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VR体験施設 2024.02.09

ファン待望の応援上映が開催!マンガダイブ『【推しの子】』スーパー・イマーシブライブを体験レポート

1月13日(土)より「マンガダイブ2024 NIHONBASHI」にて、「マンガダイブ『【推しの子】』スーパー・イマーシブライブ」が開催中です。まるでマンガの世界に入ったかのような没入感が味わえる企画展として注目を集め、2023年のスタートから過去最大規模となっています。

応援上映の追加開催が決定し、ファンからの熱い声援にも応えるマンガダイブ。MoguLive編集部では、昨年夏の「マンガダイブ2023夏 SHINJUKU」に引き続き、体験取材を行いました。気になる「応援上映」への潜入も含めて、VTuber・おむらいす食堂が「愛」を込めてレポートをお届けします!

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「イマーシブ」って何……?

会場は日本橋。東京のハイソな空気感にやや緊張しながらも、スーパー・イマーシブライブへのモチベーションは最高潮……って、そもそも「イマーシブ」って何!? 普通のライブと何が違うのでしょうか。


駅構内にポスターを発見!嬉しい

調べたところ、「イマーシブ」とは「没入感」を指すようです。最近では、プロジェクションマッピングを活用した美術展示会や、出演者から突然話しかけられる演劇イベントなど、「作品の物語の世界に入り込んだような体験ができる」という意味で利用されているのをよく目にします。特に、今回のようなリアル会場でのイベント企画で注目を集めるキーワードになっています。

「マンガダイブ『【推しの子】』スーパー・イマーシブライブ」では、最新のプロジェクションマッピングやLED、さらには迫力のサウンドで『【推しの子】』の世界に「没入」できるとのこと。天井以外の全方向に映像が映し出される空間では、「その場所ならでは」のライブ体験に期待が高まります。

親和性抜群!マンガ×音楽×ライブエンタテインメントに没入


入り口に到着すると、目に飛び込んでくるのはキービジュアルの巨大パネル。奥に進むと、通路にはずらりとモニターが並びます。原作の鮮やかなイラストが迎えてくれるだけでも、ファン心がくすぐられます……!

会場は4つのエリアに分かれており、最先端テクノロジーで表現された『【推しの子】』の世界に浸れます。目玉となるのは、イマーシブ体験ができる「ストーリーダイブエリア」と「キャラクターダイブエリア」。この2つは入れ替え制で、体験を損なわないよう各回の人数が調整されているとのことです。


通路のモニターがガラスのように透けている……!

①ストーリーダイブエリア

まず体験できるのは、最大のイマーシブ空間となる「ストーリーダイブエリア」。高さ5m×全長55mの空間は、とにかく……広い! 東京の中心地であることを一瞬忘れてしまうくらい、開放的な空間になっています。

ここでは、待望の「スーパー・イマーシブライブ」を体験!「新生B小町のある日の特別ライブ」をテーマにした約30分のライブが楽しめます。

公演前にはアクア(CV:大塚剛央)によるライブMCが!もちろん、会場でしか聞けない録り下ろしです。アクアのアナウンスは会場の随所で流れるので、聞き逃さないよう注意してみてください!

公演中は立っても座っても、歩いてもOK! 応援上映回ではない、通常回でも自由度の高い楽しみ方ができるようです。ペンライトの持ち込みも4本まで可能で、なんと貸し出しまで行われていました。新生B小町の「推しカラー」を身にまとい、心ゆくまで「推し活」に没入できます。

ライブが始まると、目の前にステージが現れます。そこに立つのは、星野ルビー・有馬かな・MEMちょの3人。3D空間に姿を現したB小町メンバーが元気よく歌って踊る光景は、まさにライブそのもの!

ライブ映像は、スクリーンに引き込まれるような圧巻の没入感です。平衡感覚が揺さぶられる体験には、「イマーシブ空間」がただならぬ空間であることを実感できます。

ライブ映像」の制作チームによると、5面の映像が繋がり1つの空間を構成するよう制作されているとのこと。「シミュレータ等を用い、パース感覚や体感を事前にできるだけ具体化し制作していった」というこだわりも明かしてくれました。空間の独自性だけでなく、こだわり抜かれた映像が独特の没入感を生み出しているようです。


ライブの余韻で立ち上がれねぇ……

②キャラクターダイブエリア

ライブを楽しんだ後は、「キャラクターダイブエリア」へ。ここではライブで活躍したB小町メンバーに加えて、アイやアクア、黒川あかねが登場します。

こちらもイマーシブ空間として、全5面に広がる映像で原作のマンガシーンにどっぷり浸かることができます。「ストーリーダイブエリア」でのライブ中も、マンガのコマが大胆に使われた演出が楽しめますが、こちらはより一層マンガにフォーカスした内容になっています。


各キャラクターのエピソードから作中の名場面まで、次々に投影されていきます。同時に、コマに合わせて聞こえるセリフからは、キャラクターがすぐそこにいるかのような「近さ」すら感じられました。


まさにマンガの中に飛び込んだような感覚に「いつまでもここにいたい……!」と、ファンの誰しもが思うはず。残念ながら上映時間には限りがありますが、ライブと同じく約30分ほど楽しむことができます。撮影も可能なので、推しキャラとの2ショットをはじめ、最高の思い出を持ち帰れること間違いなしです。

③マンガダイブエリア

3つ目のエリアは「マンガダイブエリア」です。最先端テクノロジーを用いて「マンガ」を新しい形で楽しむ「体験型コンテンツ」として、前2つのエリアとは一味違った体験ができます。

・8Kマンガビューワー
家電量販店でもなかなか見ないサイズのモニターが3面も……!? こちらは、マンガ原画を8Kの高解像度で楽しめる「8Kマンガビューワー」です。モニター前に設置されたコントローラーで、拡大・移動しながら原画を見ることができます。トーンの細部までマンガを眺める体験は、おそらく紙面では得られないでしょう。モノクロ原画だけでなく、カラー原画の鮮やかな発色も見どころです。


・推しシーンAR
一見すると、記念撮影スポットのような部屋が投影されている空間です。が、コーナー横にあるQRコードからARアプリを起動すると、カメラを向けた先の部屋からマンガのコマやキャラのモチーフが飛び出します!

「推しシーンAR」では、アイ・アクア・ルビーの3人に因んだAR体験が楽しめます。アプリでは写真撮影の他、ボタン長押しで録画も可能です。QRコードの読み取り〜アプリ起動まで時間はそれほどかからないので、ぜひ手持ちの端末で試してみてください。

・マンガダイブ3Dビューアー
壁際に並ぶ小さな箱を眺める来場者の姿……その視線の先では、フィギュアサイズのB小町メンバーが踊っているではありませんか!「マンガダイブ3Dビューアー」では、SONYの空間再現ディスプレイ「ELF-SR2」を使っていて、ARレンズなしで立体的に浮かび上がるキャラクターを目の前で楽しむことができます。

箱の前に立った来場者を認識し、その人からのみ立体的に見える仕様になっているようです。自分の視点だけで楽しめると思うと、「B小町を独り占め」しているような優越感にちょっぴり浸れるかもしれません……(?)

取材では特別に撮影許可をいただいていますが、「8Kマンガビューワー」と「マンガダイブ3Dビューワー」は撮影・録画が禁止されています。ルールを守ってコンテンツを楽しみましょう! 写真や映像では残すことができない、会場ならではの体験を堪能できるはずです。

上記の他、赤坂アカ先生・横槍メンゴ先生のサイン入りポスターや来場者が書き込める寄せ書きコーナーも必見です。寄せ書きコーナーでは、B小町の3人やコラボイベントで参加したREAL AKIBA BOYZのサインも探してみてください!


④グッズ物販エリア

「マンガダイブ」では、豊富なグッズも見どころです。4つ目の「グッズ物販エリア」では、イベント限定商品も多数揃えられています。中には、AR演出が楽しめるアクリルスタンドといった、今回の展示内容に因んだグッズも!


「うちわ」は応援上映にぴったりのデザイン

うりゃおい!うりゃおい!ファン熱狂の「応援上映」に潜入

体験し尽くしたと思いきや、ここで取材は終わりません。なんと「応援上映」を体験することに!

「応援上映」とは、声出しOK・ペンライトOK・ヲタ芸OKの特別回。通常回でも自由に歩き回ることやペンライトの持ち込みが可能ですが、周囲の目が気になってしまう人も多いでしょう。そんな通常回に加え、来場者の声から生まれたのが「応援上映」です。

取材当日、初開催となる「応援上映」に集まった来場者は約80名。先に体験した通常回とは異なり、会場のキャパいっぱいに人が集まる空間でのライブ体験です。『【推しの子】』のグッズを身に着けた来場者の皆さんからは、応援上映への熱量の高さが伺えます。

ライブが始まると同時に、溢れる歓声! 光るペンライト!「待ってました!」と言わんばかりの声援が新生B小町を迎えます。

1曲目の楽曲『サインはB』が流れると同時に、会場の空気は一気にアツくなります。お馴染みのコール「うりゃおい! うりゃおい!」に合わせて全力でペンライトを振る様子は、通常回にはなかった光景です。とにかく、会場の一体感がハンパない……!


楽曲の合間に流れるマンガシーンでは、来場者の皆さんが座って楽しむ様子も印象的でした。通常回では終始座っている方が多かったのに対し、応援上映回では場面に応じたスタイルで自由に楽しみやすい空間になっているようです。


新生B小町だけでなく、アイの姿も……!


ラストはYOASOBIの楽曲「アイドル」

最後まで盛り上がりを見せたライブに続き、次の「キャラクターダイブエリア」でも熱狂は収まりません。写真を撮り合ったり、ライブの感想を語り合う来場者の姿が多く見られ、ファン同士の交流の場としての一面も垣間見えました。

『【推しの子】』が好きという共通点があるからこそ生まれた空間に、終始あたたかさを感じる応援上映でした。

開催期間は残りわずか! アンコール開催もお見逃しなく

「応援上映」のアンコール開催が決定し、開催から3週間以上が経過した今でも盛り上がりを見せる「マンガダイブ『【推しの子】』スーパー・イマーシブライブ」。公式SNSではファンの声に耳を傾ける投稿も見られ、通常のイベント企画にはない魅力が溢れています。

「マンガ×音楽×ライブエンタテインメント」の組み合わせが実現したのは、作中に登場する「アイドル」という存在があってこそです。これまでの「マンガダイブ」の中でも、『【推しの子】』との親和性が高いことが伺えます。

また、『【推しの子】』を印象付ける鮮やかな色使いが再現されていたのが、筆者としては「愛」を感じるポイントでした。モノクロで描かれたマンガに、パッと色が広がる光景には唯一無二の感動がありました。


最先端テクノロジーによってマンガの可能性を広げるだけでなく、リアル会場ならではの体験を提供してくれる「マンガダイブ」。開催期間がいよいよ来週2月16日(金)までとなった「マンガダイブ『【推しの子】』スーパー・イマーシブライブ」ですが、まだ間に合います!

「マンガダイブ2024 NIHONBASHI」では、2月21日(水)より『SPY×FAMILY』がスタートします。この後も続く「マンガダイブ」の続報は、集英社XR(@shueishaxr)から発信される情報をチェックしてみてください!

「マンガダイブ2024 NIHONBASHI」開催概要

会場 室町三井ホール&カンファレンス
期間 1月13日~2月16日『【推しの子】』
応援上映の詳細はこちら
住所 東京都中央区日本橋室町三丁目2番1号 COREDO室町テラス3階
チケット料金 グッズ付き限定チケット:一般2,000円、高校生1,700円、中学生1,200円
通常チケット:一般1,600円、高校生1,300円、中学生800円、小学生500円、未就学児無料 ※すべて税込
主催・企画・制作 集英社XR
マンガダイブ公式サイト https://mangadive.jp/
チケット購入はこちら。

©SHUEISHA/©赤坂アカ×横槍メンゴ/集英社
マンガダイブ公式サイトはこちら


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