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VTuber 2018.05.06

この動画がすごい!今週のおすすめバーチャルYouTuber動画(4月28日~5月4日)

日々クオリティの高い作品がアップされ続けている、バーチャルYouTuber(バーチャルユーチューバー・VTuber)の動画。その中から独断と偏見で「この動画は是非見て欲しい」というものをご紹介。話題のものから個性派まで、要チェック!

Liminality-非実在性実在少女- #01 未来1.0

(5月4日)

リリスちゃんねるに投稿されたのは、VRルーム「TheDusk」から話しかけてくる1012歳の悪魔の少女リリス・リリーホワイトの映像。2045年の世界と一瞬だけつながる部屋で、彼女から絶望的な未来を変えるよう声をかけられます。

物語仕立てで作られており、視聴者に終始語りかけるような演出が特徴。カメラは一人称視点でリリスを見ており、視聴者が彼女と触れ合えるような感覚に浸れる動画になっています。
 

背景設定は練り込まれていて、かなりディープ。彼女の正体はタイトルの通り「非実在」であり「実在」の存在。彼女は「天国」を目指しているらしい。現実とVRがいい方向に、相互に混じり合う世界への思想が語られます。

これは架空の物語ですが、未来から来た彼女の話はあながちSFと切り捨てられないリアルさがある。果たして天国は作れるのか、そもそもリリスと再会できるのか?「TheDusk」の演出も含めて、バーチャルの意義を問う動画です。

響木アオとバーチャルデート♡〜友達以上恋人未満編〜

(5月1日)

リアルイベントが大成功に終わり、すでに二回目が決まっている響木アオの動画は、友達以上恋人未満なアオとのデート動画。後半に選択肢があり、それによって物語が違ってくるという、ギャルゲー型作品になっています。

このスタイルはRPG動画などで使われる手法。今回のアオの動画はそれが二段三段と続いており、分岐の数だけ動画が用意されているからすごい。ハッピーエンドに行った後は、バッドエンドを全回収しないと損!

他にもかしこまりれらたんがこの手法を使っています。選択肢で展開がわかれる動画は、遊べる可能性が色々あるはずなので、今後増えて欲しいところです。できればいろんなVTuberがコラボして、ギャルゲーみたいにルート選択できたら、熱いなー。

【#01】国造り、はじめました

(5月4日)

バーチャル天津神雨野ミナの第二回目の動画は、神系VTuberの中でもかなりアジアテイスト。今回は混沌の中に彼女が矛をさしいれ、そのしずくで島を生み出していく様子がCGで描かれます。そういう日本神話ありましたねえ。
神でありつつ幼いミナが、自分の作った島を歩き回り、興奮している様子が見られます


日本ともアジアとも言えないオリエンタルな服装のデザインがグッとくる。後半は、彼女が描くキュートな国造り絵日記も見ることができます。
この一人ぼっちの神の暮らし、ずっと一人きりなのか、世界をどう作るのか、非常に興味深い。どうやら日本の歴史らしきものを取り込んでいるようなので、かなり変わった神話系VTuberとして活躍してくれそうです。

御来屋 久遠の自己紹介

https://www.youtube.com/watch?v=JfRBMfjGL5Y

(5月1日)

大正生まれの女の子、御来屋久遠が、多くの人の応援の元、ついにデビューしました。

昨年12月にチャンネルを開設し、Twitterは2月くらいから開始。キャラクターデザインなど進捗が細かく発表(現在動画は削除されています)されていました。クラウドファウンディングなども行われ、とうとう5月1日に姿を表しました。
 
大正7年に生まれて大正23年に16歳になった、というパラレルな設定。どうやら久遠の世界の「三越のパソコン」を介して、こちらの世界に現れた、ということらしい。

何より魅力なのは、つらつらとよどみ無く語るトークと、それにあわせてフォントがグイグイ飛び出してくる演出。西尾維新を彷彿とさせる文章と、アニメ会社シャフトのようなオシャレなデザイン。クセになる編集技術の高さは必見です。
カットのテンポもよく、キャラもかわいく、トークも軽快。一点本人が悩んでいるのは、袖のボーンらしい。袖はVTuberの鬼門ですもんね…。

10分でわかる鈴鹿詩子【公式】

(5月1日)

にじさんじ二期生の鈴鹿詩子がアップしたのは「10分でわかる」という自己配信まとめ。月ノ美兎をはじめ、最近多くのVTuberがこの手の「10分でわかる」シリーズを制作しています(本人・ファン作成ともに)。昨今動画数が増えてきたVTuberも多いため、新規で見始めるにはこの手の動画はとてもありがたい(なお「10分は超えるもの」という暗黙のレギュレーションがあり、今回の動画も13分弱です)。
 

詩子お姉さんは、見た目に反してかなり尖った発言の多い、自称「古の腐女子」。迷言が多すぎて人気のあるVTuberですが、その発言の元がどこにあるのか、YouTubeなのかミラティブなのか、探すのが大変。

今回の動画では、現在ネットで話題になっている詩子お姉さん発言がだいたいカバーされています。「二期生のやべーやつ」とファンに呼ばれるだけのことはある。

以前配信したBLゲーム(一般向け)実況動画がYouTubeからNGを出されてしまい、現在YouTubeでは配信できない様子。その分SHOWROOMなどで活発にライブ(自称・面会)をしており、YouTubeにまとめた動画投稿を精力的に行っています。現在進行系で歴史(黒歴史含む)を作るVTuberの一人です。

【賞金あり!】新Vtuberイラストコンテスト開催!

(5月2日)

ミライアカリがpixivとコラボをし、ミライアカリが決める!新VTuber募集コンテストの開催を発表しました。

正確には、ミライアカリの所属している事務所ENTUMが開催するコンテスト。新たなVTuberを生み出そう、というものです。オリジナルの新VTuberを描き、pixivに「ミライアカリイラコン新VTuber」のタグでアップすればOK。優秀賞3名には賞金20万、特別賞15名には賞金1万円が授与されます。
 

目玉は、優秀賞3名を新VTuberとしてデビューさせるプロジェクト。3Dか2Dか、誰が声をやるのかなど、実際にどういう形でのデビューになるかは現時点では不明。とはいえ自分の描いたイラストがVTuberとして動き出すのは、なんとも夢がある。

動画ではミライアカリも実際に新VTuber案をアップしています。これが冗談抜きにかわいいデザイン。つまりこれを超えなければデビューできない!
既に数多くのデザインが集まっています。締切は5月27日(日)23:59までとなっています。

ところで、今回の企画でミライアカリはpixivに自分のアカウントを作ったわけですが、以前のYahoo!知恵袋回でも本当にアカウントを作って解答していました。バーチャルなキャラクターを実際のサービスで発見すると、ちょっと不思議な気分になります。

巨大卵で物理演算エッグレース!(・8・)【013】

(5月4日)

物理演算芸を得意とする幼女もちひよこ。今回の動画ではイースターに合わせて、エッグレースをプレイ。元は卵をスプーンで運ぶ元のゲーム。サイズを大きくアップして挑戦しています。

とはいえ、メタな話をすると「走り回る」というのは機器と空間の関係でVTuberには無理。そこで「連続でジャンプして落とさない」という課題にチャレンジ。これがめーちゃくちゃ難しい。

物理演算芸をやっているVTuberにはニーツカフェ野ゾンビ子人工知能AIユニなどがいますが、大抵の場合VR機器での操作は極端に難しい。しっかり細かく演算をかければかけるほど、思ったようにいかない。

今回のもちひよこの挑戦は、そもそもエッグレースが難しい上に、走るよりも大変なジャンプをしているので、苦戦の連続です。
つまり、一生懸命遊ぶウサギさんな女児を見続けられるっていう寸法よ。最高だぜ。

【01】鹿仲茉菜、VTuberデビューです!!【自己紹介】

(4月28日)

活動を始めたばかりの鹿仲茉菜(かなか・まな)。12歳のあどけない女の子VTuberです。
なにより目を引く色使いが心地いい! 背景も、本人も、セピア調。非常によく動き、小学生らしい幼さが全面に出ています。
 

基本的には雑談やゲーム実況、歌やおえかきの動画をアップするようですが、興味深いのは「歌うだけじゃなくて、UTAうこともできるんだよ!」という発言。現時点ではこれが何なのかは明言されていません。

公式サイトによると、この部分については説明動画をアップするとのこと。また「軽いストーリー仕立て」のものもアップされるそうで、彼女の世界とキャラクターがさらにクローズアップされそうです。
彼女の動画は字幕が非常に丁寧に付けられているので、見やすいのも特徴です。

【モスおじ】かっこいい色の使い方、教えます。【色彩初心者講座】

(4月30日)

異世界を旅しながら情報発信するモスコミュール放送局では、色の使い方の初心者講座を行っています。視聴者参加型色実験からはじまり、光源色のRGBと物体色のCMYの違い、配色の利用法、色相環についてなどを解説。難しい理論を噛み砕いて説明しており、具体的にイラストで使い方を見せてくれるので、絵を描く人は是非見てほしい。デジタル彩色の際に参考になる話てんこ盛りのはず。

モスコミュール放送局では以前も絵を描く際の構図の解説などをしています。こちらも写真撮影やイラスト描写の際、ちょっとだけでも頭に入れておくと使えるものなので、見ておいて損はありません。
 

刀かざ生放送

(4月30日)

にじさんじの森中花咲剣持刀也が行ったコラボは、一応「花札勝負」がメインなのですが、全編に渡って2人のトークが大変カオスな内容になっています。というのも、花咲側が色々ネタを事前に仕込んでおり、唐突に出してくるから。生放送の下準備に、めちゃくちゃ手をかけているのは、素直にびっくり。

にじさんじのバーチャルライバーは、基本動くのは立ち絵のみ。ところが花咲はありとあらゆるクソコラを作って準備。唐突に出して、刀也と視聴者を驚かせます。本人が「クソコラの神」を名乗るだけあって、ちょっと「クソ」とは言えないレベルの、凝った作品も登場。何よりクソコラが貼られまくることで、画面に動きが出ている。

ドロリコンな刀也の立ち回りがまた面白い。花咲に対しての発言が「蠱惑的じゃないですか、この幼女10歳にしてこの大人びというか、女性に求めるものをすべて持ってるわけですよ。年下に求める幼女みたいな部分と、甘えたいお姉さんみたいな部分、母性みたいなところと」と、だいぶ気持ち悪い。

散々嫌がられているものの、ところどころ本当に優しくて、花咲も態度が柔らかくなっていくのも見もの。刀也の「幼女を泣かせたらそれはロリコンではないよ、それはただの変質者だよ」という発言は心に刻むべき名言。

【005】RT1万回!?万楽えねの賢者モードツイート集❤【バーチャルYoutuber】

https://www.youtube.com/watch?v=46MPQv8nsK4

(5月1日)

淫乱系VTuber万楽えねは、あまりにもエロすぎてYouTubeから2回NGを出されたり、FC2で活動したりと、昨今のVTuberでもスケベ方向の面白い動きを見せています(なお本当に18禁なのはYouTubeにはあげていません)。

なにかと驚かされる言動の多い彼女ですが、コラボやVRChat生放送などでは極めて真面目で優しい一面を見せています。動画のコメント欄が荒れた時も、心無い言葉を厳しく叱責し、多くの人から支持されました。またぽんぽこの「にじさんじ模擬面接」では哲学に興味があることを明かします。「欲」の意味を問う発言がチラ見えします。
 
そして今回の動画。普段彼女のTwitter発言をまとめたもので、とても思慮に富んだ発言をしているのがよくわかります。結構ガチです。

特に多いのが、現実世界と仮想世界のあり方。そもそも現実も仮想も「人がそう捉える」から認識できる、「自分には意識という物が存在する」というコギト・エルゴ・スム論や「貴方のフィルターを通して貴方の世界を作り上げて行くのだ」という視点のあり方など、鋭い。VRの考え方に興味がある人は、ネタではなく、見ておいて損はなし。もしかしたら、彼女がエロにこだわるのも、哲学的に意味があるのでは……?

VR機器もカメラもいらない!バーチャルYoutuber専用アプリ『メイアライブ』【雛乃木まやの裏側を大暴露!】

(5月3日)

YouTubeやSHOWROOMなどで活躍するバーチャル巫女雛乃木まやが公開したのは、自分を動かしているシステムの話。実は彼女、VR機器もカメラもモーションキャプチャも一切使っていない

今までも「VR機器不要のバーチャルYouTuberになるためのソフト」は開発され続けてきましたが、マイクからのリップシンク(声にあわせて口が動くシステム)とスイッチングのみで自然に動かせるソフトは珍しい。

使用されているのはマテリアライザー制作のメイアライブというもの。どのくらい滑らかなのかは、是非動画を見て下さい。モーションキャプチャしたかのように不自然なくきれいに動きまる。多分人間が静止せずゆるやかに動いているのを再現しているからなのかも。

完全カスタマイズ性なので、使いたい表情や動きは追加可能。クロマキー合成や拡縮も簡単。ハートを出すなどのエフェクトも出せる。自由度高いです。

詳しくはマテリアライザーのホームページを見て下さい。これからVTuberはじめてみたい、という人は、使用ソフトの候補として考える価値ありそうです。

【自己紹介】はじめましてっ、フォルテハルだよ!

(4月29日)

オランダと日本のハーフ、という設定の小学生3年生・フォルテハルが登場。幼さと純粋さが溢れ出ており、かわいい! 母性(父性)をくすぐる動画になっています。

YouTuber文化をたどたどしく知っているようで、「さいせーかいすー?」を増やすために「特別なあいさつ」と「サムネ」が大事、とよく勉強しております。教えてくれたのはフォルテのクラスの先生で、「ユーチューバークラブ」をやっているとのこと。えっ、それは一体なんなんだろう。

さわやかない色合いの少女を安心して愛でられる動画です。Twitterでは動画にない画像もアップされているので、こちらもぜひ。


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