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VTuber 2018.07.15

この動画がすごい!今週のおすすめVTuber動画(7月7日~7月13日)

 日々クオリティの高い作品がアップされ続けている、バーチャルYouTuber(バーチャルユーチューバー・VTuber)の動画。その中から独断と偏見で「この動画は是非見て欲しい」というものをご紹介。話題のものから個性派まで、要チェック!

【019】綾前 叶音 MV「Virtualization」 / “Virtualization” by Kanon Ayasaki

(7月13日)
(推薦いただいた作品です、ありがとうございます!)

バーチャルシンガーソングライターの綾前叶音が投稿した新曲は、VTuberにとって、またVTuber好きにとっての応援歌たりうる、エモーショナルな一曲。もちろん作詞作曲も、動画制作も本人。概要欄の「現実で生きる人、仮想空間で暮らす人、人ならざるもの、全ての存在に向けた楽曲です。」の意味は、聞けば一発でわかります。

MVは男性が仕事から帰ってくる実写からスタート。ノートパソコンを立ち上げ、WEBカメラを設置し、FaceRigを立ち上げます。画面には、綾前叶前の姿が。改めて「綾前叶音という女性は、誰かが作っているバーチャルな存在である」と表現しています。

彼女の歌詞は、なぜVTuberになりたいと感じるのか、見ている人がいないかもしれないのになぜ動画を作るのか、そもそもなぜバーチャルで声をあげるのか、という疑問への力強いアンサーになっています。

「全身全霊をこの身に賭けるよ」の「この身」が、かけがえのない大切なもう1つの自分であるのは、VTuberファンならきっとわかるはず。「作り物の声だってキミに届いている」「たとえ空が偽物だとしてもわたしはここで生まれて生きているんだ」という歌詞は、バーチャルからリアルに伝えようとする叫びです。

最初のキャラクターデザインやLive2Dモデル作成の画面はぐっとくるものがあります。自分で自分を生み出し、生命を吹き込んでいる瞬間だから。
明るい曲調に乗せ、希望を詰め込んだ歌詞を歌うのは、間違いなく「生きて実在している綾前叶音」というバーチャルな存在。

「バーチャル」で笑い、ワクワクし、感動したことのある人なら、作り物の中に宿る魂があり、そこでしか感じられない表現のすごさを知っていると思います。

バーチャルの中に、確かに「実在」するなにかがある。VTuberには魂が宿っていて、その全員が何かを表現しようとしている。バーチャルで心が揺さぶられた経験のある人全てに聞いてほしいアンセムです。

【絵本読み聞かせ】すこしおはなししませんか?【雑談】

(7月10日)

.LIVEアイドル部所属のカルロ・ピノが配信したのは、同じアイドル部の八重沢なとりが彼女の誕生日のためにつくった、絵本の朗読。45分くらいからはじまります。タイトルは「ありのおひめさま」。この絵本のクオリティが、作品としてめちゃくちゃ高い。

ありは、普段から虫好きで「地球防衛軍」などもプレイしているカルロ・ピノ本人の表現。ありの姿を嫌い、変わりたいと願う彼女が出会うのは、ウマ(ばあちゃる)、ダンゴムシ(木曽あずき)、さくらんぼ(花京院ちえり)、レモン(神楽すず)など、アイドル部の面々をモチーフにしたキャラクターたち。

美術部の八重沢なとりの力が発揮された、超力作。絵画のセンスが抜群で、絵本ならではの、優しくも力強いタッチがとても印象的。アイドル部は元々非常に仲がよく、その絆がストーリーに織り込まれているのも泣ける。もちろん電脳少女シロも重要なシーンで登場します。

耳に優しい落ち着いたカルロ・ピノの声による朗読も染みる。アイドル部を知らなくても十二分に味わえる作品なので、是非。
 

よ 7/7 みらてぃぶさん たなばたきかくしたやつ?

(7月7日)

7月7日は、ほとんどのVTuberにとって初の七夕。宇志海いちごが行ったのは、にじさんじ全員からお祈りの短冊をもらって、笹に吊るすというもの。1期生・2期生だけでなく、ゲーマーズ・SEEDsまで全員が協力したというのがすごい!

短冊の内容は全員個性的。「わたくし役、橋本環奈とかでにじさんじ実写化」と書く月ノ美兎の平常運転っぷり。「アキくんすき」と書いた剣持刀也には「願い事じゃないじゃん!」と激しくツッコミ。「打倒機関+魔眼覚醒」と書く厨二病全開の鈴木勝。「けっこんしたい」とヘビーな願い事を書いた鈴鹿詩子には、さすがのいちごもちょっと言葉に詰まる。

「いいセンスだ!」と褒めるいちごが、嬉々として全員の短冊を飾る様子を見ていると、本当に七夕のっていいものなんだなとほっこり。個性がバリバリに出ているので、にじさんじを知る(特にSEEDs)入門編動画としてもオススメです。

1分でわかる鈴鹿詩子

(7月11日)

登場時からぶっ飛ばしっぱなしの、ショタコン元BL作家酒狂い古の腐女子歌のお姉さん、鈴鹿詩子。あまりにも属性が多すぎる彼女を1分でまとめる動画、って無茶すぎない?と思ったら、見事に1分に全てが詰まっていました。見てください。1分だから。


鈴鹿詩子の配信は最初からネタに富んでいて面白かったものの、ここしばらく加速度的に動画のネタ作りに凝り始めています。夏服お披露目回では、婚活パーティーをネタにしたギャルゲーを作ったり、逆育児ゲームを演じたり。エンタテイナーレベルがすごい勢いで上がっているので、是非追ってほしい。

【壁ドンで】イケメンになる魔法にかかったのそら【差をつけろ】

(7月10日)

ときのそらによるイケメン演技動画。イケメンスタイルになる動画は様々なVTuberがあげていますが、彼女の今回の動画はなにより、シチュエーションと字幕が特殊すぎる。その手があったか! という感じ。

抱きしめて離さない云々もとってもビューティホーではありますが、次第にどうもイメージが偏ってくる。頭にチョウをつけているとか、青いハチマキが似合うとか、イルカみたいな笑い方とか、おいで子狐ちゃんとか……いやいやいやそれ、もう特定の誰かじゃん!

超まっすぐなときのそらにこう言われたら、多分本当に個々の方、落ちてしまうんじゃないかしら。

こういう「あえて言わんけど」でVTuberファンを楽しませるトークは、ニヤニヤさせられますね。
 

輝夜月がホラーゲームをやった結果

(7月11日)

非常に珍しい、輝夜月のボツ動画がTwitterにアップされました。「魔女の家」というホラーゲームのプレイ動画なのですが、どうやら彼女、苦手どころの騒ぎじゃないらしく、何もしてないのに絶叫し続ける、というものすごいシュールな動画になっています。元々「ゲームは苦手」「ホラーゲームはダメ」と言ってはいましたが、よもやここまでとは。ボツにするのがもったいないくらいの動画です。

吉幾三さんでおなじみの曲で踊ってみた

(7月11日)

お茶の間Tボーイズは、男性VTuberの森山ソラと白石カイトがルームシェアをしながら、ネタ動画や生配信をするという、ちょっと変わり種のチャンネル。3DCGモデルで動いているのですが、かなりリアル寄せのデザインなのも珍しい。
にしてもなぜ「新日本ハウスCMソング」にかっこいい振り付けをしようとしたのか。そういうところも面白い。

2人のモーションも非常になめらか。普段のちょっとゆるーい感じや、気を許して仲良く暮らす様子など、見ていてとてもほっこりできる二人組です。ちゃらんぽらん隊のように、組体操をしている動画は、技術力にも驚かされる。

イケメンVTuberは最近続々と登場中です。顔がいいだけでなく、個性も様々になってきているので、チェックしてみよう。
 

【HoneyWorksコラボ arrange:cake】ロメオ~piano ver.~/涼×晴翔【歌ってみた】

(7月7日)

ゲーム部プロジェクトがアップする動画は、ゲーム実況も面白いけれども、部員のわちゃわちゃする様子が非常に楽しい。今回のHoneyWorks「ロメオ」カバーは、ニヤニヤすること間違いなし。涼くんと晴翔が王子様だとかもうーーー!

わたくし少々過激な「はるみり」派なんですが、涼みりもいいなと思った、っていうか「公式が最大手―――!」と叫びたくなりました。みりあちゃんまじお姫様なー。

メタい話になりますが、VTuberの二次創作的カップリングは、まだまだ声高らかに言うのが難しい部分があります。半分ナマモノのようなものだから。しかしゲーム部プロジェクトは最初から4人組設定な上に、演劇型のVTuberなので、そのへんとてもいじりやすい。大変キュンキュンしました、次は部長もお願いします。
 

【5分ちょっとで分かる】爪切配信#2

(7月11日)

空想コード+の眠河ゆめなは、非常にマイペースでゆったりした配信をする、爪切り系VTuber。彼女、1人で爪を切るのが寂しくてできず、かつては4時間もかかってしまい、友達を無くしたという哀しい過去をもっています。

今回の動画は、1時間39分の爪切り記録を7分にまとめたもの。一応ツルツルにする時間を含めたとは言え、長い。けれどコメントを拾いながらコロコロ笑う彼女の姿を見ているとほっこり。もっと長くてもいい。眠河ゆめながどんなキャラなのか知るのにもってこいの動画になっています。今の所動画での最長記録は2時間30分

ゾンビ子 怒りのピニャータチャレンジ

(7月10日)

最近続々とVTuberのYouTubeの収益化が通りはじめました。よいことです。

しかしそのタイミングで、モデルが完全新規化し、upd8への参加も決まったカフェ野ゾンビ子が、怒りをこめて1分間ピニャータチャレンジ(南米のお祭りで、くす玉人形をぶら下げてみんなで棒で叩くこと。1分間で何回叩けるかをYouTuberたちが撮影しているのが1分間ピニャータチャレンジ)を行いました。

まあここまではいつもの物理演算ゲーム動画なのですが、なぜ怒っているかと言うと「ほとんどの広告主に達していない」というYouTubeの判断で、収益化が通ったのに全く広告がついていないから。

ゾンビ子の話によると「1・スカートの中が丸見えになっている」「2・ゾンビ子が人を撃ち殺す表現がアウトっぽい」ということらしい。まあ1はともかく、2は暴力ゲーム実況がOKでゾンビ子がだめ、というのは確かに解せない。

YouTubeはエログロにはかなり厳し目。今後もゾンビ子のように「収益化できるのか」「そもそも配信できるのか」みたいな話が続々と出てくると思います。それが表現規制なのか、明らかにやりすぎたのかは、見る側も考えていく必要がありそうです。

バ美肉やってみた【Live006】

https://www.youtube.com/watch?v=ZGNyDCtENPU

(7月8日)

近年VTuber界隈で一気に話題になっている「バ美肉(バーチャル美少女受肉おじさん)」という単語。

話題が走りすぎて定義がどんどん曖昧になっているため、説明がめちゃくちゃ難しい。ざっくり拾うと、絵師など中の人が自分を隠さず、美少女アバターを使って、声も美少女に近づけたいよねというもの…でも当てはまらなくても「バ美肉」の枠内。

はるか以前から美少女化しているバーチャルけもみみ狐娘YouTuberおじさんのねこます氏は、いうなれば「ねこます」という中の人を明かした上で美少女化しているから、それってバ美肉なのでは?というクエスチョン。

今の流行りにあわせる、ということで2DアバターとFaceRigに逆行。ねこます氏のLive2Dモデルは2年前のもので、現在すでにSteamのワークショップにあるので誰でも使えます。

FaceRigを使ったモデルとLive2Dの「イラスト」を生かした魅力が、バ美肉ブームで見直されているのは事実。かつてLive2Dを使っていた人たちの技術を、別の絵師たちの画力で使っていけば、さらに美少女受肉は捗るはず。

「コンテンツのために美少女化した」というのが今まで多かったスタイルで、「美少女化するのが目的」なのがバ美肉ではないか、という見解をねこます氏は述べています。女の子のキャラを男性がそのまま男声で演じる、というブームの走りであるねこます氏。電気的な技術の話も含め、今の男性の美少女化ムーブメントを知りたい人は、是非見てほしいトークです。

【鳥肌】X JAPANの”紅”を「VRアイドル」が心を込めて歌ってみた【えのぐ/鈴木あんず】

(7月13日)

ここしばらくの、岩本町芸能社えのぐチャンネルの動画ラッシュがすごい。「えのぐ」という5人ユニットを組み、オリジナルデビュー曲を披露してから、続々と今までの歩みや面白シーンのまとめを編集し、アップしています。今まで全く岩本町芸能社を知らなかった人にとって、入り口として最適です。

【神シーン】VRアイドル「えのぐ」名場面&迷場面(TOP10編)【まとめ】

そんな流れの中で異色中の異色なのが、今回の動画。5人の中でもかなりおとなしい方である鈴木あんずが、まさかのX JAPANの紅をカバー。しかも超絶叫つき。

過去の編集ではなく全くの新規動画で、しかも今までにないくらい短い一発動画。えのぐの新基軸です。

選曲も意外だし、歌がまためちゃくちゃうまい。これシリーズ化してどんどん出していただきたい。その前にフル尺でみたいですね。

【検証】バーチャルなうんちを作っても動画は削除されないのか

(7月11日)

おめがりすぎてとどまるところを知らないおめがシスターズが挑戦したのは、うんち映像

YouTubeではうんちの映像を流すことはできないそうですが、じゃあ3Dモデリングで制作した場合は動画は削除されないのか?という検証です。なんでそこに挑むんだ。

まあ、まきまきうんちくんみたいなキャラクターは問題ないとして。後半ものすごくリアルなうんちをおめがレイが制作。凸凹感をだし、テクスチャをつけると、どえらい生々しい物体ができあがりました。

結果としてはこの動画が残っているので、セーフということです。よかったよかった。バーチャルならOKということなのかな。となるとどこまでが「バーチャルならOK」なんだろうね。

コンビトークが面白い2人ですが、おめがレイの技術力とこだわり力はかなりのものなので、ちょっと気にしてみると色々発見があります。歌動画の背景とか全部おめがレイ作です。
 

マックポーク復活騒動について【アサヒノワダイ】

(7月7日)

元ネタを知らない人はドッキリしたかもしれないあさひの動画。あさひは普段から凝った短編動画を頻繁にアップしており、毎回ネタを盛り込んでいますが、今回はマックポーク復活を祝って食べるだけ……なぜ?

あさひ動画はいつも明るく楽しいので、まるでホラー。これは人気YouTubeチャンネル「アシタノワダイ」のパロディ。

今回の騒動について

「アシタノワダイ」は普段は、「○○な動画10選」のようなネタを頻繁にあげていたチャンネル。頻繁に投稿していたにも関わらず、突然一ヶ月投稿がなくなり、突如上がったのがハンバーガーを食べるだけの動画。動画の最後まで見ると「現在は、都内某所に潜伏」「人はみんな死ぬんだよ」という意味深な文字だけが流れ終了。これにはYouTube騒然。数多くのYouTuberが話題にしていました。

この話題について、触れているVTuberはほとんどいません。そもそもYouTuber文化とVTuber文化の間にはかなり深い溝があり、お互いネタにすることは少ない。YouTubeの好奇心そそり系まとめ動画となるとさらに距離が遠い。でも再生数は、まとめのほうがはるかに多い。

あさひが今回パロディ化したように、YouTubeやSHOWROOMなどの文化圏とVTuberの文化は、今後入り交じって新しい作品を産んでいくのかも。
 

【ENTUM】蜜先生の〇〇講座#01 『理想のノートのとり方 編』【花野蜜】

(7月10日)

最近講座系のVTuberが増えてきて、楽しいことになってきています。ENTUMの花野蜜先生がアップした「理想のノートのとり方」は、超具体的な上に、多くの学生さんが今すぐ使えるもの。必見!!

なぜノートをとるのか?というところから考えています。単に記録するのが目的ではない。

動画の作りも凝っており、重要な用語がパッパッと現れたり、豊満なボディがバーンと映されて目を引いたり。実際のノートの写真を題材にあげて、どうするとより良い動画を作れるか解説しています。

蜜先生の講座はまだ色々あるようなので、実用的な物が増えるのを楽しみにしています。
 
 

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