マイクロソフトが米国連邦通信委員会(FCC)に出願した書類が公開されました。新型MRデバイス「HoloLens 2」を思わせるその内容から、同デバイスの発売が遠くないことがうかがわれます。
発売日未定の最新デバイス
FCCは、通信や電波の利用を管理する組織です。アメリカ国内で無線機器を内蔵したデバイスの販売を行うにはFCCの承認が必要で、書類に掲載のデバイスが発売に近づいていることを示唆しています。
マイクロソフトは2019年2月に「HoloLens 2」を発表しました。現行のHoloLensと比較し、2倍以上の視野角、視線追跡機能といった大幅な改良が加えられています。ただし発売予定は2019年内ながら、8月6日現在公開されていません。国内向けにはHoloLens 2の日本語ページから電話によるプレオーダーのみ可能となっています。
今後数ヶ月以内にリリース?
2019年8月2日にFCCのウェブサイトに公開された内容に、「HoloLens」との明記はありません。しかし本文中に「通信規格IEEE 802.11a/b/g/n/ac、MIMOの無線送受信機器。20/40/80MHzとBluetooth 5.0に対応」と、HoloLens 2に一致する仕様が掲載されています。
さらに規制ラベルの貼付箇所を示す図中のデバイス形状は、HoloLensと見て間違いなさそうです。
なお出願書類中、製品の外観、ユーザーマニュアル等は2020年1月19日まで非公開とされています。
このように明確なスケジュールは記されていないものの、FCCへの出願状況から「HoloLens 2」のリリースが近づいていることが推察されます。
HoloLens 2最新情報はこちら
Mogura VRでは、これまで公開されたHoloLens 2に関する情報を下記の記事でも紹介しています。
(参考)Next Reality