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業界動向 2019.07.29

アップルがMRヘッドセット特許出願、バンダイナムコ“VRが増収に寄与” ー 週間振り返りVR/AR/MRニュース

「週間振り返りVR/AR/MRニュース」では、Mogura VR News / MoguLiveで掲載したニュースの中から見逃せない注目記事をピックアップ。読者の皆さんに、VR/AR/MRの最新情報をギュッと縮めてお届けします。

目次

1.アップル、ビデオシースルー型MRヘッドセットを特許出願 (07.23)
2.バンダイナムコは“VR事業が増収に寄与” 調査結果により明らかに (07.22)
3.米軍が「VR市街戦」トレーニングを開発中 ドローンや衛星写真から街を再現(07.24)
4.VRで違和感のない触覚を実現するために フェイスブックが研究状況を公開 (07.24)
5.スマートグラス「Vuzix Blade」がアレクサに正式対応、メガネ単体で音声操作可能に (07.24)

アップル、ビデオシースルー型MRヘッドセットを特許出願 (07.23)

アップルが、新たにMR(Mixed Reality)ヘッドセット関連の特許を出願していたことが判明しました。出願書類によれば、同MRヘッドセットには視線追跡(アイトラッキング)や表情認識が実装されるとのこと。

これまでアップルはARデバイスを開発中と見られていましたが、2019年7月中旬に「アップルがARデバイス開発チームを解散した」とする噂が報じられるなど、先行きが不明な状況です。当MRヘッドセットの特許とARデバイスの関連性も含め、事態の行方に注目です。

【Topics】
・カメラ映像をディスプレイ投影。Varjo「XR-1」も採用のビデオシースルー型
・視線追跡、表情認識センサーで、顔認証を実現。ジェスチャートラッキングも検討
・開発の進行状況。ARデバイスの開発チーム解散、噂の真相は?

アップルのARデバイス関連記事:

バンダイナムコは“VR事業が増収に寄与” 調査結果により明らかに (07.22)

7月18日、株式会社帝国データバンクは「遊園地・テーマパーク経営企業の実態調査(2018年決算)」を公表。調査結果中ではバンダイナムコアミューズメントのVR事業について言及し、「特にVRを活用した機器開発や施設の出店が増収に寄与し、収入高が500億円以上に到達した」と解説しました。

バンダイナムコアミューズメントは、VR体験施設「VR ZONE」国内外で展開。2019年7月東京池袋に新たなエンターテインメント施設「MAZARIA(マザリア)」をオープンさせています。

【Topics】
・帝国データは3期連続で収入高が判明した162社を抽出し分析
・VR体験施設「VR ZONE」国内外で展開、有名IPを取り入れたVRコンテンツ多数

バンダイナムコアミューズメントの「MAZARIA」関連記事:

米軍が「VR市街戦」トレーニングを開発中 ドローンや衛星写真から街を再現(07.24)

アメリカ陸軍は民間のVricon社と共同で、VR市街戦トレーニングプログラムを開発中です。都市をVRで再構築・再現するこのプログラムは、およそ100億円で制作を委託しており、2023年までの正式始動を予定しています。

【Topics】
・「VR市街戦」トレーニングはアメリカ陸軍による近代化プロジェクトの一環
・陸軍はVricon社にプロトタイプ制作を委託。契約額は約100億円
・VR/AR/MRの軍事導入は着々と進攻中、米軍は意欲

米陸軍のVR/AR/MR導入関連記事:

VRで違和感のない触覚を実現するために フェイスブックが研究状況を公開 (07.24)

フェイスブックが研究中の「VRの物体を触れる」力触覚グローブ。2018年にデモ映像が公開されたこのグローブ、発表までの研究プロセスが公式ブログにて公開されました。

フェイスブックのVR関連研究を主導するFacebook Reality Labsは、「人が“自然だ”と感じられる感覚刺激の遅延範囲」について研究。触れた物体の硬さや感触を感じるまでにどれくらいの遅延が許容されるか、実際に触っていると感じられるかについて詳細にリサーチし、その結果を公開しています。

【Topics】
・2018年9月、年次開発者会議Oculus Connect 5でデモを公開
・デモを体験では聴覚刺激はラグが大きく、聴覚刺激を与えない方がリアルとの結果も
・視覚、触覚、聴覚の刺激をずらしパターン実験。”同時”と感じられる差は?

スマートグラス「Vuzix Blade」がアレクサに正式対応、メガネ単体で音声操作可能に (07.24)

Vuzix Corporationスマートグラス「Blade」が、アマゾンの音声AIアシスタント・アレクサに正式対応しました。今後「Blade」からアレクサを起動し、ハンズフリーで操作が可能になります。

また今回のアップデートでAlexaスキル(アレクサにおける“アプリ”)が利用でき、Uberの予約やスマートホームデバイスの制御などにも対応。今後コンテンツの増加につながると想定されます。

【Topics】
・Bladeは視界に情報を表示するスマートグラス。データの空中表示や道案内も
・スマートグラスにアレクサが統合。別のアレクサ対応デバイスの利用なしに操作可能
・2019年2月コンシューマ向けモデルが約1,000ドルで販売開始


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