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2020年1月には10,000人を突破し、今なお増え続けているVTuber(バーチャルYouTuber)。本記事では、スマホひとつで配信まで始められるVTuber向けアプリから、上級者向けのツールまでまとめてご紹介。無料で使用できるソフトやツールもピックアップ、それぞれの特長や使用感などを解説します。

目次

1. スマホだけで簡単! お手軽VTuber
・REALITY
・カスタムキャスト
・SHOWROOM V
・エモモ/エモカラ(ミラティブ)
・トピア
・MakeAvatar
・ミチコンPlus

2. PCで出来る! VTuber作成・配信ツール
・Vカツ
・VRoid Studio
・セシル変身アプリ

3. Webカメラとマイクで今すぐVTuber
・FaceVTuber
・FaceRig

4. Live2DアバターがあればスマホでVTuberに
・2DR
・VTube Studio

5. VRヘッドセットと併用で! 便利なバーチャル空間制作ソフト
・カスタムオーダーメイド3D2
・バーチャルキャスト

6. VR機器不要!3Dモデルを手軽に利用
・3tene
・VDRAW
・waidayo
・恋顔
・ニコニコ生放送アプリ

7. その他、現在よく使われているVTuber動画作成ソフト・サービス
・VRChat
・cluster

1.スマホだけで簡単! お手軽VTuber

REALITY

 


 
REALITY」は、Wright Flyer Live Entertainment(WFLE)が提供するVTuberライブ視聴・配信アプリです。iOS/Android両方に対応、ひとつのアプリ上でVTuberライブの視聴&配信まで可能となっています。

目や髪、服などを自由にカスタマイズしてアバターを作成できるのも特徴。配信は外部配信サイトを使わずにアプリ上で行えます。2019年11月には最大4人のアバター同士でのコラボ機能を、2020年1月にはラグが少なく通信量も抑えた低遅延モード配信を正式リリースするなど、さまざまな更新が続いています。

カスタムキャスト

 

株式会社ドワンゴと株式会社S-courtの「カスタムキャスト」。3Dアバター作成とニコニコ生放送による配信ができるアプリです。顔やボディパーツ、衣装、アクセサリーなど豊富なパーツを利用し、男性・女性の好きなアバターを作成できます。配信中には設定したポーズや表情をフリック操作で表示できるのもポイント。

iPhone X/iPhone Xs/iPhone Xs MaxではフェイストラッキングとARに対応。その他のiPhoneやAndroid端末では簡易フェイストラッキングが可能です。

アップデートにより使用できるアイテムの数は増え続けており、イベント等の企画も開催されています。2019年9月に開設されたカスタムキャスト公式チャンネル内では自在なポーズを作れる「スタジオ機能」や他サービスへのVRMモデルの出力機能が使用可能になりました。

2018年10月掲載の解説記事はこちら。
https://www.moguravr.com/vtuber-customcast-review/

SHOWROOM V

SHOWROOM V」は、SHOWROOM株式会社が提供する配信アプリです。執筆時点ではiOSのみ対応しています。

お気に入りのアバターを選択し、ボタン1つで「SHOWROOM」で配信できます。ユーザーの手の動きや距離感もインカメラで反映されているため、リアルに思える距離感での配信が特徴です。動画撮影や自撮りなどの機能もあります。

キャラメイク済の10体のアバターの他にも、3Dキャラクターのモデルデータを投稿できるプラットフォーム「VRoid Hub」のアバターを、クリエイターが定めた条件のもと使用することができます。

エモモ/エモカラ

「エモモ」は、ライブ配信プラットフォーム「Mirrativ(ミラティブ)」内の3Dアバター作成&配信機能です。様々なパーツを組み合わせてアバターを作成し、ゲーム配信などを行うことができます。

またカラオケ配信ができる機能「エモカラ」も実装されており、画面上で歌詞がなぞられていくのがポイント。マイクを持ったアバターがリズムを刻むなど実際のカラオケのような配信ができます。

トピア

トピア」は株式会社アンビリアルが提供する、3Dアバターを作成して配信ができるアプリです。デフォルメされたアバターを作成でき、体型や髪型、顔のパーツなどの位置やサイズの調整機能も搭載されています。iOS/Android対応です。公認ライバー制度も存在し、多数のVTuberが登録されています。

2019年7月にはアバター姿でJOYSOUNDでのカラオケ配信ができるカラオケ配信機能が実装されました。

MakeAvatar

MakeAvatar」は、AR/VRブランドのGugenkaが提供する3Dアバター作成アプリです。複雑な操作はなく、スマートフォン上で目や口、輪郭、髪型、体型といった組み合わせを選択することでアバターを作成できます。

作成した3Dアバターは、「VRoidHub」を通してVTuber配信などに利用できます。またAR機能を使用して自分が作成したアバターを現実に召喚できるのも特徴です。

ミチコンPlus

ミチコンPlus」は株式会社ネクストシステムが提供する、スマートフォンのみを利用した全身リアルタイムモーションキャプチャーアプリです。

本アプリではスマートフォンのカメラに映った人物の骨格情報をアプリで読み取り、動きをバーチャルキャラクターに反映させることが可能です。動画ファイルからの読み取り機能やグリーンバック機能も搭載されており、2019年11月には背景を背面カメラの映像にできるARモードも実装されました。執筆時点ではiOSのみ対応です。

旧アプリ「ミチコン」からの追加機能として、PRO版ではデフォルトキャラクター以外の任意のアバターの使用や、モーションデータ書き出しなども可能です。

2019年9月掲載の記事はこちら
https://www.moguravr.com/michicon-plus/

2.PCで出来る! VTuber作成・配信ツール

Vカツ

Vカツ」は株式会社シスが提供するPC向けのVTuber支援サービスです。3Dキャラクターメイキングからアニメーション、表情付けなどを無料で行えます。顔や髪、体、衣装、アクセサリーなど、300を超える項目から自分の理想のキャラクターを作成できます。

作成したアバターは、VR向け・3Dアバターファイルフォーマット「VRM」への出力が可能で、バーチャルキャストやニコニ立体といったプラットフォームで利用できます。(VRM出力は別途料金が必要)

2018年8月掲載の「Vカツ」PC版の解説記事はこちら。
https://www.moguravr.com/vkatsu/

また「Vカツ」はスマートフォン版も配信されています。iOS/Androidに対応。ARモードを搭載しており、現実にアバターを召喚できます。さらにiPhone X以降に搭載されているフェイストラッキングに対応しており、ユーザーの表情にアバターを連動できます。

2018年11月掲載の「Vカツ」スマホ版の解説記事はこちら。
https://www.moguravr.com/vkatsu-5/

VRoid Studio

VRoid Studio」は、ピクシブ株式会社が提供する3Dキャラクター作成ツールです。絵を描くような感覚で3Dモデルが制作でき、3Dの知識がないクリエイターでも手軽にアバターを作成できるのが特徴です。3DアバターはVRMに対応しており、商用での利用も可能です。

2018年8月掲載の解説記事はこちら。
https://www.moguravr.com/vroid-studio/

2018年12月掲載の作例まとめ記事はこちら。
https://www.moguravr.com/vroid-studio-sample/

またスマートフォン版のアプリ「VRoidモバイル」も配信されています。スマートフォン1つで3Dキャラクターを制作してARやバーチャル空間での撮影を行えます。

2019年7月掲載の「VRoidモバイル」の解説記事はこちら。
https://www.moguravr.com/vroid-mobile-commentary/

セシル変身アプリ

セシル変身アプリ」はVTuberのスズキセシルさんによるPC向けの3Dアバター作成支援ツールです。クリエイター支援サイト「ファンティア」にて無料ダウンロードできます。

各種用意されたプリセットや操作スライダーを変化させ、アバターのパーツを操作して好みの3Dアバターを作成できます。キャラクターのグッズ販売や動画配信で収益を上げたり、アバターそのものを販売したりといった商用利用にも対応しています。

スズキセシルさんはこれまでに、VRプラットフォーム「cluster」への対応機能を強化するためのクラウドファンディングMac版開発のためのクラウドファンディングを実施しており、いずれも目標を達成しています。

3.Webカメラとマイクで今すぐVTuber

FaceVTuber

FaceVTuber」は、Webカメラさえあれば簡単に3Dモデルを動かせるWebベースのツールです。Google Chromeでページを開き、Webカメラを準備して「Start」、「Set」とボタンを押せば、それだけで3DCGキャラが顔に合わせて動きます。

MMD/FBX/VRM形式のモデルデータを読み込むことができ、ページ下部にリンクが掲載されているキズナアイさんやミライアカリさん、電脳少女シロさんの公式配布モデルなどを使用できます。他のユーザーが作ったMMDのモデルを使用する場合は、使用許諾の確認が必要です。

準備が楽、動作が軽い、最低限の機能はそろっている、モデル読み込みの自由度が高いといったところがポイント。VTuberならずとも、ちょっとYouTube配信やニコ生やりたい時に使う候補として便利なツールです。

ただし顔認識が繊細すぎるためか、少しでも顔に光が当たったりするとトラッキングが外れがち。もし本格的に使うのならば、部屋の明るさの事前確認がおすすめです。

FaceRig

FaceRig」はSteamで配信されている顔認識ソフト。Webカメラを利用して、3DCGキャラクターや2Dイラストをアニメーション化させられます。

これを利用してクロマキー合成を行い、バーチャルYouTuberとしてゲーム実況などを行うことが可能です。「FaceRig」本体は1,480円、イラストを動かす「Live2DModule」は398円で購入できます。

4. Live2DアバターがあればスマホでVTuberに

2DR

2DR」はPXR合同会社が株式会社ブイノスと共同で制作しているVTuber向けアプリ。スマートフォンを用いて2D/3Dモデルを動かすことができ、自分のLive2DモデルやVRMモデルの読み込みも可能です。iOS/Androidに対応。

このアプリの特徴はインポートを済ませればスマホ単体でモデルを動かせること。PCを介する必要がないため、場所を選ばず手軽にVTuberになることができます。

VTube Studio

VTube Studio」は海外発の2DVTuber向けトラッキングアプリ。スマホで顔をトラッキングしたデータをPCに送り、Live2D Cubismモデルを動かすことができます。

使用にはFace IDに対応したiOSデバイスが必要。アプリは無料で試すことができ、気に入った場合は有料のPRO版を購入することで無制限の利用が可能となります。Androidデバイス版アプリは現在開発中とのことです。

2020年6月掲載の記事はこちら。
https://moguravr.com/vtube-studio/

5. VRヘッドセットと併用で! 便利なバーチャル空間制作ソフト

バーチャルキャスト

バーチャルキャスト」は、株式会社バーチャルキャストが提供するVRライブ・コミュニケーションサービスです。VRヘッドセットなどを利用してキャラクターを自由に動かすことができ、コントローラーのトラックパッドを使っての表情変化も可能です。ニコニコ生放送、YouTubeなどのプラットフォームで配信できます。

1つのルームにネットを介してゲストを簡単に呼べるのも特徴のひとつ。「凸機能」をオンにすれば、知らない人のルームに自由に出入りできます。コラボ生放送がしたい人にはもってこいのアプリです。

VRデバイスはHTC VIVE(VIVE Pro)、Oculus Rift(Oculus Rift S)、Windows Mixed Reality(Windows MR)ヘッドセットに対応しています。

2019年にはSHOWROOM株式会社と提携したことで配信プラットフォーム「SHOWROOM」内でのギフティングの反映が可能となった他、「バーチャルキャスト コンシューマーエディション(無料版)」を無償で利用したSHOWROOM配信もできるようになりました。

2018年4月掲載の解説記事はこちら
https://www.moguravr.com/virtualcast-2/

カスタムオーダーメイド3D2

KISS制作の成年向けゲーム「カスタムオーダーメイド3D2」(リンク先18禁)には、美少女メイドキャラクターになれる機能「バーチャルアバタースタジオ」が追加されています。価格はパッケージ版が9,800円(税別)、ダウンロード版が8,424円(税別)で購入できます。18歳未満は購入できません。

キャラクターカスタム機能が非常に充実しており、顔の作りのみならず、服装やアクセサリーはもちろん、体型も大幅に変更できます(ただし女の子しか作れません)。

また表情やモーションのバリエーションが豊富。ゲーム中で使用されている表情すべてを利用できます。手の形など、普通に3DCGで作っていると動かしづらい部分も操作可能です。

VRデバイスはOculus Rift(Oculus Rift S)、HTC VIVE(VIVE Pro)に対応。またVIVEトラッカーを足・腰・頭などに装着して、最大8個の全身トラッキングに対応しています。

キャラクターになった状態で、自分自身をカスタマイズできるのも特徴の一つ。動画内では胸のサイズを動かしている様子が見られます。やり方によっては、モデル読み込みで一人何役もできそうです。アクセサリは自作することができ、VR上で手で持って、位置設定することが可能となっています。

背景もゲーム内にあるものをカスタム可能。クロマキー合成での背景合成はもちろん、デスクトップを配置してPCの画面を表示し、コメントを読み上げながら放送もできますVTuberをやる上での必要なことが揃っているだけではなく、細かな調整のできる技術が満載です。

2018年6月掲載の解説記事はこちら。
https://www.moguravr.com/custom-order-maid/

6. VR機器不要! 3Dモデルを手軽に利用

3tene

3tene」は株式会社プラスプラスが提供するPC向けアプリです。VRM規格に対応した3Dモデルを読み込み、Webカメラの顔認識によりまばたきや顔の向きを、マイク入力により唇の動きを3Dアバターに反映できます。

機能ごとに「3teneFREE」「3tenePRO」「3teneSTUDIO」といった種類があり、FREE版は無料です。

VDRAW

VDRAW」はバーチャル同人作家のおぐら氏が開発したVRMモデル用ツール。PCで行うさまざまな作業や遊びをそのままバーチャルキャラクターの活動として表現できるツールです。

VDRAWの特徴はマウスとキーボードのみでアバターを動かせる手軽さ。実際の入力と連動してバーチャル空間内の3Dキャラクターが動く仕組みで、VR機器がなくともVTuberが実際に作業を行っているかのような映像を作り出せます。イラスト、ゲーム、3Dモデリング、プログラミング、DTMなど、多岐に渡る使い方が可能です。

2018年7月掲載の記事はこちら。
https://www.moguravr.com/vdraw-vtuber/

waidayo

waidayo」は3DVTuber向けのフェイシャルモーションキャプチャアプリ。FaceIDに対応したiPhone/iPadで表情や顔の動きをキャプチャし、PCへモーションを転送できます。

PC用アプリでは表情の認識結果を背景グリーンバックで表示する機能を搭載。さらにWindowsでは「バーチャルモーションキャプチャー」やVMC Protocol対応ソフトにデータを送ることもできます。

VRM形式の3Dモデルデータを持っている場合、アバターの変更も可能。価格は無料で、個人法人を問わず無償で商用利用できます。

2020年5月掲載の記事はこちら。
https://moguravr.com/waidayo/

恋顔

恋顔」は、ヒラリチャンさんが開発したVTuber向け表情トラッカーアプリ。顔認証機能が搭載されたiPhoneで表情を認識し、PCで3Dキャラクターを動かせる表情認識に特化したアプリです。VRoidStudio製のモデルを基準に開発されており、自分の3Dモデルを読み込むことも可能。macOS/Windowsに対応しており、営利/非営利を問わず利用できます。
製品版ライセンスの通常価格は3000円で、無料トライアル版も用意されています。

2020年5月掲載の記事はこちら。
https://moguravr.com/koigao/

ニコニコ生放送アプリ

Android版ニコニコ生放送アプリでは、バージョン3.10.0にて3Dアバターで配信できる「バーチャルライブ配信」機能がテスト公開されました。
バーチャルライブ配信機能では、3Dアバター・データ投稿サービス「THE SEED ONLINE」と連携することでVRMデータを利用可能。モデルの位置調整や背景の変更、フェイストラッキングやボイスチェンジャーにも対応しています。

2020年5月掲載の記事はこちら。
https://moguravr.com/niconico-android-virtual-live/

その他、現在よく使われているVTuber動画作成ソフト・サービス

VRChat

「VRChat」はSteam公式サイトで配信されているバーチャル空間共有ソフトです。ワールドの数が非常に多く、世界中の人が接続しているVR空間を体験できます。利用料金は無料です。

自分用のプライベートワールドを作って3DCGモデルでログインすれば、オリジナルの部屋からの配信も可能。ゲストを自由に呼ぶこともでき、別のワールドの撮影もできます。(ただしすれ違った知らない人を撮影・配信する場合は許可を取ることをお忘れなく)VRヘッドセットを使うのがおすすめですが、PCだけでも利用できます。

2018年1月、3月掲載の解説記事はこちら。
https://www.moguravr.com/vrchat-6/

https://www.moguravr.com/vrchat-9/

cluster

cluster」は、クラスター株式会社が提供するVRプラットフォームです。VRデバイスのOculus Rift(Oculus Rift S)、HTC VIVE(VIVE Pro)で利用できるほか、VRを利用せずPCでの参加も可能です。

「cluster」では四角い頭にアイコンの付いたアバターキャラになって、VR空間に入場できます。参加者はこのルームに入れば、席に座って観覧も可能。登壇者も自由に呼べます。

また、3DCGのアバターを持ち込むことも可能で、VRChatよりも軽く、人数制限の幅も広いので、お手軽に配信できるのが強みです。「cluster」ではVRライブやイベント企画なども多数開催されており、アイデア次第で多様な使い方ができそうです。

2020年3月にはスマートフォンアプリでの利用も可能となり、ワールドへの参加がより手軽に。また、6月にはREALITYとのアバター連携機能もリリースされました。

まずは手軽にバーチャル配信をしてみよう!

3年ほど前まで「VTuberを始める」には機器の準備やイラスト・3DCGの制作技術といった面でどうしてもハードルが高いものにならざるを得ませんでした。

しかし現在は各種サービス・アプリの登場により、使用機器がスマホだけでも可能となり、WEBカメラさえあればアバターも気軽に動かせるようになるなど、始めるハードルが下がりはじめました。HTC viveなどVR機器を使用すれば、より繊細な動作も可能です。各アプリケーションはリリース後もアップデートを続けており、出来ることの幅は現在進行形で広がりつつあります。まずは気になったものを「触ってみる」「体験してみる」のがおすすめです。


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