親子で遊べるAR/VR体験施設「リトルプラネット」を運営する株式会社プレースホルダは、約6億円の資金調達を行いました。今回の資金調達により、同社はリトルプラネットの店舗展開を拡大していくとのことです。
出資元は、株式会社東京放送ホールディングス(TBS)、インキュベイトファンド、みずほキャピタル株式会社の3社です。この出資・株式取得の結果、TBSHDはプレースホルダ代表取締役の後藤貴史氏に次ぐ持分を保有したことにより、プレースホルダはTBSHDの関連会社となります。
東京のららぽーと立川立飛にある「リトルプラネット」は、3歳から10歳前後の子供を対象としたAR/VRコンテンツが展示されており、親子が一緒に楽しめるようになっています。同施設の開催期間は2017年10月26日から2018年1月31日までの期間限定となっていましたが、2018年2月25日までの延長が決定しています。
今回の資金調達に際し、東京放送ホールディングスの代表取締役社長・武田信二氏は、「プレースホルダが生み出すアトラクションは、デジタルならではのインタラクティブ性を活かし、そこに集う皆で楽しむ”アソビ”と”マナビ”の場を作っているところに魅力を感じます。共同で新しい形のコンテンツを作っていけることに期待しています」とコメントしています。
「リトルプラネット」の体験レポートはこちら
リトルプラネットで体験できるAR/VRコンテンツの一例を紹介します。
「AR×謎解き」アトラクション『AR QUEST』
『AR QUEST』は、現実にデジタル情報を重ねて表示させるAR技術を活用して、施設全体を使用した「謎解き」が楽しめるアトラクションです。専用ガジェット「トレジャーレーダー」を使用し、なぞなぞを解きながら伝説の宝物を探す内容となっています。
落書きしても汚れない『SPRAY PAINTING』
『SPRAY PAINTING』は白い壁にスプレーで落書きができる体験です。スプレーは上下に振るごとに色が変化し、壁に近いところで吹きかければ細い線が書け、離れたところから吹きかけると広い面に色がつきます。
実はこのスプレーの中身には何も入っておらず、VRデバイス「HTC Vive」と位置を認識する「Viveトラッカー」を使うことで、安全に、壁に落書きをしているかのような体験ができるというものです。
山から噴火する砂遊び『『SAND PARTY!』』
『SAND PARTY!』は砂を盛り上げたときの高さによって、違う色が投影されるAR砂遊びです。砂場で山を作るように盛り上げると緑色の山になり、なだらかにならすと白い平野のようになります。高い山の頂にドリルで穴を開けると下からマグマが吹き出します。
また、白い部分を掘ると下から水が染み出すように池や川や海になります。水の中では魚が動き、魚を砂ごと掬うと手の中で魚が泳ぐので、まるで金魚すくいをしてるような体験が味わえます。
(参考)
体験型デジタルテーマパーク「リトルプラネット」を運営するプレースホルダがTBS、インキュベイトファンド、みずほキャピタルから総額約6億円の資金調達を実施いたしました。 / PR TIMES
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000013.000028192.html