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みんな、おめがってる?「おめがシスターズ」が挑むVTuberの限界の向こう側

キズナアイを初めとしたVTuberが所属しているupd8(アップデート)。クリエイター性の高いVTuberが集まる中、一際異彩を放っているのが、「キン肉マン」に登場する四次元殺法コンビのように腕を組んでそそり立つ赤と青の2人組。ガンガン独自路線を突き進んでいるおめがシスターズです。

自分たちの才能を、想像の斜め上なネタに惜しげもなく注いで動画を作る。彼女たちの破天荒さは、VTuberが未来に踏み出すヒント「おめがってる」思考なのでは……?

歌うま双子ユニットとしての誕生

おめがシスターズはおめがレイ(髪が青くて赤いリボンをしている方。技術力に長けている。サブカル好き)とおめがリオ(髪が赤いツインテールの方。場を引っ掻き回すのが大好きなムードメーカー&トラブルメーカー)の2人組。

https://www.youtube.com/watch?v=GgHx7ljXs08

登場したのは3月。初期は2人の区別は、そこまで明確化してはいませんでした。特におめがリオが今と違っておとなしいと言うか、声が高いというか。おめがレイいわく、電話に出た時のお母さんの声。

当時デュエットソングを歌っているVTuberはほぼいなかったこともあり、おめシスは最初から話題になりました。おめがレイは高音に伸びる澄んだ声がキレイ。おめがリオはハスキーな低音の響きがカッコイイ。

https://www.youtube.com/watch?v=AEDJE7xCmYg

2人のデュエットソングは、音質、背景美術、歌唱力共にレベルがどんどん上昇。背景はおめがレイが曲ごとに3DCGで作っています。歌う時には、おめがレイは横揺れおめがリオは縦揺れ。動きにもはっきりとした個性が出てきます。

https://www.youtube.com/watch?v=tU3usH-eFL8

単独歌唱もアップされました。これもまた歌・背景の作りのみならず、編集・MIXのクオリティがものすごく高い。ピンだと2人それぞれの音域が強調され、歌い方の個性がより引き立っているのも見所です。

https://www.youtube.com/watch?v=XAt2lODxz_E

「メリッサ」のデュエット動画は、おめシスの入門編にもってこいの一本。おめがレイの描いた3Dのハガレンイラスト、完璧なハーモニー。うっとりさせられます。
ただどうしても、「なんで真理の扉そんなに開くんだよ!」というツッコミをせざるを得ない。ここが、おめシスらしさ。絶対ただで終わらせない、動画を見る人に何かしらの傷跡を残す気満々です。

やらないことをやる姿勢

https://www.youtube.com/watch?v=yfQJT-owO3Y

おめシスが有名になった動画の1つが、「【検証】Vtuberは焼肉安安の1000円食べ放題を頼めるのか」。投稿された3月26日前後は、焼肉安安で「YouTuberは1000円で食べ放題になる」というキャンペーンをやっていた時期です。じゃあバーチャルYouTuberは?という疑問。

一瞬くらい頭に浮かぶ疑問ではあるけれども、それを検証するなんてネタはまずやらない。なんせどう動画にするかが想像しづらい。しかも「だからなんなの」って言われたらぐうの音もでない。けれども、おめシスは全力でやるのだ。

非常にツッコミどころが多い動画です。そもそもお肉を頼んで食べているのは誰なのか?  「バーチャルYouTuberでも食べ放題だった」と結論をつけていいのか? そこはもう、掘り起こすのが野暮ってもの。答えは全部グレーなところに放り込んで、バーチャルとしての強みを生かしているのも、おめシスの計算内でしょう。

ようは「VTuberであるおめシスが新しいことをやった」というのが最重要なことで、「その結果の正否」は全く問題ではなくなっています。にしても声のシンクロや手ブレのぴったり感など、どうやって撮影しているんだろうか? リアルな他者との会話がある分、実写系VTuberの中でも、場に実在している感はとても強いです。

https://www.youtube.com/watch?v=cgKU8euZKOw

にじさんじの樋口楓とのコラボで、くら寿司に行って寿司を食う動画なども大変不思議な絵面に。カメラが割と動くので、彼女たちも揺れる。
逆に、ここまでのVR技術があるのに、やっていることが「寿司食った」だけ、というある種の「才能の無駄遣い」感。自分はまずやらない行為だからこそ、見ていてめちゃくちゃ気持ちがいい。

https://www.youtube.com/watch?v=8HJL5d4EMgo

この動画に至っては、ただ笑うだけ。
実際はシロも見ていた「笑いが人に感染する動画」のパロディなのですが、何一つ説明がない。唐突すぎて、これ何故やったのかも、全然わからない。ただ「笑いが~」は有名な動画なので、ちょっとくらいはマネしてみたいと思った人はいると思う。とはいえ普通はやらない。なぜなら編集するのが大変だから。

思いついてもやらないことを、きちんとした形でやる。
ネタを考えて一歩踏み出し、実行するのにはものすごく体力がいります。編集して動画に仕上げるには、労力と技術が必要です。面白いものにするにはバランス感も必要です。

おめシスは苦労を見せずに、しれっとこなしてエンタテイナーに徹していきます。本当にどうでもいいネタほど、必要な部分だけを抽出して洗練する、動画制作の努力を惜しんでいない。

https://www.youtube.com/watch?v=K32ACvIHHxc

高度なことを「いえーい」と、お菓子買ってきたよ程度の軽いノリで出してくる2人。中でも話題になったのは、格闘ゲーム「VTuberFighter」の制作。
誰もが妄想していた「VTuber同士がオールスター的に戦う格ゲー」を、まさかVTuber本人が真っ先に出してくるとは思わなかった。一応このゲームエンジン自体はUnityにあるものを使っており、キャラクターを当てはめただけとは言っていますが、その行動力たるや。

このゲーム、他のVTuberにも参加を募り、小山内めい、パンディ、世界クルミなどが3DCG提供をして登場。豪華なお祭りゲームになっています。VTuber本人が作っているので、権利関係は完全クリア。一次創作です。

マニア気質レイちゃんと大雑把なリオちゃん

2人の個性は、回を追うごとに大きく分かれていきます。特におめがリオはわかりやすく変化を遂げました。声はどんどん低くなり、話を聞かずに余計なことをする場面が増え、マイペースおちょくりキャラとしてインパクトのある存在になっていきました。

https://www.youtube.com/watch?v=OyWgio1kuvE

一度だけ行った生放送の時の「首が取れる」ネタは、さすがにおめがレイも予想外だったらしく、大パニックに。いたずら好きというにはやることに手が込みすぎている。生粋のエンターテイナーです。

おめがリオは口調にクセがあり、煽ったりふざけたりしながら伸ばすようなしゃべり方をします。これが大変中毒性が高い。

https://www.youtube.com/watch?v=A6wnT5pduXE

おめがレイがツッコミ役としてかなりしっかりしているので、どんなにおめがリオがふざけていても、うまく笑いに昇華できており、嫌味が全然ない。コンビ芸ならではです。

一方で、濃さが上なのはおめがレイのほう。サブカル文脈への異様な執念を見せる彼女は、理系オタク的発想であらゆるものをこつこつと検証するのが好きな様子。

https://www.youtube.com/watch?v=ToKziGOy6Cg

中でも「ガンダム」の「輝き撃ち」について語る回では、自身の3DCG技術を使って実際にガンダムと盾を制作し、比較考察。知っている人にはかなり面白い、検証動画になっています。

ただこれ、まあまあ知名度が高くて、そこそこマニアックという、絶妙なラインのネタチョイス。知らない人には、心底どうでもいい内容です。おめがリオは全く興味がないので完全に聞き流しています。リオの「わかるぅー(わかってない)」はとても使いやすい。

https://www.youtube.com/watch?v=ZjEvEk0ryL8

遊戯王の20万円のカードを予約する動画でも、おめがリオの興味は全く動いておらず、「もったいない」「ネジとって売りたい」というくらい。一方でおめがレイは大興奮、その価値に20万円なんて安いもの、といった空気。

はっちゃけているリオとドン引きするレイ。興奮しているレイと飽きてしまうリオ。この2人のバランスが分かると、動画は加速度的に面白くなります。

限界を超えて

おめシスのあいさつ「おめがってるー?」は、2人を表す言葉です。アルファが最初なら、オメガは最後。だとしたら「限界まで行けているか」「限界を超えているか」。

https://www.youtube.com/watch?v=cgjoJEDtBj4

「Beat Saber」にドハマリしたおめがレイ。まるで専門ゲーマーの解説動画のように、ハイスコア狙いについて考察。ガチでやりこんで世界ランキング48位に食い込みました。その後もやり込み続け、ExpertSSコレクションでは自らのゲームテクニックと動画編集技術を生かした動画を作成(飽きたおめがリオは寝ています)。

苦行感がない。心から楽しそう。ゲームも含め、何らかの限界を超えること自体が作品作りであり、楽しいことなのを理解している。この感覚が「おめがってる」という言葉に詰まっているんじゃないかな。

おめシスの動画は全体的に、こつこつと細かい作業や企画の積み重ねでできています。彼女たちだって、特殊能力でおめがっているわけじゃない。努力の末におめがれている。
活動が継続し、登録者数も増え、プロジェクトに参加し、底力がついてきた状態で、全力でバーチャルうんちを作っちゃえるから、おめシスはかっこいい。おめシスはいいぞ。

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この記事を書いた人

たまごまご

たまごまご(@tamagomago) ライター。エキレビ!、ねとらぼなどで書いてます。「仕事のマナー「気がきかない」なんて言われるのは大問題ですっ! 」など、本出してます。女の子が殴りあったり殺しあったりするゲームが好きです。

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