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活用事例 2021.07.13

MRで足場の安全点検訓練 杉孝と積木製作ら開発

株式会社 杉孝株式会社 積木製作は、屋内で足場の安全点検訓練ができるMRアプリケーション「SUGIKO MR 足場安全教育コンテンツ」を共同開発しました。

MRを用いることで足場の運搬や組立、解体が不要となるため、準備が手軽に。室内で天候にも左右されず、簡単に安全教育を受けることができます。

杉孝は仮設機材のレンタルを中心に、設計や安全教育なども行う企業。他方の積木製作は3DCGやVRコンテンツ開発を行っており、企業向けアプリケーション開発のほか、建築現場やものづくりの現場をVRで再現・体験する教育プログラム「安全体感VRトレーニング」などを提供しています。

HoloLens 2を活用、最大6名で同時体験

「SUGIKO MR 足場安全教育コンテンツ」は、MicrosoftのHoloLens2を用いることで実寸大のモデルで足場点検を行う時の基礎知識、点検ポイント等を習得することができます。HoloLens2はディスプレイ越しに見える現実にディスプレイに映し出す仮想の情報を重ね合わせることができるという、MR(Mixed Reality、複合現実)デバイスです。

「SUGIKO MR 足場安全教育コンテンツ」では、講師と5人の受講者が同一の3Dモデルを共有することができ、3Dモデルのスケールを変更してデジタル模型として活用できる機能や、3Dキャラクターを使用した労働災害を身近に体験できる機能なども搭載しています。

今回、VRではなくMRにした理由として、実際の現場での点検と同様に歩いて点検を行えることや、受講者同士でのコミュニケーションを重視したことが挙げられています。

また、同コンテンツでは杉孝で作成した足場に関するBIMデータを取り込み、よりリアルなモデルを製作しています。

(参考)ニュースリリース株式会社 積木製作「お客様の声」


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