「現実の部屋は一向に片付かないのに、ゲームの中の車や部屋ばかりがキレイになっていく……」でおなじみの「パワーウォッシュシミュレーター」のVR版がついに登場しました! Meta Quest 3でもプレイ可能。日本語にも対応しています。
そもそも「パワーウォッシュシミュレーター」は、高圧洗浄機で様々なものをクリーンにしていくゲームで、黙々と掃除に集中できることから、VTuberやストリーマーにも雑談配信などのお供として、よく遊ばれています。
VR版では「高圧洗浄機で色々なものを洗う」要素はそのまま。実際に両手に高圧洗浄機を持って、あちこち歩き回りながら作業できるので、より「本格のお掃除」が楽しめる内容となっています。今回はMeta Quest 3版をプレイしてみました。
お掃除の時間だ!
きったねぇ車登場! テンション上がるなぁ! これを細かいところまで全部キレイにすればゲームクリアです。片手に持っている高圧洗浄機を車に向けて、トリガーを引くと……。
おお……!!
おおおおおお……!!
おおおおおおお!!
これはいいですね。汚いところときれいな部分の差がはっきりとしていて、ちゃんと「掃除できた」気分になってくる。このツルツルピカピカにしていく感じが、「パワーウォッシュシミュレーター」の醍醐味。き、気持ちいい!!
もちろん、(ボタン操作で)しゃがんだり寝そべったりする操作もでき、タイヤの裏側など届きにくいところもしっかり洗浄できます。
左手をかざせば、現状の車の洗浄度を確かめられます。これで汚れをもらす心配もなし。
高圧洗浄機のノズルを変更して、圧力を変えることもできます。全体的にブワーッと洗浄したいときは、数値の高いノズルを使えばOK。細かいところの作業は、数値の低いものを選ぶと、汚れが落ちやすくなります。ゲームをクリアしていくほど、使える洗浄機の種類やアイテムが増えていき、お掃除の幅がより広がります。
黙々とプレイして思ったのは「あ、これ本当に掃除しているときの気分と一緒だ」ということ。やればやるほど細かいホコリや汚れが落ちていき、購入したての頃の姿が蘇ってくるときの、得も言われぬ高揚感。他のことは気にせず掃除できているときの、世間の束縛から解き放たれたかのような、あの妙な幸福感。「うわ、ここの汚れ妙に落ちにくいな」とイライラとしながらも、それがキレイになったときの達成感。そういったときの気分が完全にVRで再現されています。
「現実の部屋もそれだけ集中して掃除できればいいのにね」という妻の小言は何度か聞こえてきましたが、このゲームのほうが掃除する環境が正しく整えられている(?)ため、掃除の「楽しい部分」だけを楽しめます。
また、VR版は身体を直接動かしているのも大きなポイント。コントローラーを押すだけでは味わえない、独特の「掃除している感」を確かに得られます。
今年は家の年末大掃除をあきらめ、このゲーム一本に集中したいと思います。みなさんもバーチャル空間で掃除した気分になってみませんか?
Meta Quest 3版「パワーウォッシュシミュレーターVR」はこちら(Quest 2,Proでもプレイ可能)。
Steam版はこちら。