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業界動向 2018.12.10

クアルコムが新型プロセッサSnapdragon 855発表 VRとAR対応

半導体メーカーのQualcomm(クアルコム)が12月5日、新型のモバイル用プロセッサ Snapdragon 855を発表しました。 Snapdragon 855は、商用のモバイルプラットフォームとしては初の「5G」対応を実現し、XR(VRとARの総称)にも対応します。Snapdragon 855は、2019年に発売されるハイエンドスマートフォンに搭載される予定です。

発表はハワイ州マウイ島で開催されていた「Snapdragon Technology Summit」で行われました。

前モデルと比較して性能は全体的に向上

Snapdragon 855は、2017年末に発表され、2018年に各社のフラッグシップモデルに搭載されたプロセッサSnapDragon 845の次世代型です。SnapDragon 845で実現された新機能を継承し、性能アップを果たしています。Snapdragon 855のCPU、Kryo 485は、SnapDragon 845のKryo 385と比較して、約45%の性能アップを実現しています。Snapdragon 855のGPU、Adreno 640は、SnapDragon 845のGPU、Adreno 630と比較して20%の描写速度増加を実現します。

Snapdragon 855は、Snapdragon X50 5Gモデムにより5G通信を行います。5Gが本格的に普及するまでは、Snapdragon X24 LTEが4G通信を行います。5G通信の帯域はサブ6GHz帯とミリ波帯です。Qualcommによると、ミリ波帯を使用した5G通信の場合、既製品の約20倍の速度を実現するとのことです。

通信速度の大幅な上昇を実現したことで、大容量のデータの処理が可能となり次世代のVRとAR体験が可能になりました。マルチプレイのVRゲームや、ARを活用したショッピングなどが例として挙げられています。

プレスリリースによると、Snapdragon 855は、8K解像度のVRビデオの視聴を実現します。「現実とVRの境界が揺らぐほどの、究極の自由な(VR)視聴、学習、ゲームプレイ体験をユーザーに提供します」とのこと。

セキュリティー面でも、Snapdragon 855は進化を遂げました。Snapdragon 855は、世界初の超音波による指紋認証を搭載しました。この新技術により、認証精度の向上と現在の指紋認証を超える、より強固なプロテクトを実現しています。

(参考)プレスリリース


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