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業界動向 2020.06.15

NTTドコモがMRデバイス「Magic Leap 1」発売、眼鏡型「NrealLight」も韓国LG系から一般向けに  ー 週間振り返りVR/AR/MRニュース

「週間振り返りVR/AR/MRニュース」では、Mogura VR News / MoguLiveで掲載したニュースの中から見逃せない注目記事をピックアップ。読者の皆さんに、VR/AR/MRの最新情報をギュッと縮めてお届けします。

目次

1.NTTドコモがMRデバイス「Magic Leap 1」国内発売 約25万円(06.09)
2. MRグラス「NrealLight」、韓国LG系列から一般向け発売 2020年第3四半期に(06.08)
3.メガネなしで使える視力矯正ヘッドセット? アップル申請の特許が公開(06.08)
4.視線追跡のTobiiから眼鏡型デバイスの新機種 ユーザーが見ている光景を記録(06.09)
5.Oculus Questでも大容量3Dモデルを扱える「Resolve」リリース(06.10)

NTTドコモがMRデバイス「Magic Leap 1」国内発売 約25万円(06.09)

株式会社NTTドコモは、6月19日より開発者向けにMRデバイス「Magic Leap 1」を発売します。同機は米スタートアップMagic Leap社が開発、眼鏡レンズ越しの現実空間にデジタルな物体を重ねて表示できるデバイス。価格は249,000円(税別)、ドコモオンラインショップおよび全国ドコモ法人営業部門での販売となります。

【Topics】
・個人開発含むXRコンテンツクリエイターや業務効率化用ソリューション開発者が対象
・ヘッドセット、プロセッサとバッテリー内蔵ユニット、コントローラーから構成
・Magic Laep 1は全国102店舗のドコモショップに展示(現在は展示休止中)

MRグラス「NrealLight」、韓国LG系列から一般向け発売 2020年第3四半期に(06.08)

中国Nreal社は、韓国LGグループ大手通信LG Uplusから一般向けにMRグラス「Nreal Light」を発売します。価格は非公開、2020年第3四半期の発売予定です。Nreal社は当初Nreal Lightの対象を一般のユーザーとしていましたが、最近は法人向けアプリケーションを発表するなど、対象を法人向けにシフトとするものとみられていました。

【Topics】
・Nreal社はQualcomm Technologiesらと提携した法人向けアプリケーションを発表
・「NrealLightは、ARグラス初のB2Cモデル販売」とLG Uplus談
・Nreal Lightは88gと軽量のメガネ型MRデバイス。SLAMを搭載、視野角は52度

Nreal社、Nreal Lightの関連ニュースはこちらにまとめています。

メガネなしで使える視力矯正ヘッドセット? アップル申請の特許が公開(06.08)

アップルの特許が米国特許商標庁より公開されました。特許名は「視力矯正機能付きヘッドマウントディスプレイデバイス」で、ヘッドセットやARグラスにユーザーの視力を検知・補正する機能を加え、ユーザーが眼鏡をかけずにヘッドセットを使用できるとしています。

【Topics】
・視力やコンテンツに合わせた焦点調整が可能
・プレイを邪魔せず目を休める仕組みも
・米成人の約75%が視力補正が必要とのデータあり

視線追跡のTobiiから眼鏡型デバイスの新機種 ユーザーが見ている光景を記録(06.09)

アイトラッキング大手のTobii社は、眼鏡型の視線追跡デバイス「Tobii Pro Glasses 3(グラス3)」を法人向けに発売します。消費者の視線や見えている光景といったユーザー体験を記録することで、企業のマーケティングや安全管理分野での利用が想定されています。

【Topics】
・2019年1月HTC法人向けのVRヘッドセット「VIVE Pro Eye」にTobiiの技術を使用
・16個のLEDと4つのアイカメラを内蔵。屋外やヘルメット下でも使用可。音声記録も
・価格や資料請求はこちらから

Oculus Questでも大容量3Dモデルを扱える「Resolve」リリース(06.10)

InsiteVRは大容量3Dモデル対応のアプリ「Resolve」をリリースします。これまでPC向けVRに対し、処理能力が不足していた一体型VRヘッドセットOculus Questでもワンクリックでデータの自動処理が可能となり、大容量の3Dデータを扱う建築業界などでの利用が見込まれます。

【Topics】
・「Resolve」はQuestの処理能力の限界を克服
・複数ユーザーでモデルの共有。リアルタイムでコミュニケーションも


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