アップルの新型ARグラスに関連すると思われる情報が、iOS 13の内部ビルドから発見されました。
この情報は、米メディアMacRumorsが報じました。同メディアによれば、iOS 13内には「Garta」と呼ばれるARデバイスの名称が含まれていたとのこと。
過去発表のデバイスと関連?
2019年9月3日現在、「Garta」の詳細は判明していません。MacRumorsは「Garta」を、2017年に存在が報じられたプロトタイプのARデバイス「T288」の機器であると説明。iOS 13内に名称が存在した事実と併せて、アップル内でARグラスの開発が進んでいる可能性を指摘しました。
謎のアプリも確認
iOS 13には、「STARTester」と命名された詳細不明のアプリも確認されています。同アプリには、ヘッドマウントモードのON/OFF機能が実装されています。MacRumorsは、アップルがARデバイス用の機能を、iPhoneでテストしている可能性があるとしています。
開発の進行を示す新たな証拠か
2019年9月現在、アップルの新型ARグラスに関する情報は、様々なものが錯綜しています。7月にサプライチェーン経由で同社のAR開発チームの解散と開発中止が噂されました。一方で、8月にはアップルが新たにAR/VR関連職の求人募集を開始するという出来事も起こっています。
現在、アップルからARグラスに関する取り組みについての正式な発表は行われていません。しかし、今回判明した「Garta」の存在は、同社がARグラス開発を進めていることを示す有力な証拠と言えるでしょう。
各報道では、アップルのARグラスは2019年より量産開始され、2020年にリリースされることが推測されています。アップルの動向に引き続き注目です。
(参考)MacRumors