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業界動向 2019.09.24

フェイスブックのARグラスはレイバンと提携か、任天堂がVRで特許出願 ー 週間振り返りVR/AR/MRニュース

「週間振り返りVR/AR/MRニュース」では、Mogura VR News / MoguLiveで掲載したニュースの中から見逃せない注目記事をピックアップ。読者の皆さんに、VR/AR/MRの最新情報をギュッと縮めてお届けします。

目次

1.フェイスブック、ARグラスで新たなリーク 複数機種を開発中、レイバンと提携か(09.18)
2. 任天堂が新たにVRで特許出願 ダンボールではなくなる?(09.13)
3.NTTドコモが5Gプレサービス開始、MRデバイスMagic Leap Oneの展示も(09.18)
4.PSVRで人気のコンテンツ教えます SIEが明かしたプレイ動向【CEDEC2019】 (09.15)
5.VRを使った施設は“ゲームセンター”から脱却できるのか?バンナムが「MAZARIA」に込めた狙い(09.19)

フェイスブック、ARグラスで新たなリーク 複数機種を開発中、レイバンと提携か(09.18)

米メディアCNBCは、フェイスブックが開発中のARグラスがコードネーム「Orion(オリオン)」と呼ばれており、2023年〜2025年の発売を目指している旨を報じました。また、サングラスブランドのレイバンやオークリー親会社Luxxotica(ルクソティカ)とパートナーシップを結び、「Orion」を共同開発中であることを示唆しています。

一連の報道に対し、The Informationは、Luxxoticaとのパートナーシップは「スマートグラス『Stella』の開発を後押しするもの」と別の見解を示しています。双方の取材に対し、フェイスブックとLuxxoticaは沈黙していますが、フェイスブック、アップルなど大手の「ARグラス」開発が加速していることが伺えます。

【Topics】
・情報元は匿名の“プロジェクトに精通する人物”
・フェイスブックCEOザッカーバーグ氏はハードウェアチーフに「Orion」を優先と指示
・「Stella」はSnapのSpectaclesの競合と位置づけられるスマートグラス

フェイスブックのARグラス開発に関連する記事はこちらです。

任天堂が新たにVRで特許出願 ダンボールではなくなる?(09.13)

任天堂が日本特許庁に「Nintendo Labo: VR Kit」用と思われる、新型VRヘッドセットの特許を出願したことが明らかとなりました。同ヘッドセットの詳細は不明ですが、外装素材がダンボールからプラスチックに変更されています。

米メディアVRScoutは「ダンボールより耐久性の高いパーツを導入した理由」として、特許の概要書から、快適性の向上を目的と推測しており、任天堂がVRに関する取り組みを本格化した可能性があると指摘しています。

【Topics】
・頭部固定ストラップ等の追加はなし。Switch本体に装着し、手でデバイスを支える
・2019年8月22日特許公開。正式名称「立体画像表示システムおよび立体画像表示装置」
・日光の遮断率を高め、没入感を向上、ダメージからハードウェアを守る目的か

「Nintendo Labo: VR Kit」の記事はこちらをご覧ください。

NTTドコモが5Gプレサービス開始、MRデバイスMagic Leap Oneの展示も(09.18)

株式会社NTTドコモは、2019年9月20日(金)より一部店舗で、次世代通信規格である「5G」を用いた「5Gプレサービス」を開始、Magic Leap社のMRデバイス「Magic Leap One」も展示されます。

NTTドコモは、4月26日にMagic Leap社と資本・業務提携を締結しており、Magic Leap Oneの国内展開が順調に進行中と推測されます。

【Topics】
・対象店舗は「d garden五反田店」「ドコモショップ丸の内店」「ドコモスマートフォンラウンジ名古屋」「ドコモショップグランフロント大阪店」
・国内使用不可だったMagic Leap Oneは「無事、技適を通過」と発表

Mogura VR NewsによるMagic Leap特集やインタビューはこちらをご覧ください。

PSVRで人気のコンテンツ教えます SIEが明かしたプレイ動向【CEDEC2019】(09.15)

2019年9月4日〜6日ゲームを中心としたコンピュータエンターテインメントの開発者カンファレンスCECEC2019にて、株式会社ソニー・インタラクティブエンタテインメントの秋山賢成氏のセッションが開催されました。同氏は「PlayStation®VR の振り返り」として「データから見る世界のトレンド・動向」について解説し、ダウンロード数、ユーザーのプレイ時間や傾向の分析、コンテンツ開発についての知見を述べました。

【Topics】
・長期継続ダウンロードされるJob SimulatorSUPERHOT VRBeat Saber
・VRコンテンツの最適化について
・事例から見るPlayStation VRアプリケーション開発の技術的ヒント

VRを使った施設は“ゲームセンター”から脱却できるのか?バンナムが「MAZARIA」に込めた狙い(09.19)

8月4日ゲーム開発者向け勉強会「出張ヒストリア!」にて、株式会社バンダイナムコアミューズメントの小山氏・田宮氏は、「VR ZONEがMAZARIAになったワケ」と題する講演を行いました。

アクティビティ目当ての「ゲームセンターの進化版」という「VR ZONE」の課題を乗り越え、「アニメとゲームに入る場所」というテーマの下、共感できるストーリー作りや、施設設計に取り組み、東京・池袋に MAZARIA(マザリア)をオープンさせた、その道のりを語りました。

【Topics】
・2016年「VR ZONE Project i Can」、2017年「VR ZONE SHINJUKU」をオープン
・場所とテーマを定義し、2.5次元を体感できる施設・サービスを緻密に設計
・「やりたいことはまだまだある」二人のセッション後の裏トーク

「アニメとゲームに入る場所」MAZARIA(マザリア)現地レポートの記事はこちらをご覧ください。


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