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業界動向 2019.09.09

人の目レベルのVR/AR「XR-1」12月末に国内発売、「HoloLens 2」は9月発売か ー 週間振り返りVR/AR/MRニュース

「週間振り返りVR/AR/MRニュース」では、Mogura VR News / MoguLiveで掲載したニュースの中から見逃せない注目記事をピックアップ。読者の皆さんに、VR/AR/MRの最新情報をギュッと縮めてお届けします。

目次

1.人の目レベルのVR/ARヘッドセット「XR-1」12月末に国内発売(08.30)
2.「HoloLens 2」発売は2019年9月か ロイターが報じる(08.29)
3.アップルの次期iOSにARデバイスと思われる名称 開発は進行中か(09.03)
4.グーグル、スマホでできる“指トラッキング”技術をお披露目(08.30)
5.ガートナーのハイプ・サイクル2019年版を発表 VR/ARの動向に注目(09.03)

人の目レベルのVR/ARヘッドセット「XR-1」12月末に国内発売(08.30)

株式会社エルザ ジャパンは、12月末にVarjo社のVR/ARヘッドセットの開発者版「XR-1 Developer Edition」をリリース旨を発表しました。「XR-1」は、人間の目と同じレベルの解像度を持つ、Varjo社のVRヘッドセット「VR-1」のアップデート版。前面2基の高性能カメラでとらえた風景を内側のディスプレイに映す、ビデオシースルー機能が追加されています。

【Topics】
・視野の中心は高解像度(3,000ppi)で表示、人の目レベルの
・アイトラッキングを使ったデータ分析も可能
・深度センサー搭載。3DCGデータを現実に違和感なく重ねる処理も

VarjoのVR/ARヘッドセット「XR-1」関連記事はこちら。

「HoloLens 2」発売は2019年9月か ロイターが報じる(08.29)

ロイターは、マイクロソフトの新型MRデバイス「HoloLens 2」が2019年9月に発売されることを報じました。「HoloLens 2」は、2019年5月に年内発売と公開されるも、詳細不明な状態が続いており、マイクロソフトの動向が注目されています。

【Topics】
・8月29日〜上海イベント中に、マイクロソフトのシャム氏が発売時期を発表
・「HoloLens 2」はマイクロソフトのMRヘッドセット「HoloLens」の後継機

「HoloLens 2」に関する情報はこちらをチェック。

アップルの次期iOSにARデバイスと思われる名称 開発は進行中か(09.03)

米メディアMacRumorsは、アップルのiOS 13内にARデバイスと推測される「Garta」という名称が含まれていると報じ、アップルの新型ARグラス開発が進行しているとの見方を示しました。

同メディアは、「Garta」が2017年に存在が報じられたプロトタイプのARデバイス「T288」の機器であると説明。iOS 13に、ヘッドマウントモードのON/OFF機能がついた「STARTester」という謎のアプリも確認されたことから、アップルがARデバイス用の機能を、iPhoneでテストした可能性について指摘しています。

【Topics】
・アップルのARグラスは2019年より量産開始、2020年リリースと多数メディアが推測
・7月サプライチェーン経由でアップルAR開発チーム解散・開発中止との噂も
・8月アップルがAR/VR関連職の求人を募集。現在開発の情報は錯綜中

グーグル、スマホでできる“指トラッキング”技術をお披露目(08.30)

グーグルは、21ヶ所の指の動きをリアルタイムに追随する、モバイルデバイス向け指トラッキング技術を発表しました。同社のオープンソースフレームワーク「MediaPipe」に実装されます。

現在、指トラッキング技術の搭載は難しく、アップル「ARKit3」のトラッキングはモーションキャプチャー(身体の動き)に留まります。

フェイスブック/Oculusも、Oculus開発者会議で指トラッキング技術を研究中とあり、今回の技術が、グーグルのAndroidスマートフォン向けのARフレームワーク「ARCore」に統合されるのか、今後の発表が待たれます。

【Topics】
・「HoloLens 2」と「Magic Leap One」は指トラッキング技術を搭載
・指トラッキング技術でコントローラーを使わない、直感的な操作が可能に

ガートナーのハイプ・サイクル2019年版を発表 VR/ARの動向に注目(09.03)


米調査会社ガートナーは、今後5〜10年で競争優位性の高い29の先進テクノロジを5つのトレンドにまとめた「先進テクノロジのハイプ・サイクル:2019年」を発表しました。「ハイプ・サイクル」は毎年8月に公開、各技術の進歩をみる指標とされています。

VR/AR関連では、黎明期の技術として、世界の3Dマップ生成が予測される「ARクラウド」とVRは「オーグメンテッド・ヒューマン」の項目「イマーシブ・ワークスペース」に登場しています。また幻滅期の技術に、AR実現に欠かせない「3Dセンシング・カメラ」が入っています。

【Topics】
・「黎明期〜生産の安定期」までの5つの流れはガートナーの公式サイト参照
・「センシングとモビリティ」など5つの先進テクノロジトレンドが挙げられる
・物理空間から収益を生む、新たなビジネスモデルを予想


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