2024年4月15日、ソニーピーシーエル株式会社(ソニーPCL)は、「バーチャルプロダクション」のレンタルサービスを開始しました。本サービスにより、日本国内でバーチャルプロダクションによる制作環境拡大を目指します。
(ソニーPCLのバーチャルプロダクションサービス「PLAN A」。12m×6.5m、曲面LEDを採用)
「現地に行ったかのような撮影」をスタジオで
「バーチャルプロダクション」とは、ゲームエンジンや大型LEDディスプレイ、トラッキングシステム、照明等を組み合わせた撮影手法です。大型ディスプレイの前に人物や物体を配置することで、あたかも「現地に行って撮影したかのような映像」を制作可能。これにより、ロケ地の確保状況に左右されない撮影や、移動コストの削減などが期待できます。
(こちらは「PLAN B」。LEDはフラットで、15m×5mと少々大型になる)
ソニーPCLのバーチャルプロダクションレンタルサービスでは、高解像度のCrystal LED VERONAディスプレイ(8,680×4,160ピクセル)やカメラトラッキングシステムに加え、デジタルシネマカメラやサーバー等も用意。ソニーPCLが開発したワークフローや知識をベースに、CG制作から撮影までの制作技術を、一気通貫で提供します。
(参考)ソニーPCL