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データ可視化 2018.04.12

AR組み合わせお天気番組制作、視聴率巻き返し狙う

米国の気象番組であるThe Weather Channel(ウェザー・チャンネル)は、ARコンテンツ制作会社The Future Groupと共同で、報道番組でのAR活用を進めています。

ARで気象現象をリアルに再現

ウェザー・チャンネルでは、2015年から番組にARを使っています。気象現象の背景を説明する際など、ARによって番組に没入感を出しています。

今回番組に携わるThe Future Groupは、コンテンツ制作にゲームエンジンのUnreal Engine4を使用し、さらにリアルな内容を提供するとしています。例えばリアルタイムで竜巻を正確に表現し、接近する都市を詳しく描写する、ということが考えられます。

ウェザー・グループのデザイン部門責任者であるMichael Potts氏は、「The Future Groupの技術により、これまでになかった気象番組を作ります。最先端というだけでなく、まだ開発が続けられている技術へ投資し続けることに、わくわくしています」と話しました。

The Future Groupは、これまでにもUnreal Engineを使ってゲーム番組『Lost in Time』を制作し、注目を集めてきました。同社の北米事業代表、Lawrence Jones氏は次のように話しています。

「当社は、Unreal Engineが持つ報道番組への可能性を高めていきます。ウェザー・グループや(Unreal Engineを開発する)Epic Gamesとともに、テレビ番組でのAR活用を進めることに期待を持っています」

テレビ番組がARに寄せる期待

米国ではインターネットテレビの普及に伴い、従来のケーブルテレビなどが契約者減少の危機に直面しています。ARの活用は、従来のテレビ番組へ視聴者を呼び戻す手段として、期待が寄せられています。

本などの出版物がARを活用する場合と違い、テレビではアプリをインストールしてデバイスをかざす、といった手間がありません。ウェザー・チャンネルのようなテレビネットワークは、一般の消費者へARを広めることを、リードしていくかもしれません。

テレビ番組でのMR・AR活用には、日本国内でも次のような事例があります。

(参考) Next Reality


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