Home » フォトグラメトリツール「RealityCapture」 一般ユーザーや一部企業が無料で利用可能に


メタバース 2024.04.25

フォトグラメトリツール「RealityCapture」 一般ユーザーや一部企業が無料で利用可能に

フォトグラメトリ(※)ツール「RealityCapture」が、バージョン1.4にアップデートされました。今回のアップデートでは、インストールやアップデートなどがEpic Games Launcherから行えるようになったほか、一般ユーザーや学生、条件を満たす一部企業は、「RealityCapture」を無料で利用可能になりました。

※現実の建物などをさまざまな方向から撮影して、写真データをもとに3Dモデルに変換する技術。

「RealityCapture」は、Windows向けのフォトグラメトリ/3Dスキャンソフトウェアで、写真やレーザースキャンからリアルな3Dモデルを作成可能です。メッシュの計算や画像の位置調整、ジオコーディング、座標変換といった機能も使用できます。

国内でも複数の企業やクリエイターが活用しており、2023年10月にはクリエイターの龍 lileaさんが、京都・清水寺の参道を「RealityCapture」を使って、フォトグラメトリで3Dとして再現。clusterVRChat上で、バーチャルワールドとして公開したことで注目を集めました。

今回のアップデートに伴い、一般ユーザーのほか、教育関係者や年間総収入が100万ドル(約1億5,000万円)以下の企業は、「RealityCapture」を無料で使えるようになります。

収入が100万ドルより多い企業には、ユーザー1人あたり年間1,250ドル(約20万円)のサブスクリプションプランが提供されます。またUnreal Subscription(1ユーザーにつき年間1,850ドル/約29万円)に登録することで、「RealityCapture」に加えて「Unreal Engine」や「Twinmotion」を使うことも可能です。

「RealityCapture」は当初、個別の売り切り販売が行われていましたが、3月にゲームエンジン「Unreal Engine」への統合が発表。単体で使用する場合はサブスクリプション登録が必要になることが予告されました。今回、その料金プランの詳細が改めて判明した形です。

(参考)RealityCapture


VR/AR/VTuber専門メディア「Mogura」が今注目するキーワード