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業界動向 2019.10.23

VRからARへ転換? サムスン、新ARヘッドセットを特許出願

韓国のサムスン電子が新たなARヘッドセットを特許出願中であることが明らかとなりました。米メディアThe Vergeが報じています。


(画像:KIPRIS / Samsung)

VRからARヘッドセットへ方向転換

2019年2月1日に登録された出願内容によると、新しいヘッドセットはレンズごとに1つずつ、計2つのスクリーンが搭載されています。フレームの右側からはケーブルが出ているものの、これがPCやスマートフォン等に有線接続を行うためのものか、単なる充電用ケーブルなのかは不明です。


(画像:KIPRIS / Samsung)

これまで長年「Gear VR」に注力してきたサムスンですが、スマートフォンを使うVRデバイスへの関心は業界全体で低下しており、サムスン自身も2017年以降新たなVRデバイスを発売していません。同社の最新フラッグシップ機「Note 10」もすでにGear VR未対応です。

実際に製品化されるか現時点では不明

サムスン以外にもARヘッドセットを開発しているメーカーは複数あります。アップル製品のアナリストとして知られるMing-Chi Kuo氏は、2020年初めにもアップルがARヘッドセットを発売すると予測しており、iOS 13のドキュメントには未発表のハードウェアに関する仕様が含まれていることも明らかになっています。

サムスンでも複数のAR/VR製品を開発中であることが特許出願から見て取れますが、実際に製品化されるかどうかについては注意深く見守る必要があります。

(参考)The Verge


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