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テック 2018.12.23

あなたにピッタリのデバイスはこれだ! おすすめVRヘッドセットの特徴・価格・できることまとめ

VRヘッドセットが一般的に購入できるようになってから数年。現在では手軽に試せる一体型からPC向けのハイエンド機まで、さまざまなVRヘッドセットが登場しています。

今回はその中でもおすすめの4種類について、特徴や価格、そのデバイスでできることをまとめてご紹介します。どういった用途に向いているかのポイントも紹介していますので、ぜひデバイス選びの参考にしてみてください。

目次

Oculus Go
PlayStation VR
Oculus Rift
HTC VIVE / HTC VIVE Pro

Oculus Go

「Oculus Go」は2018年5月にOculusから発売された一体型VRヘッドセットです。スマートフォンやPCを必要とせず単独で動作するのが特徴で、2万円台という低価格から購入できることもあり、国内でも人気のデバイスとなっています(関連記事)。Oculus公式サイトおよびAmazonで購入可能です。Amazonでは正規品以外の出品もありえるので、購入時の確認をお勧めします。詳しくはこちら

一体型であることからいつでもどこでも素早く利用でき、比較的軽くて装着しやすいのも魅力です。一方、現実での動きをVR内に反映させる「トラッキング」が今回紹介するデバイスの中で唯一3DoF(頭の回転だけに追随し、上下左右や前後への動きは検知しない)となっているなど、スペックは基本的にスマートフォン用VR相当となっています。VRを気軽に体験してみたい場合やコンテンツ視聴などには十分ですが、より本格的なVR体験をしたい場合は今回紹介する他のデバイスも検討してみてください。

「Oculus Go」基本情報

購入方法

公式サイト、Amazon

価格

・23,800円(ストレージ32GB)
・29,800円(ストレージ64GB)
 ※公式サイトの価格

Oculus Goで利用できるアプリやゲームの紹介記事、および動画鑑賞についての記事はこちらです。

PlayStation VR

「PlayStation VR(PSVR)」はソニー・インタラクティブエンタテインメント (SIE) のコンシューマーゲーム機「PlayStation 4(PS4)」専用のVRヘッドセットです。基本的にPS4と接続するだけで利用でき、PS4の処理能力を活かしたハイエンドなVRを体験することができます。

ゲームやアプリはオリジナル作品のほかアニメなどの版権作品といった、コンシューマーならではのハイクオリティなものが多数リリースされています。また、仮想空間内の巨大スクリーン(最大226インチ相当)で動画やPS4用ソフトを楽しめる「シネマティックモード」も搭載しており、コンテンツ視聴にも適したデバイスです。

メーカー希望小売価格は34,980円(+税)。ソニー公式の「ソニーストア」のほか、全国の家電量販店や各種通販サイトなど、基本的にコンシューマーゲーム機が購入できる場所で購入可能です。PS4本体もモデルによりますが3~4万円程度と、比較的安価にハイエンドなVR環境を整えることができます。一方、コンシューマー化がされにくそうな尖った内容のインディーゲームや、ネット上などで公開される実験的なプログラムなどを楽しみたい場合は、PC用のVRヘッドセットの方が向いているかも。

「PlayStation VR」基本情報

購入方法

ソニーストア、家電量販店、各種通販サイトなど

価格

34,980円(+税)
(※希望小売価格)

PlayStation VRで利用できるアプリやゲームの紹介記事、および動画鑑賞についての記事はこちらです。

Oculus Rift

Oculus RiftはOculus社が開発するPC向けのVRヘッドセット。2013年に開発者版が出荷され、昨今のVRブームの火付け役に。2016年には製品版が発売されました。

PC用のハイエンドなVRヘッドセットは、このOculus Riftと次に紹介するHTC VIVEの2機種が主流ですが、Oculus RiftはHTC VIVEよりも軽く重心の設計にもこだわりが見られ、首や頭部への負荷も小さいなど、長時間つけていても疲れにくいのが特徴です。また、特殊な形状で握り込んで使用する独自のコントローラー「Oculus Touch」により、VR内で実際に自分がものを掴んでいるような感触は他のコントローラーよりも感じやすくなっています

コンテンツはOculusの公式ストアやコンテンツ配信プラットフォームの「Steam」に幅広く揃っており、またネット上などで公開される実験的なプログラムなども自由に利用可能です。購入はOculus公式サイトやAmazonにて可能で、公式サイトでの価格は50,000円。Oculus Goと同様に、Amazonで購入する際は非正規品の出品にご注意ください。

HTC VIVEより安いこともありPCでハイエンドVRを体験する際の有力な選択肢の一つですが、接続するPCも必要動作環境を満たすために、ある程度のスペックが求められます。BTO系のPCメーカー各社より、VR対応を謳うPCが10万円程度から用意されています。

「Oculus Rift」基本情報

購入方法

公式サイト、Amazon

価格

50,000円
(※公式サイトの価格)

Oculus Riftで利用できるアプリやゲームの紹介記事はこちらです。

HTC VIVE / HTC VIVE Pro

「HTC VIVE」はHTC社がSteamの運営元であるValve社と共同開発したPC向けのVRヘッドセットです。最大3m×4mの空間において装着者の頭や手の位置を認識する「ルームスケール」と呼ばれるトラッキング方式が特徴で、現実同様にVR空間の中でも歩いてゲームやコンテンツを楽しむことができます(Oculus Riftもアップデートによりルームスケールに対応しましたが、トラッキング用のセンサーの増設が必要です)。

また、「Viveトラッカー」という周辺機器をさまざまな物体に取り付けることができ、装着した物体の位置を正確にトラッキングすることが可能。たとえば棒の先端に取り付けることでVR内でその動きをトレースすることが可能なほか、体の各所に取り付けることでモーショントラッキングを行うといったことも可能です。

コンテンツはSteamや、独自プラットフォームのViveportに幅広く揃っており、Oculus Riftと同様にネット上などで公開される実験的なプログラムなども自由に利用できます。

さらに「HTC VIVE」には上位モデル「VIVE Pro」も用意されており、こちらはハイレゾ対応のヘッドホンがVRヘッドセットに一体化する形で付属。さらに装着時の快適性が向上、解像度も向上といった改良が施されています。

購入は公式サイトや正規取扱販売店から可能。公式サイトでの価格はHTC VIVEが64,250円(+税)、VIVE Proが162,880円(+税)となっています。加えて必要動作環境を満たすPCも必要となるため導入コストは高いですが、体験のクオリティやできることの幅の幅も広いVRヘッドセットです。コンテンツの体験はもちろん、コンテンツ制作といったVRのクリエイティブな活用も視野に入れた場合有力な選択肢となることでしょう。

「Oculus Rift」基本情報

購入方法

公式サイト正規取扱販売店

価格

HTC VIVE:64,250円(+税)
VIVE Pro:162,880円(+税)
(※公式サイトの価格)

HTC VIVEやVIVE Proで利用できるアプリやゲームの紹介記事はこちらです。


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