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VTuber 2018.07.18

必要なのはマウスとキーボードのみ、VTuberになれる新ツールが7月リリース

2017年末から大きなブームとなっているバーチャルYouTuber(VTuber)。VR機器を使用せず、個人でも「マウスとキーボードのみ」でVTuberになれるツール「VDRAW」が、今年7月にリリースされる予定です。

PCの何気ない作業がVTuberの活動に

このツールはVRMファイルを使ってVTuberになれるソフト「VDRAW」。開発したのは、バーチャル同人作家のおぐら氏(@OGOG_Ogura)です。同氏はツイッターにて、PVと紹介Webサイトを紹介しています。

VRMファイルを使ってVTuberになれるソフト「VDRAW」のPVと紹介Webサイトができました!

高価な機材は不要で、マウスとキーボードだけでアバターが動きますよ!
BOOTHにて、7月中にリリース予定です!
動画:https://t.co/agj98zD8rv
紹介サイト:https://t.co/7L1xrE794u pic.twitter.com/CIPeinPbSn




— おぐら@新刊はBOOTHにて販売中 (@OGOG_Ogura) 2018年7月14日

VDRAWは、PCで行っている「イラストを描く」「ソースコードを書く」といった何気ない作業でも、バーチャルキャラクターの活動として表現することができるツールです。例えばペンタブレットを使ってイラストのメイキング配信に使用すれば、あたかもバーチャルキャラクター本人がイラストを描いているように見せることができます。
イラストだけでなく、ブラウザゲーム、3Dモデリング、プログラミング、DTMなど、マウスとキーボードを使ったどんな作業でも行えます。

VDRAWはVRではない

興味深いこととして、おぐら氏は「VDRAWはVRではありません」と明言しています。なぜならVDRAWは、「VR機器(VRヘッドセット等)を持っていない人でも、バーチャルキャラクター活動ができる」ことをコンセプトとしています。VDRAWで最低限必要なデバイスは「マウス」と「キーボード」のみ。VRヘッドセットのようなデバイスやハイスペックのPCも不要で、VTuberになるハードルを大きく下げています。

マイクを搭載したPCであれば、声に合わせてアバターの口を動かすリップシンクにも対応しています。

体型に合わせた調整機能も

またVDRAWでは、ドワンゴが提唱するVRM形式のアバターモデルを使用します。ニコニ立体などで配布されているVRMモデルや、自作したVRMモデルを読み込ませれば、誰でもバーチャルキャラクターになることが可能です。

さらに、アバターモデルの体格の違いにより、VDRAWで読み込む際に手の位置がズレたり、カメラの範囲から外れたりしてしまう問題にも対応。さまざまな体型のアバターモデルに対応できるよう、パラメータを細かく調整する機能を搭載しています。今後さらなる機能追加も予定しているとのことです。

VDRAWは無料のトライアル版(一部の設定が使用不可)と有料版での展開を予定しています。7月中のリリースを予定し、有料版はBOOTHにて販売を行います。なお、動作OSはWindows8.1以降となっています。

VTuberになったり3Dキャラクターを制作したりするツールには、法人向けも含めて次のような多数のサービスが展開されています。

(参考)Twitter


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