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VRゲーム・アプリ 2023.02.06

PSVR2と「グランツーリスモ7」の相性は抜群! より魅力的になった運転体験に大興奮【先行体験】

2月22日、PlayStation VR2(以下、PSVR2)の発売に合わせて、「グランツーリスモ7」をVRモードで遊べる無償アップデートが予定されています。これにより、オンラインを含めてほとんどのゲーム内容をPSVR2で遊べるようになりました。

さらに、新機能「VRショールーム」では、ゲーム内で登場する車を内装まで鑑賞できるようになります。MoguLiveではメディア体験会で、ゲーム本編を先行体験してきました。

これまでとまったく違う“視野”でのレース体験

今回体験したのは「タイムトライアル」と「VRショールーム」の2つです。最初は「タイムトライアル」で、レースに挑戦。PSVR2でのプレイは2人対戦以外ほとんど可能で、体験内では制限なく車やコースを選んで遊べました。

コントローラーに関しては、PS5本体に付属する「DualSense」とハンドルコントローラーが対応しています(※PSVR2に付属する「PlayStation VR2 Sense」は未対応)。今回の体験会ではどちらも体験しましたが、操作には問題なく、従来あるアシスト機能も見やすく快適に遊べました。

一通り体験してみて、映像のFPS(※フレームレート)が安定しており、全体的にVR酔いしにくい仕上がりになっていると思います。画面酔いに関しては個人差がありますが、PSVR2の本体の高いクオリティも含めて、VR初体験のユーザーでも入りやすいと感じました。

VRでレースする上で1番の特徴だと思うのは、視界の情報量が異なることだと思います。例えば、「東京エクスプレスウェイ」という都内のコースをオープンカーで走ると建物が見通せますが、F1マシンで走ると周りが見えなくなります。

これまでも主観視点でプレイすることは可能でしたが、VRを使って実際に主観視点でプレイすると、これまで映らなかった建物や人工物などの、画面全体の情報量の変化が本当に大きいので、ぜひ体験してみてください。


今回は「タイムトライアル」ということで1台のみでしたが、複数台でレースする場合は、競争している車が自分の横に迫ってくるなど、さらなる臨場感を味わえると思います。


PSVR2のハプティクス機能を生かした場面もありました。例えば、スピードを出した状態で壁にぶつかると、PSVR2が振動して実際に衝撃が来るような体験ができます。とはいえ振動は控えめで、設定でオフにすることもできるので、運転に集中したい人は切ってもいいでしょう。

また、VR専用のリプレイ機能も用意されています。VR用のリプレイを流す項目から楽曲を選ぶと、自動的にリプレイが流れます。自分の視点はコース上に立っている状態のため、車の迫力を間近で感じられる仕上がりとなっており、車が目の前を一瞬で通り過ぎる光景は実際にレースを鑑賞している気分でした。

450以上の車を間近で鑑賞できる「VRショールーム」

今回追加された「VRショールーム」は、「グランツーリスモ7」に収録されているほとんどの車を鑑賞できる機能です。その数は450以上。(※「ビジョン グランツーリスモ」で制作された車は収録なし)ゲームに登場する実車をVRで鑑賞するという夢が叶うようになっています。

「VRショールーム」では、鑑賞スペースが複数用意されています。ピットやガレージ、森の中にあるカフェなど、室内外さまざまなシチュエーションがありました。場所ごとにライティングや環境音が異なるので、鑑賞したい車に合わせて空間の雰囲気を変えるのも良いでしょう」

場所を選ぶと、車のエンジン音とともに目の前に車が現れます。スティックで操作できますが、視点移動の速度が遅いため、LRボタンで45度ずつ角度を変えて見る方法が基本になっています。ホイールの中などを見るために、L3R3ボタンで視点の高さを調整できます。内装を見たいときは、□ボタンを押すことで切り替えられます。

コントローラーの操作で見てもらう前提とはいえ、思わず実際に近づいて見てしまいました。どの箇所を見ても、作り込みが施されており、車知識のあまり無い筆者でも見とれてしまうほどのクオリティです(ちなみに近づきすぎると、プレイエリア外となり見られなくなる仕様になっています)。

「グランツーリスモ7」には、「トヨタ スープラ GT500 ’97」のような競争車から「トヨタ アクア S ’11」のような一般乗用車まで、幅広く収録されています。メーカーごとの個性はもちろん、発表された時代ごとにも特色があるので、体験中はどんな車があるのだろうかとずっとワクワクしながら見ていました。当たり前ですが、車は種類ごとにハンドルやシートなど、内装がまったく異なってくるんですよね。いつもの自家用車の車に乗ると、馴染みある感覚で周りを見通せますし、F1マシンに乗ると「この視野で速く走るの無理じゃない?」って思わせます。

「VRショールーム」だけでも、アップデートの価値があるほどのボリュームなので要チェックです。

車の3Dモデルを見るだけでも購入の価値あり

「グランツーリスモ7」をVRで楽しむためには、PS5、PSVR2、ソフトが必要となりますが、購入する価値はあるのか気になるでしょう。実際に体験した身としては、「車の3Dモデル」に魅力を感じる人にとっては、購入の価値があると考えています。

「VRショールーム」で収録されている450以上の車を見るだけでも、満足感がある仕上がりです。レースをプレイするときも、作り込まれた内装がより運転中の没入感を高めてくれます。ハンドルコントローラーと同じように「本当に運転している実感」を高めるために、PSVR2を購入するというのも選択肢ではないでしょうか。

VRで見る3Dモデルは没入感や実在感が格段に上がると筆者は考えています。VRと「グランツーリスモ7」を組み合わせることで、作り込まれた3Dモデルの鑑賞や運転体験がより魅力的になったと思います。グランツーリスモを楽しんでいる人は満足いくアップデートとなっていますので、ぜひともPSVR2を購入して遊んでみてください。

公式サイトはこちら。
https://www.gran-turismo.com/jp/gt7/top/

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