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投資 2021.12.21

ソーシャルVR「Rec Room」が164億円を調達。企業評価額は3,975億円に

ソーシャルVR「Rec Room」を開発・運営するRec Roomは、2021年12月20日、1億4,500万ドル(約164億円)の資金調達を発表しました。本調達を経て、同社の企業評価額は35億ドル(約3,975億円)となりました。

クリエイターエコノミーで成長を続けるソーシャルVR

今回の資金調達はCoatue Managementが主導し、Sequoia Capital、Index Ventures、Madrona Venture Groupが参加しています。Rec Roomは今年3月にも1億ドル(約113億円)の資金調達を実施。その時点で同社の企業評価額は12億5,000万ドル(約1,420億円)となり、いわゆる「ユニコーン企業」の仲間入りを果たして注目されました。

直近では、今年7月に「Rec Room」のAndroid版を配信。9月には自社製ゲーム「Rec Rally」もリリースしています。

現在、Rec Roomはユーザー生成コンテンツ(UGC)に重きを置いており、ユーザーによって作られたルーム数は1,200万部屋を超えているとのこと。また、今年3月にはゲーム内通貨を現実のUSドルに換金できる機能を実装。同社CEOのニック・フェイト(Nick Fejt)氏は「2021年にはこの仕組みを通して100万ドル(約1.1億円)以上をクリエイターに還元したい」とコメントしています。

フェイト氏は今回の資金調達を受けて、「2022年に向けて、さらに多くの体験作り、プラットフォームの拡大、サービスの信頼性・安全性のための投資、クリエイターツールの拡張を進めていきたい」とコメントしました。

無料アプリとしてマルチプラットフォームで展開中

Rec Roomは現在、Meta Quest、PSVR、SteamVRでVR体験が可能なほか、Android、iOS、PlayStation 4/5、Xbox Series X、Xbox One、Steamなど、非VRモードのゲームコンソールやスマートフォン/タブレットでも提供中。いずれも基本料金無料でプレイできます。

(参考)Road to VRCISION PR Newswire
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