XR/メタバース/VTuber専門メディア「Mogura VR」は毎週、Podcast「もぐラジオ」を配信中。「テック・コンテンツ業界の最前線を掘る」というコンセプトのもと、すんくぼ(編集長)と水原由紀(Mogura VR News副編集長)、ゆりいか(MoguLive副編集長)が業界の注目トピックを語ります。
この記事では、最新回(#152)の内容をかいつまんでお届けします。
第152回のテーマは「Googleの逆襲?」
さて、今回のテーマは巨大テック企業 Googleです。
Googleは5月15日、年次開発者会議「Google I/O」を開催しました。本イベントでは、「Google Map」でARコンテンツを見れる機能や、開発用ツール「Geospatial Creator」のアップデートなど、ARコンテンツに関連する施策が複数発表されています。
すんくぼと水原はこれを「Google MapのARプラットフォーム化」と表現。AdobeのARコンテンツ制作ツール「Adobe Aero」におけるGeospatial Creatorのウェイトリスト廃止や、Unityエディタ上でC#によるアンカー配置の設定機能実装、Geospatial APIのインドへの拡張といったAR関連アップデートを見せるGoogleに、両名は「ARコンテンツを作る人々を一気に増やしたがっているのでは?」と推測しています。
さらには、「Google I/O」内のキーノートで公開された動画に、ARグラスがチラっと写ったことにも言及。Googleの物体認識技術のARグラス搭載を予期させる展開に、すんくぼは「『グラス型デバイスが夢のデバイスである一方で、実際に実装されたらどうなの?』という点で、(Googleの本発表には)技術的な補完や世の中の受け止めの”段差”を埋める意味がある」と指摘します。
Googleはこれまで、XRハードウェアやプロジェクトに取り組んできました。Google Glass、Project Tango、Cardboard、Daydream、Project Irisなど、両名はその軌跡を振り返ります。
最近では、2023年2月のサムスン&クアルコムとの提携発表、そして2024年5月31日のMagic Leapとの提携を発表したGoogle。「なぜ彼らはARをやるのか?」——それは「世界中の情報を整理し、世界中の人がアクセスできて使えるようにすること」がGoogleのミッションだから。すんくぼはこの言葉を参照して「3次元情報はまだ整理されていない」と続け、両名の議論は佳境を迎えます。
Mogura編集長らが話すPodcast「もぐラジオ」
続きが聞きたい!もっと深く知りたい!という方はぜひ、下記リンクからお楽しみください。更新通知が届く番組のフォローもお忘れなく!