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活用事例 2021.07.05

VRで高齢ドライバーの目線を体験、凸版印刷が販売開始

凸版印刷株式会社は、VRで軽度認知障がいのドライバーによる運転体験が可能なコンテンツを自動車関連業を中心に提供を開始しました。高齢ドライバーが増えていく中で認知機能低下について、本人ではなかなか気付きづらい危険な運転シーンを疑似体験し、改めて運転について考える機会の提供と認知症の正しい理解を推進します。

今回開発されたコンテンツは、凸版印刷が2020年5月より提供している「認知症体験VR」内に「運転編」として追加されます。「認知症体験VR」は、認知症の症状を体験できる「本人体験編」と、認知症の顧客との接し方をロールプレイできる「業務応対編」が含まれるVRサービスです。利用にはスマートフォンと紙製のVRゴーグル「VRscope」を使用します。

「運転編」では、認知機能が低下した高齢者の運転がテーマです。軽度認知障がいのドライバーの当事者目線で交差点の右折と車庫入れをVRで体験できます。「認知症体験VR」の価格は利用者1人当たり、年間3,100円~です。

国内外で取り組まれるVR×認知症

今回の凸版印刷のように、VRを活用した認知症に関する取組は国内外で行われています。

(参考)凸版印刷株式会社 プレスリリース


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