オープンソースのゲームエンジンGodotが、VRの標準仕様「OpenXR」のプラグインアップデートを発表しました。Godotの開発元は2020年末、フェイスブックのVR/AR部門Facebook Reality Labsからの資金援助を受けており、XRへの取り組みはより加速する模様です。
Facebookが支援のオープンソースゲームエンジン
Godotはクロスプラットフォームかつオープンソースの2D/3Dゲームエンジンで、2018年のversion 3.0からVR対応を開始。Godot 3.2ではOpenVRやOculusへ公式対応し、大半のプラットフォームでVRコンテンツ開発が可能です。また、Godotはフェイスブックの資金援助を受けて「最高レベルのVR対応を加速する」ことを発表していました。
Godotが実装を進める「OpenXR」は、様々なVR/ARプラットフォームでのデバイス・アプリ間の仕様を標準化するための取り組みです。FacebookやMicrosoft、HTC、Varjoなどの主要なVR/ARハードウェア関連企業、Steam、Oculusなども試験的に対応しています。
そして今回アップデートを発表したのは、バージョン3.2のOpenXRプラグインです。またGodotは今後もプロジェクトを進め、Godot 4ではモバイルレンダリングやXR特有のニーズに合わせたレンダリングエンジンの最適化を目指しています。
各社で進むOpenXRへの取組
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(参考)Godot
(2021/03/19/20:30……HoloLensに関する記述を修正しました)