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業界動向 2019.12.09

超高解像度VR/ARの「XR-1」開発者版が発売、KDDIとNrealが開発プログラム発表 ー 週間振り返りVR/AR/MRニュース

「週間振り返りVR/AR/MRニュース」では、Mogura VR News / MoguLiveで掲載したニュースの中から見逃せない注目記事をピックアップ。読者の皆さんに、VR/AR/MRの最新情報をギュッと縮めてお届けします。

目次

1.超高解像度VR/ARヘッドセット「XR-1」、開発者版が海外で発売。価格は約1万ドル(12.03)
2. KDDIとNreal、メガネ型MRデバイス「NrealLight」無償レンタルの開発プログラム発表(12.04)
3.AR/VR活用テーマパーク運営のプレースホルダ、約6億円を調達(11.29)
4.インドでも不動産×VR、スタートアップ企業が115万ドル調達(12.02)
5.中国はVR/ARで何を目指すのか――南昌の「世界VR産業大会」から見るその未来(12.02)

超高解像度VR/ARヘッドセット「XR-1」、開発者版が海外で発売。価格は約1万ドル(12.03)

フィンランドのVarjo(ヴァルヨ)は、超高解像度のVR/ARヘッドセット「XR-1」開発者版を発売しました。ヘッドセット単体価格は9,995ドル(約109万円)。現在海外34ヵ国で販売され、日本では正規代理店である株式会社エルザ ジャパンが12月末の販売を予定しています(国内価格は未定)。

「XR-1」は、2019年2月に発売されたVRヘッドセット「VR-1」をさらに進化させたもの。前面のカメラを通し、現実を高解像度で見る機能が追加されたほか、アイトラッキングを使ったデータ分析などが可能となっています。

【Topics】
・超高解像度で「バーチャルと現実のシームレスな融合」を達成

Varjo社「XR-1」の体験レポート、詳細はこちらから。

KDDIとNreal、メガネ型MRデバイス「NrealLight」無償レンタルの開発プログラム発表(12.04)


12月4日東京・秋葉原で開催されたXR Kaigi 2019にて、KDDIとNrealは、12月9日より共同開発プログラム「EVE2020」を開始することを発表しました。同プログラムでは、開発者にMRグラス「NrealLight」(最大100台を予定)と、接続用のスマホを4〜8週間無料で貸与。アプリ開発を促進します。

【Topics】
・日本国内のみの特典、技術サポートにも対応。Nrealの日本公式専用ページはこちら

AR/VR活用テーマパーク運営のプレースホルダ、約6億円を調達(11.29)

株式会社プレースホルダは、KDDI Open Innovation Fund 3号、オー・エル・エム・ベンチャーズ、東京放送ホールディングス、みずほキャピタルの4社を引受先とした第三者割当増資を実施しました。シリーズBラウンドで、約6億円の資金調達となります。同社は2018年2月に約6億円の資金調達を行っており、累計調達額は約13億円に及びます。

【Topics】
・調達資金でアトラクションの質を向上。設計・開発を加速しマーケティング面を強化
・全国8カ所で家族向けAR/VR知育テーマパーク「リトルプラネット」を展開・運営
・エンタメ分野の新規コンテンツ開発やメディア展開で各社と連携予定

プレースホルダが運営する知育テーマパーク「リトルプラネット」の記事はこちらです。

インドでも不動産×VR、スタートアップ企業が115万ドル調達(12.02)

2015年インド・ムンバイ設立の、BtoB向けインテリアデザインのスタートアップ企業Flipspacesは、115万ドル(約1.2億円)の資金を調達しました。

同社は2019年1月に調達した350万ドル(約3.8億円)でVRプラットフォームの改良、インド国内での事業拡大に取り組んでおり、今後はアメリカの2都市以上へ事業進出を計画、商業向け不動産開発分野の仕様標準としての普及を目指します。

【Topics】
・VRで室内デザインを確認でき、設計した空間をリアルタイムで変更・編集可能
公式ウェブサイト360度画像でサービスのイメージ体験も
・ターゲットはオフィスやレストラン、ホテル。顧客にはアディダスの名も

住宅・不動産業界のVR導入事例はこちらでも紹介しています。

中国はVR/ARで何を目指すのか――南昌の「世界VR産業大会」から見るその未来(12.02)

2019年10月19日から4日間、中国の江西省・南昌で世界VR産業大会が開催されました。国家主導でVR/AR産業を推し進める中国。中国のXRはどこへ向かうのか、現地のレポートを交えつつ語ります。

【Topics】
・圧倒的規模のVR産業大会が南昌で開かれた理由とは
・基調講演は台湾HTC、Huaweiが登壇。展示&イベントの中身は?
・コンテンツの質は粗いものの、全体に勢いアリ


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