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VR動画 2018.06.01

ロシアW杯をVRで イギリスがPSVR、Oculus Goなどへ放送

イギリスの公共放送BBCは、6月14日より開幕するFIFAサッカー・ワールドカップロシア大会のうち、放映権のある33試合をVRヘッドセット向けに放送することを明らかにしました。今回の放送は360度のVR映像ではなく、VR内の大画面でまるで特等席で見ているかのような観戦が可能となります。

視聴はイギリスでのみ

ワールドカップのVR中継は「BBC Sports VR」という名前のアプリを使って観戦することができます。このアプリはPlayStation VR(PSVR)、Oculus Go、スマートフォンVRなどの各種VRヘッドセットに向けて配信されます。ただし、本番組はリージョンロックにより、イギリス(UK)国内でのみ視聴可能。中継される初戦は14日にあるロシア対サウジアラビア戦とのこと。

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VRでスポーツ観戦と言うと、360度カメラを使った臨場感のある映像の視聴を期待する向きもありますが、今回のVR向け放送ではあくまでも平面の映像になります。試合のスコアや異なる視点での映像はVR内で大画面の周囲にあるモニターに表示されます。

BBCスポーツは、「ユーザーはヘッドセットを通して、没入感の高いスタジアムでの体験に浸ることができるでしょう。現実のテレビを見るよりも、リッチな環境で観戦ができると思われます」としています。

VRでライブ中継を見る取り組みとしては、Oculus Go向けに大人数で視聴体験ができる「Oculus Venues」の配信が開始されています。360度カメラを使った全天球の中継にとどまらずVRヘッドセットならではの良さが感じられる中継が増えること、また日本での取組の増加にも期待したいところです。

(参考)BBC SportsRoad to VR


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