全身モーション・キャプチャデバイスを開発するNoitom社は、新型『Perception Neuron 2.0(パーセプション・ニューロン2.0)』を発表しました。同社はモーションキャプチャに関する様々な製品を開発しており、この新型がその製品群の中心を担うことになります。
モーションキャプチャのエコシステムを構築
同社はこれまでに全身モーション・キャプチャーデバイス『Perception Neuron』や、5本の指の動きをほぼ完全にトラッキングするVR用グローブ『Noitom Hi5』などを開発してきました。同社はこのような製品群を『Neuron Mocap*エコシステム』として、発展させていく意向を示しており、新型の『Perception Neuron 2.0』はその中核を担っていく製品であるとしています。
*mocap:モーションキャプチャー(Motion Capture)の略
モーションキャプチャーデバイスの中心に
新モデルでは、電気通信において、信号波形の揺らぎが原因で映像等に乱れが生じる現象である「ジッター」が発生する確率を大幅に減少させ、より正確な情報を保存できるようになりました。
肩と腰を繋いでいたベルトが2.0では姿を消しており、ユーザーは上半身と下半身のモーションキャプチャーを別々に着用できるようになります。より快適で、動きの自由度が増すことに加え、上半身のデータが不要な場合では下半身だけ着用して測定するなど、利用方法に大きな自由が生まれた、としています。
また『Perception Neuron2.0』は『Neuron Mocapエコシステム』から今後登場するすべてのアクセサリを簡単に追加できる基盤としての位置付けがされており、定期的なアップデートや、『Noitom Hi5』に続く新たなデバイスが登場するすることが大きく期待されます。
『Perception Neuron 2.0』は、旧モデルと同様の値段である1,499ドル(約16万円)で販売されています。
(公式ページ)
https://neuronmocap.com/
(参考)
Noitom Announces Launch of Perception Neuron 2.0 and Introduces New Neuron Mocap Ecosystem http://www.prweb.com/releases/2018/02/prweb15157036.htm
なお、Ikinema社による最新モーションキャプチャー「Orion」も発売中です。年間ライセンス約6万円の低価格で、全身の動きをリアルタイムで簡単に3Dモデル化することが可能です。詳しくはOrion モーションキャプチャー 国内販売ページをご覧ください。