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業界動向 2019.10.21

“PSVR2”はコントローラーにもカメラ搭載? Varjoの“人の眼レベル”超高解像度VRに新型登場 ー 週間振り返りVR/AR/MRニュース

「週間振り返りVR/AR/MRニュース」では、Mogura VR News / MoguLiveで掲載したニュースの中から見逃せない注目記事をピックアップ。読者の皆さんに、VR/AR/MRの最新情報をギュッと縮めてお届けします。

目次

1.“PSVR2”はヘッドセットとコントローラーにカメラ搭載? 特許が公開(10.10)
2.Varjoの超高解像度VRヘッドセットに新型「VR-2」登場 ハンドトラッキング搭載モデルも(10.16)
3.日立グループ企業ら、屋外環境でも使えるメガネ型HMD開発・販売へ(10.16)
4.未来のXR市場、カギを握るはヨーロッパ? 世界2位のマーケットに(10.15)
5.VR内編集もできる3Dツール、開発企業が約1.8億円調達(10.15)
6.【Sponsored】目の前に広がる「ポケモンGO」や「Ingress」の世界 話題を集めた体験の舞台裏(10.16)
7.【Sponsored】藤井直敬の「現実を科学する」 第一回:そもそも、科学とはなんだろう?(10.15)

“PSVR2”はヘッドセットとコントローラーにカメラ搭載? 特許が公開(10.10)


株式会社ソニー・インタラクティブエンタテインメント(SIE)のVR関連特許が公開されました。特許中図表にPlayStation VR(PSVR)と類似したデバイスが登場しており、とある図表ではデバイスの前面や後頭部、そしてモーションコントローラーにもカメラが搭載されています。

【Topics】
・“PSVR2”と思しきデバイスの特許情報
・ヘッドセットのみならずコントローラーにもカメラ搭載、トラッキング精度向上か

“PSVR2”や、SIEの特許に関連する記事はこちらから。

Varjoの超高解像度VRヘッドセットに新型「VR-2」登場 ハンドトラッキング搭載モデルも(10.16)

2019年10月15日、Varjo社の法人向けVRヘッドセット「VR-2」が発売されました。VR-2は、2月発売の「VR-1」の性能をさらに向上させ、より滑らかな合成や、“人の目レベル”の映像領域を広げるなど、主に映像面でのクオリティを改良しています。

さらにVR-2はSteamVRに対応。同時発売のVR-2 ProはUltraleap社(旧Leap Motion社)のハンドトラッキング機能を搭載しています。

【Topics】
・VR-2の端末単体価格は4,995ドル(約54万円)、VR-2 Proは5,995ドル(約65万円)
・SteamVRはVR-2の2種類のディスプレイ解像度差には対応なし
・国内販売は現在未定

VarjoのVR-1、VR-2、Ultraleap社に関する関連記事はこちらから。

日立グループ企業ら、屋外環境でも使えるメガネ型HMD開発・販売へ(10.16)

株式会社日立エルジーデータストレージと株式会社テレパシージャパンは「高輝度、高透過率(シースルー)、軽量」を実現するディスプレイモジュールを搭載したヘッドマウントディスプレイ(HMD)を共同開発・販売すると発表しました。

従来のスマートグラスは強い直射日光下や高輝度照明下など、非常に明るい条件下において使用が困難なケースがありました。このディスプレイモジュールでは明るい現場でも違和感なく見ることができる仕組みを採用、さらにストレスフリーな装用感を実現。今後の製品化により、これまでHMDが活用しづらかった業務への活用が見込まれます。

【Topics】
・導光板方式ディスプレイモジュールを採用
・明るい条件下でも利用しやすい

未来のXR市場、カギを握るはヨーロッパ? 世界2位のマーケットに(10.15)

AR/VRやモバイル分野を中心に調査・投資を行うDigi-Capitalは、今後5年間でXR(VR/AR/MR)の有望な市場として、地域別XR市場規模2位のヨーロッパを挙げています。

Digi-Capitalは「大規模な消費者を抱え、産業でのイノベーションの歴史を持つヨーロッパ地域は、XR市場でもポテンシャルを持つ」と予想しています。

【Topics】
・地域別XR市場予測は、1位アジア51%、2位ヨーロッパ25%、3位北米17%と予測
・2023年国別XR市場規模は上位から中国、アメリカ合衆国、日本、韓国、インド
・ARの広がりはスマホ普及状況と類似と指摘。VRもゲーム市場の広がりとほぼ同じ

VR内編集もできる3Dツール、開発企業が約1.8億円調達(10.15)


フランスのソフトウェア企業MeshroomVRは、150万ユーロ(約1.8億円)の資金調達を実施しました。同社は3Dデータから、立体的なモデルにビジュアル化するツールを提供しています。同時に新たな編集ツールや既存サービスを含めた料金体系も発表し、個人利用やフリーランス、法人まで幅広い普及を目指します。

【Topics】
・アップロードするだけで3Dモデルを生成でき、変更や編集も直感的に操作
・3DCGをVR空間で確認。コントローラーを使ってVR内で編集可能

6.【Sponsored】目の前に広がる「ポケモンGO」や「Ingress」の世界 話題を集めた体験の舞台裏(10.16)

5Gの普及を前にARクラウドの発展、ARデバイス企業と通信キャリアとの提携がおこなわれる中、ARによる体験も進化しています。本記事では現実を舞台にした位置情報ゲーム「AR Roppongi x Ingress」「Pokémon GO AR展望台」の“仕掛け人”たちを取材。クリエイティブの現場で起きていたこと、今後のARの展望についてレポートします。

7.【Sponsored】藤井直敬の「現実を科学する」 第一回:そもそも、科学とはなんだろう?(10.15)

デジタルハリウッド大学(デジハリ)の大学院で教授を務め、一般社団法人XRコンソーシアムの代表理事、株式会社ハコスコ代表取締役などを兼任する藤井直敬氏。同氏が「現実を科学する」を、テーマに科学のおもしろさや当たり前を疑う楽しさ、大学で学ぶ意義などを全三回に渡って語ります。

あわせて10月21日(月)20:00から同氏によるデジタルハリウッド大学院(御茶ノ水ソラシティ3F)の無料特別講義「Reality Science」も開催されます。参加申し込みはこちらから。


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