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視野角210度&高解像度、プレミアムなVRヘッドセット「StarVR One」最新情報まとめ

2018年8月に発表されたVRヘッドセット、「StarVR One」。従来のPC向けVRヘッドセットとは一線を画する非常に高い解像度と広い視野角、そしてアイトラッキング(視線追跡)機能の搭載などで大きな話題となりました。

本記事ではこの「StarVR One」がどのようなデバイスなのか、価格や販売開設時期など含めて紹介します。

目次

1.StarVR Oneとは
2.StarVR Oneの特徴
3.StarVR Oneのスペック
4.StarVR Oneの価格と購入方法、発売時期は?
5.StarVR Oneの導入事例など

StarVR Oneとは

「StarVR One」は、台湾StarVR社が製造・販売するエンタープライズ向けのVRヘッドセットです。2018年8月に発表され、そのスペックを中心に大きな話題となりました。

視野角210度、視線追跡 プレミアムな法人向けVRヘッドセット「StarVR One」登場

視野角210度、視線追跡 プレミアムな法人向けVRヘッドセット「StarVR One」登場

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一般向けに販売されるPC向けVRヘッドセットと比較した場合、視野角が水平210度と非常に広く(従来のVRヘッドセットは110度前後)解像度が高いこと、アイトラッキング(視線追跡)システムの搭載、等が大きな違いとして挙げられます。

また、旧型となる「StarVR」は日本でも「SEGA VR AREA SHINJUKU」などを中心に、一部のVR体験施設などで使用されています。

【体験レポ】5K広視野角の「StarVR」採用 セガが新宿に施設をオープン

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StarVR Oneの特徴

StarVR Oneの特徴は大きく4つあり、「視野角の広さ」、「アイトラッキング」、「高解像度」、「トラッキングシステム」です。それぞれ詳細に見ていきましょう。

1.視野角の広さ

水平視野角は旧型のStarVRと同じ210度です。現在のPC向けVRヘッドセットの大半は水平視野角が110度ほど。StarVR Oneの水平視野角は圧倒的に広いと言えます。

体験した人の中には「(既存のハイエンドVRヘッドセット使用時に)視野角はそこまで気にならなかったが、StarVR Oneを使用してみると、今までの体験がはまるで“窓から覗いてだけ”のように思えた」と語る人も。

2.アイトラッキング

StarVR Oneには、視線追跡(アイトラッキング)の技術を専門に手がけるTobii(トビー)社のアイトラッキングシステムが搭載されています。アイトラッキングにより、瞳孔間距離(IPD)の自動的に検出、ユーザーごとに見えやすく負担がかかりにくいように調整を行います(※)。

(※ 瞳孔間距離……人の左目と右目の瞳孔がどのくらい離れているかを表す数値。体験者の瞳孔間距離とレンズの間隔を合わせる必要があり、これががズレるとパフォーマンスの低下や眼精疲労など、望ましくない症状の原因になると考えられている)

StarVR Oneでは画面をレンダリングする際、体験者が注目しているところ(=中心視野)は高解像度で描画し、逆に外側(=周辺視野)に行くにしたがって低解像度で描画する手法、フォービエイテッド・レンダリングを搭載。その際、人の視線を検知するために上述のアイトラッキングが使用されています。


(フォービエイテッド・レンダリングのイメージ画像。水色の円で囲まれた範囲は高解像度で、それ以外は徐々に低解像度で描画する。これにより負荷を減らしつつ、高クオリティなVR体験を実現する。ソフトウェア側での対応が必要となるためデバイスだけでは成立しない)

アイトラッキングにより、体験者が見ていた個所や注目していた時間等も解析することができます。このデータを収集し、次の3Dデータの制作などに役立てることが出来る「アイトラッキングアナリティクス」という機能も搭載されているとのこと。

3.解像度

ディスプレイは各ピクセルにRGBのサブピクセルをもつ独自構造のAMOLED有機ELが採用されています。総サブピクセル数は1600万です。

旧型では62Hzだったリフレッシュレートが、StarVR Oneでは90Hzに改良されました。90HzはOculus RiftやHTC VIVEなど既存のハイエンドVRヘッドセットのリフレッシュレートと同等で、同じように快適に体験可能となっています。

4.トラッキングシステム

StarVR Oneには異なるトラッキングシステムを備えた2種類のモデルが存在します。Steam VR Lighthouse対応の「StarVR One」と、光学式のトラッキングシステムに対応する「StarVR One XT」です。

StarVR OneではHTC VIVEで採用されているトラッキングシステムを使用することができます。ベースステーション1.0、2.0ともに対応しています。この場合コントローラーはHTC VIVEもしくはVIVE Proに付属のものを使うことができます。


(SteamVRのシステム上でStarrVR Oneを認識している様子)

一方「StarVR One XT」は、初期状態ではPhaseSpace社の光学マーカーによるトラッキングシステムに対応しています。それ以外の様々な光学マーカーによるトラッキングシステムに対応しているので、ユーザーの自由にカスタマイズできます。


(対応するトラッキングシステム。複数発表されている)

StarVR Oneのスペック

StarVR Oneのスペックは以下の通りです。従来のVRヘッドセットを遥かに上回る視野角等の性質上、要求されるPCスペックはかなりのもの。エンタープライズ向けに特化した調整がされています。

ディスプレイパネル

2 x 4.77” AMOLED

ディスプレイ解像度

詳細不明、1600万sub-pixels

ディスプレイリフレッシュレート

90Hz low persistence

レンズ

カスタムフレネルレンズ

視野角

・水平視野角210度
・垂直視野角130度

トラッキングシステム

・StarVR One
SteamVR tracking 2.0

・StarVR One XT
オプティカルトラッキングシステム用のマーカー搭載。様々なシステムに対応。(初期状態ではPhaseSpace社のものが対応)

アイトラッキング

・Tobiiアイトラッキングシステムを搭載
・フォービエイテッド・レンダリングシステムあり
・自動IPD(瞳孔間距離)調整機能あり

接続

・2 x 0.9m Type-Cケーブル
・2 x 5m Type-C延長ケーブル
・1 x 3.5mmマイク・ステレオヘッドホンジャック

オプティカルケーブルアダプタボックス

・2 x ディスプレイポート
・2 x USB 2.0

本体重量

・StarVR One 450g
・StarVR One XT 430g
(本体のみ。ヘッドストラップやケーブルは除外)

フェイスクッション

交換可能なクッション

最低動作要件

OS:Windows 10 64bits
プロセッサ:Intel core i7-7700 or AMD Ryzen 7 2700X
グラフィックボード:NVIDIA GeForce GTX1080
メモリ:16GB

上記の通り、StarVR Oneは他のPC接続型のVRヘッドセット、Oculus RiftやVIVE Proなどと比べ最低動作要件が高くなっています。

発売時期,価格と入手方法

StarVR Oneは、開発者向けバージョンの「StarVR One for Developers」が、2018年12月に発売予定となっています。価格はヘッドセット単体で445,000円(税抜)、トラッキングはSteamVR Lighthouseが対応しています。

超広視野角VRヘッドセット「StarVR One」開発者向け国内販売開始、12月

超広視野角VRヘッドセット「StarVR One」開発者向け国内販売開始、12月

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StarVR One開発者版の購入には所定の手続きが必要となっており、「StarVR One開発者プログラム」への申請を行うことが前提となっています。2018年12月現在、この開発者プログラムは一時停止されており、今後の動向については不明です。

StarVR One開発者プログラムが一時停止へ

StarVR One開発者プログラムが一時停止へ

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StarVR Oneの導入事例など

StarVR Oneを使用したデモは既にいくつか行われています。その事例をいくつかご紹介します。

Porsche Cayenne Turbo configurator

2017年よりStarVRと共同で自動車産業向けVRソリューションを制作しているZeroLight社のデモがこちら。自動車の外装・内装・タイヤなどをカスタマイズして眺めることができます。

https://www.youtube.com/watch?v=mAq8dK_4zy0

アイトラッキングアナリティクスにより、体験者が車体のどの箇所をよく見つめていたか、という情報をヒートマップで表示させることができ、これらのデータはビジネスに利用することができます。

Light & Shadows – Airbus helicopter H160

Airbus Helicopters社のヘリコプター「H160」の体験です。実際に体験したMogura VRの記者はヘリコプターのモデルがフォトリアルで、「現実のものと見紛うほどリアル」だったと述べていました。

日本での事例も

2018年8月、長崎県・ハウステンボスでのイベントにて、株式会社Lumbus(ランバス)が製造・販売するVRライドマシン「Lumbus」を用いた展示が行われています。同コンテンツは2018年9月に行われた東京ゲームショウ2018にも出展され、話題となりました。

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