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空間保存・報道 2018.07.30

VR/ARで変わるジャーナリズム NYのVR体験施設で展示会

ニュース報道において、360度動画やAR映像などのVR/AR技術を活用する動きが広がってきています。視聴者に、よりリアルに事象を伝えるための取り組みです。例えばイギリス公共放送のBBC、アメリカ大手新聞社のニューヨーク・タイムズ社、ナショナルジオグラフィックなどの活動が例として挙げられます。

報道におけるVR/AR技術の活用を進める企業団体「Journalism 360」は、2018年7月からニューヨークのVR体験施設「VR World」にて、VR/ARをジャーナリズム分野で用いた作品の展示会を行います。

ピューリッツァー賞受賞作等を展示

展示では、「Journalism 360」の取り組みの中から選んだプロジェクトを公開。英テレビ局BBCが制作しナイル川上流のダム建設問題を取り上げた”Damming the Nile”、Arizona Republicと米国の新聞社USA Todayによる、ピューリッツァー賞受賞作の “The Wall”などが展示されます。

なお「Journalism 360」は、2017年のファンド対象として11のプロジェクトを選出しています。

VR/AR技術で報道はどう変わるか

Journalism 360のディレクター、Laura Hertzfeld氏は、「VR Worldと協力して展示を行うことにわくわくしていますができて嬉しいです。訪れる人に、ジャーナリズムがVR/AR技術によってどう変わっているかを見てもらいたいです」と話しました。

一方VR WorldのTommy Goodkin氏は、「Journalism 360とパートナーを組むことは、文化と技術を融合し、ゲームから教育、芸術まで広がるVR/ARエンターテイメントのエコシステムを提示するという、我々のミッションにかなうものです」と話しています。

展示は2018年7月24日から、8月31日まで行われます。VR Worldはこの機会も活用し、VR/ARの可能性を広げ、同時に人々へ普及させる方法を模索していきます。

(参考)VRFocus
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