アメリカのピザチェーン店パパ・ジョンズ・ピザ(Papa John’s Pizza)は、スナップチャットを利用したARキャンペーンの成果を報告しています。「キャンペーンを体験したユーザーの25%が実際にピザを購入、ブランド認知率も6%アップした」とのこと。
他メディアより圧倒的に高いコンバージョン率を達成
パパ・ジョンズはバレンタインデーの時期に合わせて、SnapchatのARレンズ(フィルター)を使ったキャンペーンを2019年に実施しました(※2020年にも実施)。このARレンズでは、ハートをモチーフにしたARアニメーションが利用できます。
同キャンペーンではSnapchatから直接ピザを注文できるようになっており、キャンペーンを体験したユーザーのうち、25%が実際にピザを購入しました。また、ARレンズ利用者のユニークユーザー率は60%で、この結果からキャンペーンによるブランド認知率は6%向上したと見なされました。
特に25%ものコンバージョン率(実際に商品購入まで至った割合)は、他のデジタルメディアに比べてはるかに高い数値です。
(画像:パパ・ジョンズの2020年のバレンタインキャンペーン。公式Twitterより)
SnapchatのARレンズがARキャンペーンの有力メディアに
Snapchatは利用者も多く、ARレンズを使って写真を撮ることも一般化してきたため、広告主にとってはARキャンペーンを行うメディアとして最上位にあります。
Snapchat自身の報告によると、スポンサー付きARレンズの平均体験時間は10~15秒。広告認知度、ブランド認知度、実際にユーザーが行動を起こす率はそれぞれ19%、6%、3.4%上昇し、エンゲージメント後の製品販売では平均9%の伸びを達成しているとのことです。
(参考)AR Insider