オープンソースのゲームエンジンGodotの開発元は、フェイスブックのAR/VR関連チーム「Facebook Reality Labs」より資金援助を受けたことを明らかにしました。より充実したVR対応を進め、2021年にはOpenXRの実装といった複数の取組を行う旨も発表されています。
”最高レベルの”VR対応を加速
Godotは、クロスプラットフォームかつオープンソースの2D/3Dゲームエンジンです。2018年のversion 3.0からVR対応を開始、Godot 3.2ではOpenVRやOculusへ公式に対応しており、大半のプラットフォームでVRコンテンツ開発が行えます。
今回の資金援助を受けて、Godotは”最高レベルの”VR対応を加速すると発表しました。具体的には、2021年の取組として下記のような項目を挙げています。
・OpenXRの実装
・Godotの入力システムを、VR固有のアクションに拡大(例:ハンドトラッキング、コントローラーセンサー、コントローラーのボタン)
・グラフィックスAPI、Vulkanの新バージョンへの対応
・AndroidへのVulkan実装(Oculus Quest 2といった一体型VRヘッドセット対応)
現在と同様、これらの新たな機能も無料かつオープンソースで提供されます。
フェイスブックで進むVR/AR事業
Facebook Reality Labsに関するニュースはこちらから。
(参考)Godot Engine