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【PSVRレビュー】FF15『MONSTER OF THE DEEP』 雄大な世界で釣りを満喫!

 先月29日に発売1周年を迎えた『FINAL FANTASY XV』は、「仲間たちとの旅」をコンセプトにしたシリーズ最新作のオープンワールドRPGです(PlayStation 4・Xbox One対応)。キャンプ、ドライブ、写真撮影など、旅を通して体験できる各要素のリアリティは非常に高く、中でも世界各地のロケーションで行える釣りは、その本格的な作り込みからgamescom 2016にてドイツの釣り専門誌から取材を受けたほどです。

今回レビューする『MONSTER OF THE DEEP:FINAL FANTASY XV』(以下『MOTD:FFXV』)は、その気合の入りすぎたFFXVの釣りにフォーカスしたVR専用コンテンツです。FFXV本編を持っていないユーザーでも、本作を購入さえすればプレイすることが可能です。



https://www.youtube.com/watch?v=e_pscp8TOjk

『MOTD:FFXV』の主人公は本編と違いノクトではなく、プレイヤー自身の分身であるアバターとなっています。本編にも登場するメルダシオ協会(危険生物の討伐などを請け負う民間組織)に所属するハンターとして、性別や外見を自由に設定することが可能です。

アバターの作成システムは『FF15』本編のオンライン拡張パックである『戦友』と共通しているので、既にそちらで経験済みの方には馴染みがあるかと思います。残念ながらアバターのデータを持ってくることはできませんので、設定値などを予めメモしておくとスムースにゲームを開始できるでしょう。

本作では、ハンターとして各地の釣り場の異変を解決していく「ストーリー」、釣り場を選んで自由に釣りを満喫できる「フリー」、指定されたターゲットを釣り上げて賞金を稼ぐ「討伐依頼」、そしてオンライン上の他のプレイヤーとランキング争いをする「大会」の4つのモードが楽しめます。

メインとなるストーリーモードでは、ノクト、グラディオ、イグニス、プロンプトといった本編キャラクターたちとの出会いが待っています。いつもの軽い調子で釣りに誘ってくるノクトや、釣りの腕前を褒めてくれるグラディオ、仲間がいなくてよく喋るイグニスの意外な一面に、初対面でもお構いなしに写真を撮りまくるプロンプトなど、本編をプレイした人にとっては感涙もののシチュエーションが用意されています。彼らが他でもない自分に向かって話しかけてくる、その本来ならあり得ない体験はVRコンテンツである本作でしか得られないものです。たったそれだけで、このゲームをやって良かった!と思わせてくれるほどでした。

本作はPS4の通常コントローラであるデュアルショック4でもプレイ可能ですが、筆者としては別売りのモーションコントローラであるPS Moveによる操作を強く推奨します。というのも、操作性や臨場感において圧倒的に差が生まれるからです。

PS Moveで操作する場合は2本のPS Moveをそれぞれの手に持ち、右手のコントローラを振り下ろすことでキャストし、左手のコントローラを回すことでライン(糸)を巻き取ることができます。この一連の操作が実際の釣りの動作に限りなく近く、部屋に居ながらにして本格的に釣りをしている気分に浸れるのです。

また初期設定であるスタンダートモードの場合は、コントローラ真ん中辺りに配置されているMoveボタンを押しながら振り下げ時にボタンを離すことでキャストする操作になっていますが、この指の動きはベイトリールと呼ばれるタイプのリールにおけるキャストの基本を再現しています(実際にゲーム中のプレイヤーの指もちゃんと動いています)。
さらに、キャスト時にもう一度Moveボタンを押すことで勢いが弱まりルアーの着水地点を調整しやすくなる必須テクニックがあるのですが、これも実際の釣りにおいて「サミング」と呼ばれる親指でラインの勢いを調整するテクニックを再現した操作になっており、キャスティング一つとっても臨場感のある釣り体験を楽しむことができるのです。

釣りに使用するロッド・ライン・リール・ルアーなどのタックル(釣具)は本編に登場したものがほぼ全て使用でき、本作オリジナルのアイテムも複数追加されています。また登場する魚も本編にて釣ることができたもの+αで、その数は100種を超えます。

魚の造形も圧巻で、水に濡れた鱗の艶めかしさや、呼吸に合わせて見え隠れするエラ(苦手な人は思わず短い悲鳴を上げてしまうほどのリアルさです)、鋭い歯や口の奥に至るまで、とにかく異様なこだわりを持って細部まで作り込まれています。このクオリティは既に本編の段階で達成されていたのですが、VR上で表現されたことによりその生々しさを好きな角度から間近で確認することが可能になりました。魚好きな筆者としては大変な感激です。

もちろん魚はサイズによって実際の見た目も変わりますので、大物を釣り上げた時などは達成感もひとしお。つい嬉しくて人に見せたくなる衝動に駆られます。そんな時の為にあるのが撮影モードです。これは自分のアバターを客観視点で撮ることが出来るモードで、魚を釣り上げた時に活用すると釣果を披露する釣り人の気分が味わえます。

さらにこのモードでは、現実のプレイヤーの姿に釣り竿と魚を合成した写真を撮ることも可能です。しかし当然ながらプレイヤーの姿に加え部屋などの生活環境も写ってしまいますので、SNSで共有する際には注意が必要です。

これらの写真はゲーム内アルバムに保存され、いくつかは拠点となるマイホームに自動で飾られていきます。

釣りに関してのバランスは、本編に比べカジュアルな調整がされています。本編の釣りでは魚に合わせたルアー選びや興味を引くための適切なルアーアクションを駆使しなければならず、また大物ともなると釣り上げるのにも相当な忍耐と技術を要しました。

しかし本作では一部の標的を除いてルアーに食い付く条件がかなり緩く設定されており、魚の抵抗もそれほど激しくないので、短時間でかなり釣り易くなっています。

本編では苦労させられたアイツやアイツさえあっさり釣れてしまうので拍子抜けするかもしれませんが、VRコンテンツの性質上、ゲームプレイの疲労度はどうしても高くなってしまいますので、その辺りを考慮した妥当な判断だと感じました。

 

『MOTD:FFXV』で釣りが行えるロケーションは、湿地帯、熱帯の湖、貯水池、磯など環境の異なるものが複数用意されており、それら本編で巡った美しく雄大な自然の中を自らの足で移動して複数存在する釣りポイントを探していきます。

各所ではお馴染みのチョコボに加え、なんと凶暴なモンスター達の姿を見かけることも。しかし本作での彼らはこちらを襲っては来ないようなので安心しましょう。ここぞとばかりに間近で観察してみると新たな発見があるかもしれません。また、各ロケーションには夜のパターンもあり、登場するモンスターも変わります。昼とは違った不気味な雰囲気を味わえることでしょう。


これらの釣り場には実に様々な物が落ちています。キャンプ用品や調理器具、雑誌類や絵、果ては賞味期限の切れた異国の菓子や巨大な消化器、工事現場でよく見かけるパイロンまで。

誰かが忘れていったのか、捨てていったのか、偶然そこに流れ着いたのか、理由は不明ですが、とにかくそういう物を見つけたら積極的に調べましょう。釣り場の環境を維持するのも釣り人の務め。持ち帰ったゴミ…ではなく思い出の品はあなたの拠点となるマイホームに飾られ、どんどん賑やかになっていきますよ。

しかし、ストーリーモードではその釣り場の平和が脅かされてようとしています。「シガイ」と呼ばれる凶暴な存在がボスとして立ちはだかるのです。このシガイ化した巨大魚を釣り上げていくことが主人公であるプレイヤーの目的です。

とは言え相手は規格外の怪魚、通常通りの方法では釣り上げることは出来ません。ではどうすればいいか。落ち着いてよく考えて下さい。釣り人なら当然所持しているアレを使えばいいのです。そう、ボウガンですね。

ストーリーモードでは、各釣り場ごとに魚を釣っていくとゲージが貯まっていきます。それがMAXになるといよいよボスとのバトルです。釣り竿の代わりに取り出したボウガンで、物理的に怪魚との対話を試みましょう。ガンシューティングの要領で縦横無尽に駆け回る怪魚を狙い撃ち、相手の体力をガンガン減らしていきます。遠慮はいりません。というより遠慮なんてしてたらこっちが食われてしまいます。弾ける飛沫、火薬の臭い。これが本作を「フィッシングアクション」たらしめる要因なのです。

また敵も様々で、高速で移動したり、地上を歩いてきたり、飛び道具を撃ってきたり、分身したり、やりたい放題です。いよいよ野放しにはしておけませんね。安心して釣りが出来るように根こそぎ退治してしまいましょう。

ちなみに、ちゃんと最後は虫の息で浮かんだ状態の怪魚をルアーで引っ掛けて釣り上げるので安心して下さい。

このようにFF15が大好きな筆者としても大変満足のいく出来だった『MOTD:FF15』ですが、それ故に不満点も多くありました。

まずノクトたち本編キャラクターたちとのコミュニケーション不足です。基本的にノクトたちと一緒に釣りが楽しめるのはストーリーモードに限られ、さらに数匹の魚を釣り上げるとすぐにボスが出現してしまうので、もっと触れ合いたいと思っていてもすぐに終わってしまいます(ストーリー自体は本作クリア後に好きなシーンを繰り返し遊べるようになります)。

また、ランダムでマイホームへ車の点検に来てくれるシドニーとの会話も毎回同じで、条件を満たせば発生する特殊なイベントなどもないので、最初の頃は訪ねて来てくれるのが嬉しかったのに次第にマンネリ化して作業的な対応になってしまいます。

リリース前の映像ではノクト達とキャンプを囲むシーンがあったので、釣りの後はイグニスに釣った魚を料理して貰ってノクト達と談笑しながら味わえるのだろうかと期待していましたが、実際にはストーリーモードの一部でそのようなシーンがあるだけだったのも非常に残念でした。

他にも、釣り上げた魚の魚拓や剥製など釣果を誇れる要素がほとんどない、強制ヘルプ表示やPS Move使用時のルアー選択画面等のレスポンスの悪さなど、UIやシステム関係でも気になる点がいくつかありました。

なお、釣り場の移動可能範囲の分かりづらさについては、移動ボタンを押し続けることによってルートが表示されるので活用しましょう。

FF15本編は発売から1年が経過した現在でも精力的にアップデートやDLCでの展開を見せ、未だにその世界は拡張し続けています。ですので、本作についても何らかのアップデートを期待してしまいます。

とは言え、数々の不満点はあるものの、『MOTD:FF15』が素晴らしくリッチなVR体験を提供してくれた事実に変わりはありません。雄大な景色の中での臨場感溢れるルアーフィッシング、FF15のスピンオフ作品だからこそ成し得たダイナミックなボスとの釣りバトル、そしてなにより自分があのノクト達のいる世界へやって来たんだという興奮。

FF15が好きな人、今まさにプレイしているという人、さらにFF15はよく知らないけど釣りは好きという人、PSVRを所持しているのなら押さえておいて損はないと言える作品に仕上がっています。

さあ、ヘッドマウントディスプレイを装着してあちらの世界へ。極上のVR釣り体験へ向かいましょう。

タイトル

MONSTER OF THE DEEP:FINAL FANTASY XV

ジャンル

フィッシングアクション

発売元

スクウェア・エニックス

発売日

2017年11月21日

プラットフォーム

Playstation VR

メディア

ダウンロード専用

価格

¥4,100(税込)

公式サイト

http://www.jp.square-enix.com/ff15/vr/

 
 

この記事を書いた人

ロッズ

広く、浅く、ゲームを楽しむ人。守備範囲が広いため毎日のように積みゲーが増えて、最近は嬉しい悲鳴が断末魔に変わってきた。面白いゲームが多すぎるのも困ったものですね。

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