日々増えていくバーチャルYouTuber(バーチャルユーチューバー・VTuber)。全部追うのはなかなか大変。このコーナーでは、独断と偏見で「この動画は是非見て欲しい」というものをご紹介。話題のものから個性派まで、要チェック!
【にじさんじ模擬面接】ぽんぽこ&あさひ&万楽えね&ピーナッツくん
(4月20日)
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VTuber「甲賀流忍者!ぽんぽこ」が、勝手に「にじさんじ」三期生になるための模擬面接を行う、というかなり無茶苦茶な生放送。もちろん非公式。
参加しているのは、「クソメガネ」の愛称で知られるいじられキャラのあさひ、淫乱すぎて二回ほどBANされたことがある万楽えね、イキリ芸で毒舌を履きまくるマメのピーナッツくんと、クセのあるメンツ。面接官のぽんぽこはまんま月ノ美兎委員長の制服でした。
一応はぽんぽこが質問を出してそれぞれ答えていく形式。……なのですが、iPhoneXがほしくてやたらがめついあさひと、自分を取らないと後悔するぞと騒ぐピーナッツくんでしっちゃかめっちゃか。
そんな中、えね姉さんがにじさんじへのガチ愛を語り(本当に申し込んでいるようです)、哲学を嗜んでおり、周りのVTuberへの手助けをしている、という事実が発覚して株がダダ上がり。時折漏れる淫乱要素にぽんぽこ大興奮。
放送は好評で、Twitterではトレンド入り。たくさんのにじさんじメンツが見ており、こちらにも大ウケ。実質本当の面接なのでは?という放送に。
企業に所属しない個人バーチャルYouTuber勢のフリーダムな企画とトークの面白さにふれることができる動画なので、参加者を知らないにじさんじファンの人には特にオススメ。動画の最後の最後までネタが詰まっているので、是非途中で切らず聞いて下さい。
[WOW Japan x CSF 2018] An Exclusive Q&A with Kaguya Luna
(4月15日)
輝夜月がWOWJapanのインタビューに応じ、テキストと動画で答えています。と言ってもいつもどおりの月ちゃんなので、動画の最初から「I like エビ、いえー」と雑な英語(?)でトーク。好きな単語は「チーズとジュース」と、全くブレない。というかそこだけ日本語。
テキストの解答も「おはよおおおおお!!輝夜月です!!!」と安心のクオリティ。
輝夜月はbilibili動画にもチャンネルを持っていて即中国語字幕付き動画をアップするなど、海外向けの発信を盛んに行っています。
VTuberが定番プレイしている「Quick,Draw!」を輝夜月も投稿しているのですが、絵が上手すぎて認識されない、というのがファンの間で話題になっています。特に馬の絵は、かなり絵が上手い人の描き方ですので、こちらも必見。bilibili動画でも「66666(すごい、の意味)」「23333(爆笑の意味)」の弾幕が飛び交っています。
星菜日向夏の自己紹介!!!
(4月18日)
「宮崎県出身」で「魔法少女」になりたくて「永遠の17歳」、有名になりたい超元気系VTuber。属性多すぎるよ! スカジャンやシュシュのオレンジ色のまんまで、パッション溢れる少女…女性…女の子の登場です。早速生放送の回数を重ねており、マシンガントークで視聴者を弄り倒しています。
テンションがあがるとバリバリ宮崎弁が出てくるのがなんともかわいい。暴走してしゃべるので、視聴者側からのツッコミポイントもてんこ盛り。やたらゆらゆら揺れるのもかわいい。時折ぶりっ子ぶるけどすぐ雑なトークになるのもかわいい。あっ、もう好きになる。こういう「アホ」になれる永遠の17歳は素晴らしいですね。
現時点でははっきりしていませんが、珠根うたのモデルとそっくり、放送形態も似ています。性格は真逆です。どちらも表情豊かで動きも滑らか、ものすごいクオリティの高い3DCGで、絶賛バズり中。特に宣伝を打っていないのも興味深いところ。
【宗教規制編】日本と海外でイラストが違う遊戯王カードを紹介!PART2【クゥChannel】
(4月17日)
クゥ・フラン・ゾーパーがアップしたのは、日本と海外の遊戯王カードを比較して表現規制・変更点を見る動画。これは1月23日から続いている人気シリーズ。前回は「暴力規制編」で、今回は宗教的に引っかかってしまった部分の紹介です。
天使の輪が消されていたり、悪魔の角が外されていたりと、日本人の感性だと「そこなの!?」という変更点ばかり。ようはゲームの中に「天使」「悪魔」「キリスト教」の要素をなるべく入れないでおこう、ということのようですが、変更後のカードの苦しさは一見の価値あり。
クゥ・フラン・ゾーパーは、マニアックなゲームや映画に精通したVTuber。時折「映画をみんなで一斉に再生して鑑賞する」というイベントも行っています。
【 女子2人実況】密室で独り、爆弾解除するのそら – Keep Talking and Nobody Explodes
(4月14日)
貴重なときのそらとえーちゃんのかけあい回。
生放送では視聴者に語りかけるような優しさが魅力、動画では純粋さがかわいらしい、ときのそら。彼女は編集の友人A(えーちゃん)と一緒に活動をしています。
普段は頑張り屋の彼女も、親友のえーちゃんが出てくると途端に甘えん坊になってしまう。このギャップは是非みてほしい。キマシタワー感満載です(えーちゃんは声だけで、本人は登場しません)。
(参考・その包容力、まさに“聖母” 女子高生バーチャルYouTuber「ときのそら」 苦労と努力の軌跡(MoguraVR))
そんな2人が、爆弾解体ゲームに挑んだのがこの回。とはいえときのそらが駄々っ子モードなので、全然会話が成立しない。えーちゃんにわがままを言いつつ、ドタバタしている内にドカン。「この人指示聞いてないんですけど」とえーちゃんが嘆くほど。
https://www.youtube.com/watch?v=Tq0YFBOKIhk
この動画のあとに、是非4月19日の生放送動画を見ていただきたい。ときのそらの、最近の振り返りとして、えーちゃんがゲストに登場。2人で語りながら、活動を見返しています。
最後の最後に、失敗した爆弾処理に再挑戦。今度は名コンビっぷりを見せます。ときのそらとえーちゃん(画面外)が喜びのあまりハイタッチするシーンは、ファンなら絶対見ておこう! VTuberがそらとえーちゃんの青春なんだ。
ブイフェッショナル生首の流儀
(4月16日)
さはなは「バーチャルYouTuber好き」として活躍しているVTuber。様々なVTuberの話題や、その周辺のできごとを軽快にトークするのが人気です。
さはな動画はVTuberをリスペクトしたパロディを動画に盛り込むのが特徴。
今回は「ピーナッツくん」や「鳩羽つぐ」など、VTuberファンがニヤリとするコアなネタを放り込んでいます。毎回かなりマニアックなところまで攻めているので、逆に「さはな動画で出てきたあれの元ネタはなんだろう?」と探るのが楽しかったり。
今回はNHK番組のパロディで自分のVTuberとしてのあり方を(ネタとして)出しながら、未来予測をしています。本人は謙虚で、冗談混じりで語っていますが、これが鋭くてゾクリ。
VTuberファンが金欠になったらどうすればいいか。夏に個人VTuberが動画外でコラボして一悶着あるのではないか……。
今までの動画でもVTuberの流れの予測を立てては当てているさはな。できれば一悶着は起こらないで欲しいところですが。過去動画も「ファンが疲弊しない姿勢」「VTuberが続けていくための考え方」などを具体的に、わかりやすく述べているので必見です。
【360°VR動画】プラネタリウム作ってみた【Uka032】
(4月15日)
スマホVRゴーグルでの視聴がオススメの、360度ムービー。
バーチャル美少年の届木ウカは、技術系のVTuber。CG制作、物理演算実験、バーチャルキャストのテスト放送、LINEスタンプ、小説の朗読など、多彩な動画をアップしています。最近ではバーチャルYouTuber事務所「ENTUM」に、初期メンバーとして所属しています。
今回の動画は届木ウカの作ったプラネタリウムを360度体験できるというもの。ウカが好き勝手作った世界に、視聴者が入ってきて自由に遊ぶ、というモットーを体現するかのような動画になっています。
個人では雨下カイトが360度VRLive放送を試みているので、こちらも是非チェックしてみてください。
【NEWS】最新中国NEWS始めました!【第1弾】
(4月15日)
中国の弟系VTuberDDの新しいコーナーとしてアップされた、中国の最新情報を伝えるニュース動画。中国語で解説しながら、中国語・日本語の字幕も付いています。
今回は「DDの現代中国人三大必須アイテム」を紹介。モバイル決済、シェア自転車、出前サービスの現状を解説しています。いずれもスマートフォンひとつでできるものばかり。特にシェア自転車のシステムは、QRコードのアプリ管理で決済までこなすスグレモノ。
このシリーズぜひとも続けていただいて、中国テクノロジーを映像で伝えていってほしい……のですが、BGMの喘ぎ声が気になって仕方ない。なぜその曲を選んだんだDD。
VTuberたちによるVRダンジョン探索ツアー
https://www.youtube.com/watch?v=EmmfvsBwD9Y
https://www.youtube.com/watch?v=430EpHZPsyg
https://www.youtube.com/watch?v=D5hhkl3tOjg
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バーチャルダンジョンフェアリー・クーテトラが作ったダンジョンに、VTuberたちが挑むイベントが開催されました。
第一陣はニーツ、バリトンエルフリリー、タマキン、雨下カイト、春日部つくし、新川良。第二陣にはあっくん大魔王、ミディ、万楽えね、動く城のフィオ、おきゅたんBOT、W01f/ウルファが参加。
暗闇のダンジョンの中をチームで協力して探索。「インディ・ジョーンズ」のような転がってくる巨石など、様々な仕掛けやトラップ、謎解きが張り巡らされており、それぞれのチームのクリアタイム・取得物で成績が決められます。
敵役として、魔王ヘルネスとのらきゃっとが行く手を阻み、大鎌を持って追いかけてくる、という演出もにくい。戦闘の概念も盛り込まれています。
松明をもって歩きながら慎重に進んでいくこのゲーム、一般向けにオープンするとしたら運営がめちゃくちゃ大変そうですが、ぜひとも参加してみたい……! VRChatとVTuber放送の可能性を感じさせる映像になっています。
【春の農作業2】肥料をまいて、耕します!【05】
(4月19日)
畑のVTuber・陽菜は、バーチャル福島県での農業の過程を紹介する動画をアップし続けています。面白いのは、季節にあわせて動画が出されること。3月にスタートした時はまずキャラ紹介。4月は畑の準備、5月以降は育っていく様子や収穫を撮る予定とのこと。
制作しているのは福島県会津若松市の千苅農場。今年2月からホームページを開設し、キャラクターを通してトマト育成の様子を発信しています。
そのまま小中学校の映像教材としても使える動画です。なんといってもちょっとずつ、随時動画がアップされる、というのがVTuberの強み。一年、二年と続けて、資料化していってほしいものです。今なら簡単にキャラクターを動かせるソフトも増えているので、他の産業でもこういう動画ができると楽しいですね。
スズキセシルのアニソントーク ときめきトゥナイト
(4月18日)
スズキセシルはアニメについて様々なトークをしながら、アニソンをアカペラで歌う、アニメウンチクスタイルのVTuber。女子高生のようですが、宇宙空間に浮かぶ部屋に住んでいる不思議な子です。
割と懐かし目な作品を多く取り上げる彼女、今回トークしているのは「ときめきトゥナイト」。エンディング「Super Love Lotion」といえば、アニメ史に残る裸マントのダンス。スズキセシルは曲にあわせて衣装チェンジすることがあるのですが、本気を出して動画でも裸マントを披露。ノートパソコンでぎりっぎり見えないけれども、かなーり際どい絵面になっています。
今回リクエストを送ってきたのはギルザレン三世……なにやってるのギル様(彼は自己紹介で元々スズキセシルが好きだと言っていました)。こういう形でのコラボ(?)も、最近はVTuberの間で増えてきましたね。
にじさんじメンバー大集合「深夜の声劇」生放送
https://www.youtube.com/watch?v=z3I-DMauIQo
https://www.youtube.com/watch?v=q-VJjqu7WXo
4月14日と4月20日に、静凛が「にじさんじメンバー全員に声をかけて、起きていて参加できる人を集めて即興で脚本読み合わせ演劇をする」という企画を立てました。
一番最初は樋口楓、宇志海いちご、渋谷ハジメの4人でスタート。その後伏見ガク、家長ムギ、剣持刀也などが続々と集結。気がつけばにじさんじ勢10人が参加する、超豪華朗読イベントに。ちなみに放送時間は深夜の二時とか三時です。サムネイラストはマンガ家のほっぺげ氏。
見どころはそれぞれが「にじさんじキャラを演じながら、他の脚本のキャラクターを演じる」という劇中劇の手法。中でも、ちびっこ組である宇志海いちごや森中花咲は、徹底して「子供」のまま、自分より年上のキャラクターを演じきり、全く破綻していない。プロの幼女っぷりに脱帽。
普段はイケイケのトークで強気な剣持刀也が、これだけの個性が集まった状態だと極めて常識人でおとなしいのもかわいい。逆にものしずかな渋谷ハジメが演技力抜群なのも魅力的。勝手に盛り込みあう、にじさんじネタのアドリブも楽しい。
かなーり長い動画なので、無理に一気に見ずに、脚本ごとにBGM的に聞くのがオススメ。一期生と二期生が一斉にコラボする機会は珍しいので、これからも色々やってほしいところです。
にじさんじは人数が増えたことで、全員を全て追おうとすると、Mirrativ、SHOWROOM、YouTubeで、タイムスケジュールが夕方から朝まで埋まってしまうことも多々。追いかける人も、にじさんじメンバーも、ご無理はなさらぬよう。でもみんな面白いんだよなあ……。