フェイスブックが開発中のARグラスについて、新たな情報が報じられました。
米メディアCNBCによれば、フェイスブックが開発しているARグラスは「Orion(オリオン)」というコードネームで呼ばれており、2023年から2025年にかけての発売を目指しているとのこと。なお、これらの情報は匿名の“プロジェクトに精通する人物”によるものとされています。
さらにCNBCは、フェイスブックのCEOであるマーク・ザッカーバーグ氏はARグラスに強い関心を持っており、ハードウェアチーフを務めるAndrew Bosworth氏に「Orion」を優先するよう求めている旨を報じました。
レイバンやオークリー親会社と提携も、こちらは別プロジェクトか?
CNBCは「レイバンやオークリーといった、サングラスブランドの親会社であるLuxxotica(ルクソティカ)とのパートナーシップ」が存在し、共に「Orion」の開発を進めている、としています。
一方The Informationは、このパートナーシップは「SnapのSpectaclesと競合する、『Stella』と呼ばれるスマートグラス」の開発に差し向けられているとしており、見解が分かれています。
双方からの取材に対し、フェイスブックとLuxxoticaはコメントを控えました。
加速する「ARグラス」
フェイスブックは2018年、ARグラスを開発中であることを認めており、2019年には求人情報から開発の進行が明らかになっています。
同様にアップルもARグラス開発に取り組んでいると考えられています。こちらについては様々な情報が錯綜しています。7月にサプライチェーン経由で「アップルのAR開発チームが解散」「ARグラスの開発中止」が噂されました。一方で、8月にはアップルが新たにAR/VR関連職の求人募集を開始しています。