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投資 2019.04.26

NTTドコモ、MRヘッドセット開発のMagic Leapに約312億円出資 国内向けデバイス販売権など取得

株式会社NTTドコモは、MRデバイス開発企業Magic Leap(マジックリープ)と資本・業務提携を締結しました。これにより、Magic Leapに対し2.8億ドル(約312億円)の出資を行います。ドコモは今回の資本・業務提携の目的について、「第5世代移動通信方式(5G)時代における新たな付加価値の提供をめざし、空間コンピューティングを利用したMR領域の取り組みを強化するため」としています。

さらに、「Magic Leapが今後日本国内向けに提供する予定のデバイスの、ドコモによる販売権の取得」が公表されました。

Magic Leap社は、現実空間にバーチャルな物体などをまるで実際にあるように見ることができるMR(複合現実)デバイス「Magic Leap One」の開発・販売を行っています。ドコモは「Magic Leapとの提携を通じ、5Gの持つ”高速・大容量・低遅延“といった特長や、ドコモのサービスとの連携を行うことで、日本国内におけるMRサービスの創出と市場の拡大を目指す」とコメントしています。

国内でのMRコンテンツ開発・普及を共に促進

今回の業務提携では、Magic Leapが今後日本国内向けに提供する予定の“MRコンテンツ配信プラットフォーム”の日本版対応を共同で推進。さらにドコモが提供するサービスのMR対応、NTTドコモが進める「5Gオープンパートナープログラム」との連携により、国内のMRコンテンツの開発および普及を共同で促進します。

過去にドコモはにグアムに開設された「ドコモ5Gオープンラボ GUAM」のオープニングセレモニーにて、MRデバイス「HoloLens」やMagic Leap Oneを使用する実証実験を実施。5Gシステムを経由して双方向のコミュニケーションを成立させています(2019年3月27日)。

ドコモは「映像分野におけるスタイル革新を実現するために、ドコモはパートナーとともに、現在推進しているAR/VRの取り組みを着実に遂行していき、今回のMagic Leapとの提携を通じて、MR領域市場の創出も目指す」としています。

ドコモのVR/AR/MRに関する取り組み、およびMagic Leap社や同社デバイスに関する記事は、以下から読むことができます。

(参考)株式会社NTTドコモ


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