フェイスブックでVR製品部門のトップを務めるネイト・ミッチェル氏は、Oculus QuestおよびRift S向けの新型コントローラーに「不適切な隠しメッセージ」が存在することを、自身のTwitterにて明らかにしました。コントローラーを分解すると内部に“Big Brother is Watching(ビッグ・ブラザーは見ている)、“This Space For Rent(これはレンタルスペースです)”といったメッセージが入っているとのことです。
数万台の開発機に不適切なメッセージ
ミッチェル氏のツイートによれば、この「不適切な隠しメッセージ」は数万台におよぶ開発者向けデバイスに含まれているとのこと。メッセージには他にも、“The Masons Were Here(フリーメイソンはここにいた)”、“Hi iFixit!(iFixit、こんにちは!(※))”といったものが確認されています。
(※iFixit:デバイスの分解・修理方法などを紹介するWebサイト。Oculus Touchの分解レポートも公開している。)
同氏はイースターエッグ(ユーモアある隠し要素)には理解を示しつつも、今回の件について「不適切であり、削除すべきでした。(しかし)ハードウェアの完成度と機能は損なわれておらず、既に工程改善により再発は防止されています」とツイートしています。
新型Oculus TouchコントローラーはOculus QuestとOculus Rift S向けに開発・製造されているため、いずれかを購入したユーザーがコントローラーを分解した際、これらのメッセージを見つけられるかもしれません。
(ミッチェル氏が掲載した画像。ケーブルと思われるものにメッセージが記載されていることが分かる)
このツイートを受け、SNS等ではメッセージの真意を巡る憶測も飛び交っています。少なくとも、昨今のフェイスブックをめぐる数々の騒動を鑑みるに、同社にとって“Big Brother is Watching”は嬉しくない隠しメッセージであることは間違いなさそうです。
Oculusの新型VRヘッドセットとは
2019年春発売のOculus Quest、Oculus Rift Sについては、こちらの記事でも詳しく紹介しています。
(参考)Road to VR
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