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テック 2023.12.27

Metaのスマートグラス「Ray-Ban Meta」がマイクロソフトの「Bing AI」と連携、目の前の物体の把握や標識の翻訳が可能に

Metaは現地時間12月13日、スマートグラス「Ray-Ban Meta」にマイクロソフトの物体認識AIを搭載する旨を発表しました。既に技術デモが公開されており、米国限定でオープンベータテストが始まっています。2024年には全世界で機能展開する予定です。


(出所:Meta)

現地時間12月13日、MetaのCTOであるアンドリュー・ボズワース氏が、自身のInstagramで次のように投稿。機能説明と技術デモを含むショート動画を公開しました。

オプトインの早期アクセスプログラム(米国のみ)を通じて、「Ray-Ban Meta」でマルチモーダルAIをベータテストしています。まだ始まったばかりですが、スマートグラスの構成要素として、Meta AIがどのように役立つようになるのか、とても楽しみです。もしテストしてくれた方がいれば、感想を聞かせてください!

また、米国の「Ray-Ban Meta」の全顧客に、Bingを一部利用してMeta AIにリアルタイムの情報を尋ねる機能を展開しています。

 

 

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スマートグラスに質問、Bing AIが音声回答

公開されたデモ動画からは、Bosworth氏が「Meta、何が見えるか教えて」と問いかけ、対話AIが音声回答する様子が見てとれます。スマートフォンには「Ray-Ban Meta」で撮影した写真が同期され、回答内容が「LED照明を取り付けた、木彫りのカリフォルニア州が見えます、美しくモダンな装飾が施されています」と表示されました。


(物体認識AIの技術デモ。出所:Andrew Bosworth)

英字メディアRoad to VRによれば、この機能を使えば標識の英語訳や観葉植物の属名、写真のキャプションなども作成できるとのことです。Metaは2023年9月に、Instagramなど複数の自社サービスへ「Bing AI」を搭載したチャットボット機能を追加しています。今回もマイクロソフトとの技術協力の一環であると見られます。

(参考)Instagram

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