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活用事例 2020.11.06

米小売大手ウォルマート、新技術活用の店舗をオープン ARで作業効率アップ狙う

アメリカの小売大手であるウォルマートは、AR等の様々な技術をテストするための実験店舗をオープンしました。これらの店舗にはAR、新たなアプリ、店舗とECの在庫を一括で管理する「オムニ・アソートメント」、そして新型のレジなどが導入されます。

2020年11月現在、予定されている4店舗のうち2箇所はすでに営業中。残りも順次開店予定です。

様々な実験店舗を設置、ARは「店舗の作業効率アップ」で活用

各実験店では、実験チームがソリューションや各種変更や計画の有用性を、リアルタイムでテスト可能。米メディアTechCrunchによれば、一部の変更は、来店者からも見て取れる場所に設置されるとのこと。ローンチ時には、“アソートメント”、“インベントリ”、“ピッキング”、“チェックアウトプロセス”に関する4つのアイディアがテストされます。

2つめの“インベントリ”には、ARが大きく関連しています。商品をバックヤードから販売スペースに移動させる際、従来のバーコードを読み取る方式ではなく、ARで必要な箱やカートをハイライトする仕組みを使用。スピードの向上を試みます。

ウォルマートは、複数回に渡ってVR/ARを活用してきた企業です。同社では人事評価やトレーニングにVRが使用されており、2019年に入ってからは、傘下のインキュベーターが顧客への商品紹介用VRコンテンツ開発を行う企業を設立しました。ユーザーが商品のバーコードをスキャンするだけで、簡単に価格などを比較できるARアプリ等もリリースしています。

(参考)TechCrunch


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