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業界動向 2021.05.20

ファッション通販のゲームチェンジャーなるか、米ウォルマートが“バーチャル試着”企業を買収

米小売大手のウォルマートは2021年5月13日、「バーチャル試着」技術を開発するZeekitを買収する旨を発表しました。ウォルマートでは同社の技術を用いて、オンライン上でのバーチャル試着を実現します。

自撮り写真やアバターからバーチャル試着が可能に

Zeekitはイスラエルのスタートアップ企業。米ウォルマートのアパレル・プライベートブランド担当EVP、デニス・インカンデラ氏は今回の発表の中で、「バーチャル試着技術は、オンラインで服を販売する際、最大の課題のひとつを解決する“ゲームチェンジャー”である」と述べています。

Zeekitの技術を用いることで、ウォルマートのECサイトでは、自分の写真をアップロードするか、自分の身長や体型・肌の色に近いモデルのアバターを選び、その服が自分に似合うかどうかを確認できるようになります。また、バーチャル試着時の写真をシェアし、購入前に他人の意見を聞くこともできるようになるとのことです。

バーチャル試着がいつから利用できるかは明らかにされていませんが、発表の中では「間もなく(soon)」とされており、Free People、Champion、Levi’s Straussなどの米ブランドや、Free Assembly、George、Terry & Skyなどのプライベートブランドの衣服が試着できるようになる見通しです。

(参考)RetailWireWalmart


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