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活用事例 2020.10.06

マイクロソフト「HoloLens 2」活用事例の実績を公開

マイクロソフトはMRデバイス「HoloLens 2」、およびクラウドプラットフォーム「Microsoft Azure」を活用した事例の実績を公開しました。ロッキード・マーティンのような大企業から、医療系スタートアップまで幅広く紹介しています。

Lockheed Martin/NASA (米国)

Lockheed Martin は、月を目指す有人宇宙船「オリオン」の建造にMRパートナーである米AR企業Scope ARのソリューションを利用しており、その中でHoloLens 2を使用しています。

MRソリューションとHoloLens 2の組合わせで手作業が大幅改善され、これまで8時間かかっていた作業が45分で可能にまた、締結部品1個あたりの組み立てコストを38ドル削減に成功。なお、オリオン宇宙船の建造にはHoloLensが2年間以上使用されていますが、現状ミスの報告はされていないとのこと。

Medivis(米国)

マイクロソフトのMRパートナーである米国のスタートアップMedivisは、手術向けのビジュアル化ツール「SurgicalAR」ソリューションを利用して、執刀医の手術プロセスを改善しています。

同社ではHoloLensを200 回以上の手術で使用して成功患者の放射線曝露を削減カテーテルの場所を1mmの精度で表示可能(従来製品の精度は2cm)

Case Western Reserve 大学(米国)

Case Western Reserve大学では、学生が効率的に学習し知識を維持できるようにすることを目的として、HoloLens 2を利用したリモート学習プログラムを実施しています。

本プログラムを使用した学生は、従来の紙の教科書での学習と比較して成績が50%向上、12ヶ月の学習後に維持された知識量が120%多いという結果が得られたとのことです。

(参考)Windows Blogs


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