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業界動向 2018.12.17

クアルコムのVR/AR対応新型プロセッサ発表、“バーチャル店員”実用化第一弾が登場 – 週間振り返りVR/AR/MRニュース

12月の第2週目は、Qualcomm(クアルコム)の最新モバイル向けのプロセッサ「Snapdragon 855」の発表やその他新ハードウェアの販売告知など、年末が近いにも関わらず引き続き業界の動きが活発な兆候がありました。

上述のクアルコムの最新のプロセッサは初の「5G」対応の他にも、AR/VR向けの対応などが行われており、今後の一体型VRヘッドセットやモバイルデバイスへの利用が期待されます。そのほかには米スタートアップ・JauntがVRから撤退しARに注力していることや、2018年のGoogle検索に「『バーチャルユーチューバー 仕組み』が仕組み検索の5位にランクイン」などが報じられています。

本記事では、先週Mogura VRで掲載したニュースから注目記事をピックアップ。VR/AR/MRの「いま」を、皆さんにギュッと縮めてお届けします。

クアルコムが新型プロセッサSnapdragon 855発表 VRとAR対応

半導体メーカーのQualcomm(クアルコム)が12月5日、新型のモバイル用プロセッサ Snapdragon 855を発表しました。 Snapdragon 855は、商用のモバイルプラットフォームとしては初の「5G」対応を実現し、XR(VRやAR等の総称)にも対応します。Snapdragon 855は、2019年に発売されるハイエンドスマートフォンに搭載される予定です。

小売業で「バーチャル従業員」が実用開始、PB商品の売上が前週の約3倍に

今回、滋賀県彦根市に本社をおく株式会社平和堂から、公式VTuebr(バーチャルYouTuber)従業員が12月1日にデビューしました。これは株式会社アドパックとバーチャルプロショッパーコミュニケーションズ(VRC)が協業し提供する、バーチャルキャラクターを活用したバーチャルプロショッパー・ソリューションを利用したものです。

平和堂では本サービスを用いてライブ配信による対面販売やコミュニケーションイベントを実施しており、イベントを開催した週は平和堂プライベートブランド商品の販売数が前週比の約3倍になったとコメントしています。

VRから撤退の米スタートアップ、大量の機材をオークションに出品

アメリカのスタートアップ企業・Jauntが、保有するVR関連のデバイスをネットオークションに大規模出品しました。出品されたデバイスには、VRヘッドセットや360度カメラの他、モニターやサーバー類なども含まれています。

Jauntは2018年10月、ARへと注力する意向を示し、VR関連業務に従事する従業員のレイオフ(一時解雇)を行いました。同時にVR事業の大幅な縮小も予告しており、そのための資産整理と考えられます。

グーグルの2018年検索ランキングに「バーチャルユーチューバー」がランクイン、仕組み部門で


グーグルは、「2018年Google検索ランキング」を公開しました。公開された「仕組み」部門のランキングでは、「バーチャルユーチューバー 仕組み」が5位にランクインしています。2017年12月より爆発的に数を増やしたVTuber(バーチャルYouTuber)への注目度の高さがうかがえます。


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