Home » パナソニックが眼鏡型VRデバイスのプロトタイプ発表、実機体験レポートも ー 週間振り返りVR/AR/MRニュース


業界動向 2020.01.14

パナソニックが眼鏡型VRデバイスのプロトタイプ発表、実機体験レポートも ー 週間振り返りVR/AR/MRニュース

「週間振り返りVR/AR/MRニュース」では、Mogura VR News / MoguLiveで掲載したニュースの中から見逃せない注目記事をピックアップ。読者の皆さんに、VR/AR/MRの最新情報をギュッと縮めてお届けします。

目次

1.パナソニック、眼鏡型の超軽量VRデバイスのプロトタイプ発表 HDR1対応(01.07)
2.パナソニックはVR市場に殴り込めるか? 眼鏡型VRデバイスから感じた期待と課題【CES2020】(01.09)
3.企業からの注文が急増中、チェコ発の高性能VRヘッドセット「XTAL」インプレッション(01.06)
4.2020年のいま、フィンランドのVR/AR業界に注目したいワケ(01.06)

5.フェイスブックR&Dトップが語る次世代VRへの道 ARグラスには慎重姿勢(01.04)
6.【CES2020】DJI子会社のLivox、高性能かつ破格の安さでLiDARセンサー発表(01.08)

パナソニック、眼鏡型の超軽量VRデバイスのプロトタイプ発表 HDR1対応(01.07)

米ラスベガス開催のCES2020にて、パナソニックは眼鏡型VRデバイスのプロトタイプを発表しました。重量は150g前後と非常に軽く、ディスプレイにはKopin Corporationの技術を採用。明るさを自然に表現できるHDR(ハイダイナミックレンジ)1に対応しています。

【Topics】
・ブルーレイの信号処理、音のTechinics、光学系LUMIX……パナソニック技術の結晶
・PC接続型でカメラ搭載なし、頭の動きだけをトラッキングする3DoF

パナソニックはVR市場に殴り込めるか? 眼鏡型VRデバイスから感じた期待と課題【CES2020】(01.09)

CES2020にてパナソニックは、HDR1対応の150g小型軽量VRヘッドセットのプロトタイプを公開しました。本記事では会場で実際にVRデバイスを試用、開発者の説明も含めレポートをお届けします。

【Topics】
・画素密度は2245ppi。解像度が高くハイクオリティなVR体験が可能
・同社はCES2017で法人向け広視野角VRヘッドセットのプロトタイプを発表し話題に

企業からの注文が急増中、チェコ発の高性能VRヘッドセット「XTAL」インプレッション(01.06)

チェコ・プラハを拠点とするスタートアップVRgineersが開発する、産業向けVRヘッドセット「XTAL」。価格は6000ドル(約72万円)と高額ながら、自動車メーカーのアウディや米海軍での導入が進むなど、欧米を中心に販売は好調の様子です。Mogura VR Newsでは、現地でこの「XTAL」を体験。そのファーストインプレッションをお届けします。

【Topics】
・音声で操作可能、アイトラッキングやハンドトラッキングも搭載
・重いのがやや難点だが、欲しい機能をあらかたそろえた「全部載せ」

2020年のいま、フィンランドのVR/AR業界に注目したいワケ(01.06)

スタートアップへの投資額が欧州第1位(対GDP比)を誇り、調達規模も増加傾向のフィンランド。その背景にはスマホの波に乗れずエンジニアを手放すことになったノキアの存在と、優秀な人材を行政がバックアップし、官民でスタートアップ支援に及んだ経緯があります。首都ヘルシンキのインキュベーション拠点「Maria01」の取材を通して見えてきた、フィンランドの最新VR/AR事情について報告します。

【Topics】
・ノキア離脱のMR研究開発チームが立ち上げたVarjo
・ノキアに残存したMR技術はマイクロソフトの「HoloLens」へ継承
・「Moomin Move」開発Tribe.redや教育系アプリ開発の3Dbear、医療系のVRトレーニングOsgenicなど

フェイスブックR&Dトップが語る次世代VRへの道 ARグラスには慎重姿勢(01.04)

Facebook Reality Labチーフサイエンティストのマイケル・エイブラッシュ氏は、今後のVR/ARの見通しについて「VRはAR同様に重要。ARは電話に取って代わり、VRはPCに代わるものとなる」と語り、今後は入力システムの技術的課題を解決する必要があり、ARグラスがスマホに代わり主流となるのは2030-2040年代になるとの慎重な見方を示しました。

また「VRの次の時代が来るのは、我々が投資や開発を行ってきたため」と強調し、VRの次の時代はフェイスブックが率いるとの自信を伺わせています。

【Topics】
・人々はデバイスが状況を把握、会話相手を推測し、声を拾うことを望むとコメント
・同氏は2019年9月Oculus Connect 6で、次世代VRの登場は「すぐではない」と認める
・過去の発言内容から、次世代VR実現には少なくとも3年程度必要とUpload VRは推測

フェイスブックの技術開発に関連する記事は下記でも紹介しています。

6.【CES2020】DJI子会社のLivox、高性能かつ破格の安さでLiDARセンサー発表(01.08)

中国のLivox Technology Company(Livox)社は、自動運転への活用が期待される量販用LiDARセンサーの新製品「Horizon」と「Tele-15」を発表、開発者向けSDKを提供します。HorizonはDJIストアで販売を開始。Tele-15は2020年第2四半期に発売予定で、「Horizon」が99,000円、「Tele-15」は148,000円と、競合他社製品と比べ、圧倒的な低価格を実現しています。

【Topics】
・LiDAR(Light Detection and Ranging、ライダー)とは、レーザー光で対象物までの距離や性質を測定する技術
・自動運転レベル3/レベル4にも応用可能。自動運転、移動ロボット工学、マッピングや測量業界で、LiDARの急速な利用拡大を促進

LiDARの技術や、DJIに関する記事はこちらをご覧ください。


VR/AR/VTuber専門メディア「Mogura」が今注目するキーワード