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HoloLens 2の導入には「確かな手応え」、マイクロソフトの推進するMR活用とその戦略

2020年12月8日から10日の3日間にかけて、VR/AR/MR開発者・クリエイター向けのオンラインカンファレンスXR Kaigi 2020が開催されます。「国内最大級のVR/AR/MRカンファレンス」と銘打たれた本イベントは、開発者やクリエイターによる50以上のオンラインセッションに加え、バーチャル空間上での展示が行われます。

今回、Mogura VR Newsでは本カンファレンスでの講演を予定している日本マイクロソフト株式会社に取材。プロダクトマーケティングマネージャー・上田欣典氏に、現在の日本マイクロソフトのXR戦略などについてお話を伺いました。

Mixed Realityは「現場で使われるフェーズ」へ

2016年にMR(Mixed Reality)デバイス「HoloLens」が発売されて以降、その業務活用は着々と進んでいます。上田氏は「2019年にはHoloLens 2も発売され、より活用の幅が広がった。この数年間の間に、MRは実証実験のフェーズから実際に現場で使用されるフェーズまで進んでいる」と語ります。

直近では2020年10月、トヨタ自動車が全国56店舗のGR GarageにHoloLens 2を導入開始した事例も。実際の自動車整備業務での使用はもちろん、整備士の働き方改革の面でも活用されています。


(HoloLens 2のトヨタにおける使用事例。従来のマニュアルでは分かりづらかった部品やコネクタの配置などを、レントゲンのように表示。実際の車に重ねて表示することで、パーツの場所を直感的に理解できる)

「実際の現場で使われる事例が多くなっただけでなく、ROI(投資利益率、費用対効果)を測定し、成果を挙げる事例も増えてきた。MRの業務活用が、様々な業種で芽吹き始めている」と上田氏。国外ではROI検証が先行して事例を出しており、NASAや航空企業のロッキード・マーティン、そして医療現場での活用や教育での活用例が報告されています。HoloLensの導入を検討中の企業から「ROIを知りたい」というリクエストが増え始めており、「確かな手応えを感じている」とのこと。着実に法人向け分野での展開を進め、企業の課題解決にアプローチし続けた結果と言えるでしょう。

マイクロソフト「HoloLens 2」活用事例の実績を公開 | Mogura VR

マイクロソフト「HoloLens 2」活用事例の実績を公開 | Mogura VR

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また、ハードウェアという点では、ToFセンサーやRGBカメラを搭載したセンサーデバイス「Azure Kinect DKも外せません。2020年11月には一般向け製品への導入を視野に入れた取り組みも発表されており、マイクロソフトのMR展開は着実に進んでいるようです。

マイクロソフトが3Dセンサー「Azure Kinect」の商用提供を開始 | Mogura VR

マイクロソフトが3Dセンサー「Azure Kinect」の商用提供を開始 | Mogura VR

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ハード・ソフト一体となって進むマイクロソフト

マイクロソフトのMRへの取り組みでは、同社のMRを支えるサービスAzure Mixed Reality Servicesにも注目。これらはクラウドサービス「Microsoft Azure(マイクロソフト アジュール)」を通して提供され、クラウドで3Dコンテンツを描画しストリーミングする「Azure Remote Rendering」、空間情報を端末同士で共有できる「Azure Spatial Anchors」、そして2020年9月に発表された、現実の物体を基準に、バーチャルなオブジェクトを固定する「Azure Object Anchors」(※現在はプレビュー版)などが含まれています。

HoloLens 2は単体で動作するデバイスですが、スペックの都合上、できることは限られています。しかし「Azure Mixed Reality Services」と連携することで活用の幅が広がり、様々なシチュエーションに対応可能となります。

マイクロソフト、MR開発ツール「Azure Object Anchors」を公開。トヨタらも活用 | Mogura VR

マイクロソフト、MR開発ツール「Azure Object Anchors」を公開。トヨタらも活用 | Mogura VR

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(クラウドで描画した3DCGデータをHoloLens 2にストリーミングするAzure Remote Rendering。Windows 10のPCやタブレットにも対応している)

上田氏は「マイクロソフトのMR展開は、直接エンドユーザーが触れるHoloLens 2が注目されることも多いが、ソフトウェアを非常に重視している。ビジネスの現場ですぐに使えるソフトウェアや、アプリケーションを提供していくことが大きな価値を生む」と語ります。上述のAzure Mixed Reality Servicesやトヨタ等との連携は、端的なこの姿勢の現れと言えるでしょう。マイクロソフトのハードウェア・ソフトウェアの両面から取り組む方針は、今後も続きそうです。

XR Kaigi 2020では特別講演も

日本マイクロソフトは「XR Kaigi 2020」にて、特別セッションさらなる進化を続ける Mixed Reality の世界についてを開催予定。プロダクトマーケティングマネージャーを務める上田欣典氏、そしてテクニカルアーキテクトの鈴木敦史氏が登壇、マイクロソフトが取り組んでいるMRの現状、そして最新事例を語ります。加えて、記事中に登場した「Azure Mixed Reality Services」や「Azure Kinect DK」に関するセッションも行われます。

XR Kaigiのチケット購入、詳細確認などはこちらのページから。

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