を宿す特殊チップを埋め込まれたスパイとなり、絶体絶命のピンチをくぐり抜けていきます。舞台となるのは爆弾の仕掛けられた車内や怪しい洋館の一室で、60〜70年代風の世界観と音楽、念動力で道具、銃火器を引き寄せて打開策を探っていきます。

続編となる「I Expect You to Die 2」「I Expect You to Die 3: 機械の中の歯車」もリリースされ、それぞれ日本語に対応。さらに、3作がセットになった「『I Expect You To Die』トリロジーバンドル」も発売されています。

タイトル ・I Expect You to Die
・I Expect You to Die 2
・I Expect You to Die 3: 機械の中の歯車
プレイ人数 1人
日本語 対応
対応ヘッドセット Meta Quest、Steam対応VRヘッドセット
価格(税込) ・I Expect You to Die:2,490円(Meta)、2,480円(Steam
・I Expect You to Die 2:2,490円(Meta)、 2,570円(Steam
・I Expect You to Die 3:2,490円(Meta)、2,800円(Steam

Eleven Table Tennis

VR卓球ゲーム「Eleven Table Tennis」は、現実と同じような物理シミュレーションが取り入れられている卓球ゲームです。オンラインマルチプレイで対戦したり、AIと試合したりでき、シンプルながら高い評価を獲得しています。

Meta Quest 2が発売された2020年10月頃からユーザーによる試合数が増加しており、2021年には100万試合に到達しています。

また、テレビ東京では「世界卓球2024」に合わせて実施される「卓球VR」にEleven Table Tennisを採用。元オリンピック選手の水谷隼さんへの挑戦権を賭けた対戦で使われ、日向坂46のメンバーや日本代表の張本選手や戸上選手もプレイしました。

タイトル Eleven Table Tennis
プレイ人数 1人~2人
日本語 対応
対応ヘッドセット Meta Quest、PICO、Steam対応VRヘッドセット
価格(税込) 2,990円(MetaPICO)、3,400円(Steam

The Room VR: A Dark Matter

スマホアプリとして発売され、数々の賞を受賞したゲーム「The Room(日本版:脱出ゲーム:ザ∙ルーム)」をVR向け新作タイトル。1908年のイギリス・ロンドンを舞台に、謎の失踪を遂げた考古学者の行方を追う摩訶不思議なストーリーが展開されます。

本作は「さわって感じる」ことに重点を置かれたゲームで、レバーやスイッチなどの仕掛けを手で掴んだり、引っ張ったりしながらパズルを解き明かしていきます。難易度も絶妙で、何かしら触っていれば解法が見えてくるバランスにまとまっており、“グリグリ”な操作感が見事にマッチしているのが魅力です。

グラフィックもまるで本当に仕掛けがそこにあるかのような実在感があり、時にパズルを解くことでゾッとするアイテムが手に入る場面も。「The Room」シリーズ定番のアイテム「アイピース」を使うパズルも健在です。

タイトル The Room VR: A Dark Matter
プレイ人数 1人
日本語 対応
対応ヘッドセット Meta Quest、PICO、Steam対応VRヘッドセット
価格(税込) 2,990円(MetaPICO)、3,400円(Steam

Pistol Whip

アップテンポな音楽に合わせて、敵を倒していくリズム×シューティングVRゲームで、ガンシューティング版「Beat Saber」とも言えるタイトルです。アクション映画の主人公の気分を味わえる、爽快なゲームプレイが特徴となっています。

各ステージでは、次々と現れるターゲットを音楽のリズムに乗りながら撃ってハイスコアを狙います。EDM系のBGMの中、無双するかのように敵を狙撃していくのはかなりの快感。さらに“2丁拳銃”モードで遊べば、慣れないプレイヤーでも安定してプレイできます。

また、ストーリーモードがアップデートで追加。武装蜂起した殺人ロボットの軍勢を撃退していく「Pistol Whip 2089」や西部劇がテーマの「Pistol Whip: Smoke & Thunder」が登場しました。さらに、プレイヤーオリジナルのステージを作成できる「Pistol Mix」も提供されています。

タイトル Pistol Whip
プレイ人数 1人
日本語 対応
対応ヘッドセット Meta Quest、PlayStation VR2、PICO、Steam対応VRヘッドセット
価格(税込) 2,990円(MetaPICO)、3,850円(PS)、3,400円(Steam

Real VR Fishing

「Real VR Fishing」は、VR釣りゲームの定番タイトルです。渓流ではラージマウス・バス、ニジマス、海ではマダイ、カジキマグロなど、様々なステージに生息する魚たちを釣り上げていきます。ゲーム中にSpotifyで音楽を聴いたり、YouTubeの動画を見たりする“ながらプレイ”にも対応しています。

さらにアップデートでは、最大4人までのプレイヤーが参加可能なオンラインマルチプレイヤーモードが新たに追加されました。フレンド同士やランダムでマッチングでき、ボイスチャット機能で雑談を楽しめます。

DLCでは富士山や波勝崎など日本を舞台とした「Japan DLC Part 1」「Japan DLC Part 2」を展開。無料アップデートでも洞爺湖が追加されました。

タイトル Real VR Fishing
プレイ人数 1人~4人
日本語 対応
対応ヘッドセット Meta Quest、PICO、Steam対応VRヘッドセット
価格(税込) 2,208円(MetaPICO)、未定(Steam

Rez Infinite / TETRIS EFFECT

「Rez Infinite」は2001年に発売されたシューティングゲーム「Rez」のリメイク作品。オリジナル版の特徴であるワイヤーフレームによる抽象的なアートワークを引き継いだ本作は、音楽や映像、リズム、コントローラーの振動が混ざり合う“共感覚(シナスタジア)”の体験の実現を目指して作られています。

さらに新ステージとして登場した「Area X」では、プレイヤーが空間を自由自在に動き回ることが可能に。圧倒的な音と光の洪水は、これまでプレイしたライターからは「言葉が見つからない」「思わず息を呑む」と評価され、一度プレイしたら脳裏に焼き付くほどの鮮烈な体験となりました。特にPC版はより高い解像度でプレイ可能で、ビューモードといった新機能も追加されています。

本作を制作したエンハンスはパズルゲーム「テトリス」を再構築した「TETRIS EFFECT(テトリス・エフェクト)」もリリースしています。こちらもテトリミノを組むたびに幻想的なエフェクトと音楽がプレイヤーを包み込む、没入度の高さが特徴です。

タイトル ・Rez Infinite
・TETRIS EFFECT
プレイ人数 1人
日本語 対応
対応ヘッドセット Meta Quest、PlayStation VR2、Steam対応VRヘッドセット
価格(税込) ・Rez Infinite:2,208円(Meta)、3,462円(PS)、2,999円(Steam
・TETRIS EFFECT:2,990円(Meta)、4,499円(PS)、4,500円(Steam

Puzzling Places

「Puzzling Places」は、VR立体ジグソーパズルゲームです。ピースを掴んでVR空間上の一致する場所へとはめ込むことで「タテフ修道院」「ハルウィル博物館」などの実在する建造物などが完成します。

パズルは全部で16問。各ピースには外観のみならず内側も描かれており、完成途上の作品の内部を直接のぞき込みながら、当てはまる場所を探していきます。ピース数は25から400と幅広く、ピースが多いパズルほどサイズも細かく手強い内容となります。

ミニチュアを作り出すワクワク感があるだけでなく、ピースをはめ込むときの「カチッ」という効果音の心地さも大きな魅力のひとつ。VRで直感的にプレイでき、移動による酔いもほとんどないため、気軽に熱中できるタイトルとなっています。

タイトル Puzzling Places(パズリングプレイス)
プレイ人数 1人
日本語 対応
対応ヘッドセット Meta Quest、PlayStation VR2、PICO
価格(税込) 1,958円(Meta)、2,860円(PS)、1,490円(PICO

Half-Life: Alyx

2020年3月にValveから発売されたPC向けのVRFPS。人気FPS「Half-Life」シリーズの最新作です。「Half-Life 2」本編の数年前を舞台に、同作のヒロイン、アリックスとして、エイリアン「コンバイン」と戦います。

VRゲーム最高峰のグラフィックもさることながら、広大でありながら迷いにくいフィールド、目の前のオブジェクトを引き寄せるグラビティグローブ「ラッセルズ」など、遊びやすさからギミックに至るまで徹底的に配慮されています。

ユーザーからの評価はVRゲームの中でも抜きん出て高く、Steamアワード2020 VRゲームオブザイヤーに選出。総レビュー数は「Beat Saber」を超える75,000以上(2024年2月時点)となっており、発売後にはVRヘッドセット使用率の増加にも貢献しました。

ただしグロテスクなシーンも散見されるので、苦手な方は注意が必要です。

タイトル Half-Life: Alyx
プレイ人数 1人
日本語 対応(音声は英語)
対応ヘッドセット Steam対応VRヘッドセット
価格(税込) 6,500円(Steam

A Fisherman’s Tale / Another Fisherman’s Tale

「A Fisherman’s Tale」は、マトリョーシカのように入れ子となった空間でゲームを進めていく、一風変わったVRパズルアドベンチャーゲームです。「VR Awards 2019」でVRゲーム・オブ・ザ・イヤーを受賞するなど、高い評価を受けています。

主人公は漁師の人形ボブ。手元には自分のいる部屋のミニチュアがあり、ミニチュアを動かすと自分の目の前のオブジェクトも同じように動き、これらを駆使してパズルを解いていきます。他にも、ミニチュアに入れた物がビックサイズになって現れるなど、ギミックがかなりユニーク。ストーリーテリングも完成度が高く、パズルを触りながら深いテーマを体験できます。

続編の「Another Fisherman’s Tale」では、入れ子構造の空間から一転。模型ごとに設けられた不思議な世界を巡りつつ、行く手を阻むパズルを解いたり、時には高い壁を登るなどのアクションゲーム風の展開が繰り広げられます。

タイトル ・A Fisherman’s Tale
・Another Fisherman’s Tale
プレイ人数 1人
日本語 ・A Fisherman’s Tale:未対応
・Another Fisherman’s Tale:対応
対応ヘッドセット ・A Fisherman’s Tale:Meta Quest、PlayStation VR2、PICO、Steam対応VRヘッドセット
・Another Fisherman’s Tale:Meta Quest、PlayStation VR2、Steam対応VRヘッドセット
価格(税込) ・A Fisherman’s Tale:1,490円(MetaPICO)、 2,090円(PS)、1,840円(Steam
・Another Fisherman’s Tale:2,593円(Meta)、 2,640円(PSSteam

クロノスシリーズ

MyDearestが手がけるクロノスシリーズは、「東京クロノス」「ALTDEUS: Beyond Chronos(アルトデウス:BC)」「DYSCHRONIA: Chronos Alternate(ディスクロニア:CA)」の3作がリリースされており、シリーズを通してストーリー部分に特に力を入れたVRゲームとなっています。どの作品も10時間超のボリュームを誇ります(ディスクロニア:CAは連作の合計時間)。

「東京クロノス」は、無人の渋谷に閉じ込められた8人の高校生たちが繰り広げる、VRミステリーアドベンチャー。主人公「櫻井鏡介」の視点で物語が進んでいき、マルチエンディングも採用されています。

「アルトデウス:BC」は一転して、主人公「クロエ」として人型都市防衛兵器「マキア」に搭乗し、超巨大生物「メテオラ」と戦う世界観となっています。メテオラとの戦闘ではロボットを自分の手で操縦するなど、テキストを読むことに終始しない構成になっています。

「ディスクロニア:CA」では特別捜査官「ハル・サイオン」となり、犯罪が起きるはずのない海上都市で起こった殺人事件の謎を解き明かしていくゲームです。3部作構成となっており、前作より美しいグラフィックやアクション性のあるパズルといった要素がパワーアップしました。

タイトル ・東京クロノス
・ALTDEUS: Beyond Chronos
・DYSCHRONIA: Chronos Alternate Episode I -偽りの目覚め-
・DYSCHRONIA: Chronos Alternate Episode II -終局の銃弾-
・DYSCHRONIA: Chronos Alternate Episode III -楽園の眠り-
プレイ人数 1人
日本語 対応
対応ヘッドセット Meta Quest、PlayStation VR2※1、PICO、Steam対応VRヘッドセット
価格(税込) ・東京クロノス:3,990円(Meta)、2,990円(PICO)、3,400円(Steam
・アルトデウス:BC:3,990円(Meta)、5,480円(PICOSteam
・ディスクロニア:CA Episode I:2,208円(MetaPICO)、2,970円(PS
・ディスクロニア:CA Episode II:1,490円(MetaPICO)、1,760円(PS)※2
・ディスクロニア:CA Episode III:1,490円(MetaPICO)、1,760円(PS)※2
・ディスクロニア:CA デュアルエディション:未定(Steam
備考 ※1 東京クロノス、ALTDEUS: Beyond Chronosは現時点で初代PSVRのみ対応
※2 DLC・プレイには前エピソードのクリアが必要

オノゴロ物語 ~The Tale of Onogoro~

「オノゴロ物語 ~The Tale of Onogoro~」は大正時代のような異世界を舞台にしたVRアクションアドベンチャーゲームです。プレイヤーはVRヘッドセットを通してこの世界にやってきたゲーマーの主人公になり、巫女の「ハル」と一緒に聖地「オノゴロ島」と国全土に破壊をもたらす大厄災を阻止するための戦いに身を投じていきます。

プレイヤーとともに旅立つハルは足に装着された鎖の影響で自由に動くことができません。そこで、プレイヤーは「陰陽銃」を使ってハルを移動させていく必要があります。ハルと協力しながら、道中の「神籬(ひもろぎ)」というパズルを解いていくことになります。

また、荒ぶる獣のような巨大生物「カミ」との戦闘も用意。ハルとプレイヤーは体力を共有しており、どちらが攻撃を受けても体力が減ります。回復にはハルと両手を繋いで一定時間を経過させる必要があり、ハルとの絆を意識したゲームとなっていました。

タイトル オノゴロ物語 ~The Tale of Onogoro~
プレイ人数 1人
日本語 対応
対応ヘッドセット Meta Quest、PlayStation VR2、PICO、Steam対応VRヘッドセット
価格(税込) 2,990円(MetaPICO)、3,680円(Steam)、3,740円(PS

BONELAB

「BONELAB」は、物理法則を忠実に再現したVRFPSです。過去作「BONEWORKS」と同じ高度な物理演算処理によって実現した緻密な挙動を特長としています。戦闘からパズルまで、”なんでもあり”な戦闘シミュレーションの数々に挑みながら、舞台となる地下研究施設の秘密に迫っていきます。Steamでは2022年の「VR年間ベスト」にも選ばれました。

研究所を進みながらの銃撃戦や、荒れたストリートでの格闘戦、銃座が付いたトロッコに乗っての射的、カートに乗ってのレースなど、1ステージ毎に雰囲気がガラッと変わるアトラクション形式となっています。両手を使って段差をよじ登ったり、ロープを掴んだり、ダッシュからのジャンプで穴を飛び越えたりと、物理演算を使ったアスレチック全開な作りとなっています。

また、カスタムアバターをインポートすれば、好きな外見で遊ぶことができ、MODの導入も可能。動きが激しいため、VR酔いには注意が必要です。

タイトル BONELAB
プレイ人数 1人
日本語 未対応
対応ヘッドセット Meta Quest、Steam対応VRヘッドセット
価格(税込) 3,990円(MetaSteam

Among Us VR

「Among Us VR」は、宇宙人狼ゲームとして大ヒットした「Among Us」のVR版です。プレイヤーは「クルー」と「インポスター」に分かれ、前者はタスクの完了と「インポスター」の排除、後者は「クルー」の全滅を目的としています。販売本数は発売2ヶ月で100万本を突破し、累計試合数は400万回を超えました。

VR版では4人から10人でマルチプレイができ、1人称視点でゲームが進行します。レバーを引いたり、ボタンを押したりと、VR向けにタスクも最適化され、ハイタッチや手を振りあう動作も可能です。

さらに、ミニゲームは以前のものに加え、VR向けの新しいものがプレイ可能に。VRでのクロスプラットフォームに対応しており、他のVRプラットフォームやヘッドセットでも、他のVRユーザーと一緒にプレイできます。

タイトル Among Us VR
プレイ人数 4人~10人
日本語 対応
対応ヘッドセット Meta Quest、PICO、Steam対応VRヘッドセット
価格(税込) 990円(MetaPICO)、1,010円(Steam

RUINSMAGUS ~ルインズメイガス~

「RUINSMAGUS ~ルインズメイガス~」は、様々な魔法と盾アクションを駆使した、VR×魔法×本格派アクションRPGです。「遺跡都市グランアムニス」を舞台に、プレイヤーは新人魔法使いとして、研究機関エニグマの新人研究員アイリスと共に遺跡に秘められた世界の真相とその謎の解明を目指します。

本作のアクションは、左手の盾で身を守り、右手のガントレットから魔法を放つのが特徴で、「ファイアーボール」「サンダードーム」などの魔法を使い分けて戦っていきます。ゲームが進むにつれ新たな魔法も登場。ドラゴンを思わせる巨大ガーディアンとの死闘など、盛り上がる展開が目白押しです。

遺跡探索以外にも「グランアニムス」の街中を散策し、キャラクターたちと交流することもできます。キャラクターたちの会話もフルボイスで展開。25以上のクエストが用意され、さらにDLCでは新ロケーションも用意されます。

タイトル RUINSMAGUS ~ルインズメイガス~
プレイ人数 1人
日本語 対応
対応ヘッドセット Meta Quest、PlayStation VR2、PICO、Steam対応VRヘッドセット
価格(税込) 3,490円(MetaPICO)、2,970円(PS)、3,490円(Steam

Mossシリーズ

「Moss」は、白ネズミのクィルと神話と魔法の世界を旅するVRパズルアドベンチャーです。プレイヤーがクィルを導いて、オブジェクトを動かし、敵と戦いながら物語を進めていきます。

その続編となる「Moss:第2巻(Moss: Book II)」は、前作のエンディング後が舞台で、残酷な「アーケイン」の野望を阻止するためクイルが新たな冒険に出ます。ゲームの式典「The Game Awards 2022」では、「BEST VR/AR」を受賞しました。

3人称視点でゲームを進めていく本作は、青い光が出る場所でギミックにプレイヤーが干渉できます。大きな門を開けたり、水車を止めたり、道を作ったりと、プレイヤーにできることは多め。冒険だけではなく収集要素も取り入れられています。

タイトル ・Moss
・Moss:第2巻(Moss: Book II)
プレイ人数 1人
日本語 対応
対応ヘッドセット Meta Quest、PlayStation VR2、PICO、Steam対応VRヘッドセット
価格(税込) Moss:2,208円(MetaPICO)、2,300円(Steam)、3,080円(PS
Moss:第2巻:2,208円(MetaPICO)、 2,300円(Steam)、2,410円(PS

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