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企業動向 2024.04.19

MetaがAIアシスタント「Meta AI」をリリース。将来的にはMeta Questでも利用可能に

4月18日、MetaはAIアシスタント「Meta AI」を発表しました。Metaの提供しているアプリ「Facebook」「Instagram」「Whatsapp」「Messenger」等で利用可能です。さらに、将来的にはVR/MRヘッドセット「Meta Quest」シリーズにも対応することを明らかにしました。なお、2024年4月19日時点では、Meta AIの日本向けの展開は行われていません。

将来的には「Meta Questでも利用可能に」

「Meta AI」は、Metaが開発・提供するAIアシスタントです。テキストでの画像生成や旅行プランについての質問、レシピの解説や動画の検索等が行えます。大きな特徴として、Meta AIはMetaの各種ソーシャルプラットフォームと統合されており、「Facebookを使用中に見つけた、気になる投稿について解説してもらう」「Messengerのグループチャットでスキーに行く予定を立てている時、Meta AIにMesenger上で質問し、スキー場の候補をWebで検索してもらう」といったことが可能です。

Metaはこの「Meta AI」の提供開始に伴い、「米国ではスマートグラス『Ray-Ban Meta』でも利用可能であり、Meta Questにも搭載する予定です」とコメント。ウェアラブルやVR/MRデバイスへのAI搭載を告知しました。

仮にこれが実現した場合、「Meta Quest 3」の前方に取り付けられたパススルー用カメラを通して、「今、目の前にあるものを解説・検索してもらう」ことや、「Meta AI対応VRアプリで、体験中に見つけたコンテンツについてAIと話す」「VR上で音声入力を行い、巨大なアートボードを生成してもらう」といったことが可能になるかもしれません。

2024年4月19日現在、Meta AIはアメリカやカナダ、オーストラリア、ガーナ、ジャマイカ、マラウイ、ニュージーランド、ナイジェリア、パキスタン、シンガポール、南アフリカ、ウガンダ、ザンビア、ジンバブエで英語版が利用できます。日本やヨーロッパ各国では英語版Meta AIは利用できず。将来的な対応言語や地域の拡張が望まれます。

(参考)Meta


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