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認知症高齢者のQOLを高めるVRセラピー、心疾患を“見て・触れて”理解するVR – 起業家医師から見た医療×VRのいま

医療向けAR/VRは米国を中心に導入が進んでおり、活用範囲の規模と質の両面において進化を続けています。外科医等のトレーニング、手術のシミュレーション、リハビリ、疼痛や不安の軽減など、領域は拡大。AIとの組み合わせで医療機器として承認を得るなど、治療方法としての価値も高まっています。

本記事では医療向けAR/VRの今を、起業家医師の視点で切り取っていきます。

VRを活用した回想法で、認知症高齢者のQOLと尊厳を高める

英国の医療VR企業Virtueによる、「LookBack」というVRを用いた回想療法(Reminiscence Therapy)についての報告です。回想療法とは、積極的に過去を想起して語るように促すことで心理的な効果を導くアプローチ。欧米を中心として、高齢者の医療や福祉、介護などの場面で広く実践されています。「LookBack」では、独自の回想療法とその効果で注目を集めているオランダの介護施設Hogeweyk(通称「認知症村/Dementia Village」)のエッセンスをVRで実現しています。

https://www.youtube.com/watch?v=oCkAmGz-sEM

Hogeweykは認知症患者のみが生活している施設で、究極の回想療法が実践されています。高齢者に馴染み深い昔の街並みや生活環境がデザインされ、認知症患者の記憶を刺激し、認知機能の回復や維持、精神面での安定を実現。店主など日常サービスを提供するのは全て介護スタッフです。認知症患者のアイデンティティや尊厳を維持できるアプローチとして賞賛されていますが、同様のプロジェクト実現に必要な資金・人材・ノウハウ・時間が大きなハードルとなっていました。
                        
(画像:Virtue 公式Webサイトより作成)

「LookBack」はVRによる没入感を活用し、Hogeweykのエッセンスを誰もが享受できるようにした画期的なサービスです。2019年1月現在、Virtue社は小規模な試験導入を行っており、英国のNHSが長期間の大規模な試験導入を行う予定となっています。また、米国でも試験導入が予定されています。高齢化のスピードが加速する日本でも、極めてニーズの高いサービスであると考えます。

(参考:DAILY BEAST、2019年1月7日時点)

先天性心疾患の心臓を、見て触れて理解する

こちらは「Stanford Virtual Heart」という先天性心疾患を理解するためのVRについての報告です。開発の中心となったのは、Lucile Packard Children’s Hospital Stanford。同病院では、患者や家族、研修医や医学生の病態理解のために活用されています。

https://www.youtube.com/watch?v=xW1EMBVmAW4

筆者が注目したのは、代表的な24種類の先天性心疾患を様々な方向から観察・解剖し、術式を当てはめることができるうえ、心臓の内部から血液の流れを確認できるという、きわめてきめ細やかなその作りです。


(画像:The Stanford Virtual Heart – Lucie Packard Children’s Hospital Stanfordより作成)

筆者が医学生だった2005年に、もしこのVRが存在していたら……。岡山大学の心臓血管外科の教授は、先天性心疾患手術の世界的権威、佐野俊二先生でした(2016年よりUniversity of California Sanfrancisco,  School of Medicine の教授に就任されています)。試験に必ず登場したのは、先生が実際に手掛けた先天性心疾患の図。「どうアプローチするのか述べよ」という問題でした。「正解を求めているのではない。まずどこから着手すべきなのか、それは何故なのか、しっかりと向き合い考えてほしい」という先生とのディスカッションが、このVRがあったらどれほど豊かになっただろう、と思われるのです。

(参考:Stanford Children’s Health、2019年1月7日時点)

バイノーラル音響でVRのUXを高める

最後にご紹介するのは、VRの普及における課題と解決策を発信しているレポートです。こちらのレポートでは、個々の消費者に対するVRの普及について「コストとUX(user experience)が課題」と指摘。解決策の一つとしてBinaural Audio(バイノーラル音響)の活用を提案しています。

この提案については、①医療サービスの消費者(=患者)がユーザーであり、②個々人の不安と痛みを軽減することを目的(個々人の主観の影響が大きい)とする医療VRにも関連性が高いと考えます。VRによる体験の没入感を高める方法として、視覚に加え、聴覚など他の感覚を刺激することが有効であることはよく知られています(いわゆるマルチモーダルやクロスモーダル)。

Binaural Audioでは人間が音を知覚する方法を模しており、人間の左右の耳の位置に設置したマイクロホンを用いて録音、ヘッドフォンで聴き、立体的な音響効果が得られます。活用例としては、Autonomous Sensory Meridian Response (ASMR)作品が知られています。ASMRとは人が聴覚等への刺激によって感じる、「心地良い」「頭がゾワゾワする」といった反応・感覚のこと。雨の音や耳かきをする音、スライムを触る音等、対象となる音は人により様々です。YouTubeには500万を超えるASMR関連のビデオがあるといわれ、特に北米やオセアニア、北欧、韓国で強く支持されているとのこと。

(参考:Medium、2019年1月7日時点)


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