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メタバース最新動向 2022.03.17

世界中からメタバース関連の話題をお届け メタバース通信 vol.31

AR/VR業界のみならず、さまざまな業界を巻き込んで話題の「メタバース(metaverse)」。「メタバース通信」では、メタバースに関する世界中の最新情報をキャッチアップ。人々の新たなコミュニケーションや経済の場になるであろうメタバースを形作る、さまざまな情報をコンパクトにまとめてお伝えします。

目次(vol.31)

1. 元ディズニーCEO、3Dアバター企業Geniesの取締役に
2. 米国任天堂の元COO、Metaのメタバース観を批判
3. ザハ・ハディド建築設計事務所、メタバース都市を設計

元ディズニーCEO、3Dアバター企業Geniesの取締役に


(画像元:ボブ・アイガー氏のTwitter)

元ディズニー会長兼CEOのボブ・アイガー(Bob Iger)氏が、3Dアバター技術のスタートアップ・Geniesに取締役として参加することが明らかになりました。アイガー氏は今回の発表に合わせ、Geniesで作られた自身の3Dアバターも公開しています。

Geniesは自社の3Dアバター技術を活用し、ジャスティン・ビーバーやリアーナ、ショーン・メンデスなど、セレブを3Dアバター化した実績があります。日本でもEXILEの白濱亜嵐がGenies公式アバターになっています。

(参考)Markets Insider

米国任天堂の元COO、Metaのメタバース観を批判

米国任天堂でCOOを務めていたReginald Fils-Aime(レジナルド・フィサメィ)氏は2022年3月12日、SXSW 2022のイベント内で開催されたブルームバーグのインタビューに答え、「Meta社のメタバースのビジョンはうまくいかないだろう」と語りました。

(レジナルド・フィサメィ氏(右)。インタビューを担当したEmily Chang氏(左)のTwitterより)

フィサメィ氏はMeta社を「(OculusやInstagramのような)本当に面白いものを買収した」か「他人のアイデアをすぐさま後追いしている」だけだと批判。メタバースを推進するのはEpic Gamesのような「本当に説得力のある」ことをしている小規模で革新的な企業だろう、との考えを示しました。

(参考)Business Insider

ザハ・ハディド建築設計事務所、メタバース都市を設計


(画像元:Liberland Metaverse公式サイト)

新国立競技場のデザインコンペで知られる故ザハ・ハディド氏が設立した英国の建築設計事務所Zaha Hadid Architectsが、「Liberland Metaverse」と名付けられたメタバース(サイバー都市)を設計しました。

Liberland Metaverseは、ヨーロッパに実在するミクロ国家「リベルランド自由共和国」をモチーフにしたメタバース。Liberland Metaverseではアバターで建築物を訪問したり、暗号資産で土地を購入して経済活動を行ったりできるとのことです。

(参考)Dezeen


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